今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●脳の構造と進化 2
この脳の巨大化を下等動物から高等動物への進化の過程、
つまり系統発生として考えると、古い脳に新しい機能を持った脳が、
次々とつけ加わっていったと見ることができます。
一番原始的な脳は、爬虫類にもある脳で、脳幹と大脳基底核です。
次は、鳥類や下等哺乳類になって発達してきた大脳辺縁系です。
そして最後に、高等哺乳類になって発達した大脳新皮質です。
このように、次々と新しい脳がつけ加わっていったのは、
以前からある脳の機能を、より高度化するためだと考えられています。
したがって、あとからつけ加わった上位の脳は、以前からあった下位の脳を、
よりきめ細かにコントロールする機能を受け持っていると推測することができます。
(つづく)
*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/
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