今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。
*2010.02.21「走川通信 321号」からの続きです。
●通貨安戦争で為替はどうなるのか?
ドル安、円高の基調がどうなるのか?
経済の基礎的条件ではなく、一種のローテーション的なマスコミ操
作で起こっているのが為替変動だ。ヘッジファンドなどが、その時
の旬の話題を必要以上にクローズアップし、為替相場を左右させて
いる。
通貨の供給という視点では、ドル、ユーロが絶対的ではある。また
相場が動くほうがヘッジファンドは儲けの種になる。為替に関して
は2012年までは往来相場があるだろう。最終的にはインフレで
各国が収拾のつかない状態になる。
混乱期においてはドルが輝くかもしれない。資本主義が崩壊する究
極の世界では、資源と軍事力を持つ米国の底力がものを言う。その
場合、資源を持たない円は、一気に崩れ去る運命だろう。
●G20で真っ向から対立した各国の利害
G20では先進国代表の米国と新興国代表の中国が、まったく違うスタ
ンスなので物事がまとまらない。議題は為替問題だった。日本は9
月に2兆円規模の為替介入をし、議長国の韓国も自らが為替介入を
繰り返している。中国のように絶え間なく為替介入をしている国も
ある。
巧妙なのは米国だ。景気対策と銘打って自国の国債を自国の中央銀
行が膨大に購入。ドルの供給量を増やし、ドル安に持っていくのだ。
財政はもう限界、財政出動では内需拡大はできない。輸出に頼るし
かないのだ。
*この続きは、2010.02.28「走川通信 322号」に続きます・・・
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