今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。



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著者の中嶋さんは松本出身ということを読んで、
妙に親近感を感じてしまったのですが、
当然わたしとは出来の差は雲泥です。

現在、秋田にある「国際教養大学」の創設から関わり、
理事長であり学長を務めています。

この本では中嶋さん自身の子どものころの体験、
そしてスズキメソードで受けてきたすばらしい教育方針から、
ご自身が「教育で子どもの未来、日本の未来は変えられる」という、
信念を持って教育改革に邁進しています。

そしてこの本の中では「親の考え方」として、
学校教育に任せるのではなく、幼児教育、
情操（感性）教育の大切さを説いていきます。

「環境の作り方」としては国際教養大学での「景観」重視の考え、
また大学「環境」として、２４時間解放しているので誰でも入れること。
それは図書館も２４時間使用可能なこと。
また大学として１年間の留学を義務づけていること。

「習慣の作り方」としては。リベラル・アーツ（教養）の、
大切さを再考しています。

「学力の伸ばし方」として大学で進めている、
能力別、少人数制、またカリキュラムは「できる人」に合わせること。
それは決して平等主義をとっていないことを教えてくれます。

最後の章の「大学の選び方」では、
大学自身がどう改革を進めているかを重視して、
大学の選定することを説いています。
そして国際教養大学自体、就職率はほぼ１００％なのです。

やはり世界に通用する人材を育成するには、
わたしたち自身がどう自分を変革させていくか、
そのスタンスにかかっていることがわかりますし、
また多くの教育関係者の方は、この中嶋さんの改革を、
お手本にしてほしいと思ってしまうのでした。


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