今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●脳の構造と進化 6
後頭葉は視覚、頭頂葉は運動や体性感覚、
側頭葉は高次の視覚や言語や記憶、前頭葉は意欲や興味の維持、
高次の判断、脳のほかの部分に対する抑制を主としたコントロールなどを受け持っています。
また、それぞれに連合野と呼ばれる、一番あとからつけ加わった部分があり、
より高次の処理を行います。
特に前頭葉の連合野である前頭前野
(前頭葉連合野、前頭連合野、前頭前連合野とも言います)は、
自我とか意識の座ともいわれ、ヒトでもっとも大きく発達しています。
この前頭前野へ、大脳新皮質のほかの連合野から、
情報が集められる神経線維が見つかっています。
また、前頭前野からほかの連合野をコントロールする神経線維も見つかっています。
つまり、大脳新皮質全体のなかでも、前頭前野が、
もっとも高次の処理をしているというわけです。
(つづく)
*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/
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