今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●脳の構造と進化 5
鳥類や下等哺乳類では、これより上位の脳がほとんど発達していないため、
情動によって、ほとんどの行動が引き起こされます。
情動の働きのおかげで、決まりきった行動から解放されたとはいっても、
まわりの状況の変化に対応した行動が、多少可能になったという程度のものでしかありません。
最後につけ加わった大脳新皮質には、
状況に応じて適切な行動をするための高度な学習能力があります。
この高度な学習能力があるからこそ、高等哺乳類特有の高度な状況判断と、
より合理的な行動が生まれてくるのです。
大脳新皮質はその解剖学的な位置によって、
後頭葉、側頭葉、頭頂葉、前頭葉の四つに大別されます。
(つづく)
*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/
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