今日は、土曜日です。
「号外」のコーナーです。



東京、渋谷、ひさびさ。
でもあいにくの雨。でも、うきうき。

コステロのライブは、今回で4度目。
1984年だったかな、今は無き「東横劇場」で観た。
あとは池袋の「芸術劇場」と「国際フォーラム」だったと思う。
また過去のパンフレットで確認しよう。

会場には、20分前に到着。
席について待つこと10分したら、
なんと7列前にピーター・バラカンご夫妻ではないか!

すると間もなく、布袋寅泰さんがマネージャーらしき人と登場。
なんとピーターさんの隣に座って、挨拶してました。

そうこうするうちに、コステロが登場!
今回はほんとに一人っきり。バンドメンバーがいない。
一人っきりのライブを観るのは、初めて。

コステロ、痩せたなぁ。
一時期、かなりメタボになってたのに、努力してるんだ。
そのストイックさが、最近の作品にいい傾向を与えてる。

コステロは、1977年、イギリスのニュー・ウェーブの範疇でデビューした。
しかしその後、カントリーや、R&B、JAZZ、舞台音楽など、
変幻自由に、その才能を開花させてきた。

その才能を今回のライブではっきりと認識させられた。
彼は、いかなるジャンルをやろうと、オンリーワンなのだ。
陳腐な言い方しかできないが。

いかにいろんなジャンルの音楽をやろうと、
素材がいいがゆえ、味が変わらないのだ。

とてもいい素材の牛肉、豚肉、魚肉は、
いかに中華料理や、イタリアンや、和風に料理されようと、
そのベースとなるコアな味は変わることなく、
いっそう引き立てられるのだ。

そう、コステロは様々な音楽ジャンルによって、
彼自身の素材の良さを引き立ててきていたのだ。
それが彼のアイデンティティーの確立にもなっていたのだ。
こうして裸のコステロを観ると、つくづく痛感した。

アンコールの最後から3曲目が「オリバーズ・アーミー」だった。
1979年、この曲が全英チャート1位になったとき、
ラジオから流れる、そのステキなメロディーに魅せられ、
その日以来、いままで彼の虜なのだ。

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