今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。

*2010.01.31「走川通信」からの続きです。


●ユーロ圏の沈没を予感させるアイルランド危機

財政赤字の極端な増加というアイルランド危機が再燃した。GDP
に対する財政赤字比率がギリシャ危機でさえ13%なのに、アイル
ランドは29%にも及ぶのだ。すべて銀行の債務問題である。

●「ケルトの虎の奇跡」が膨らませた不動産バブル

1995年から2000年にかけて10%を超える急成長があった。
その要因は、1つは法人税の際立った低さにあった。米国企業にと
ってはアイルランドはユーロ圏にアクセスするため絶好の拠点。

1999年のユーロ導入によって、高成長を期待した資金が山のよ
うに流入。その結果、膨大な資金は金融、不動産へ流れバブルが起
こった。また住宅の売買には不動産税が課税されないし、キャピタ
ルゲイン税もない。住宅ローンの利払いは所得税から控除されると
いう特別税制優遇もあった、

●ユーロの構造問題こそが危機の元凶

アイルランドの場合は、短期間に極端な資金流入がなされたことが
一番の問題であった。ユーロ圏ではECBが統一した金融政策を行
うので、高成長の国にとっては低すぎる金利となり、低成長の国に
とっては高すぎる金利となる。

アイルランドは、高成長なのに金利が低すぎた。そして身の丈以上
の経済、投資活動をおこなった。問題はその「ツケ」が大きすぎる
ことだ。アイルランドの銀行融資の半分は不動産がらみ。銀行だけ
で国家経済の4倍の大きさになっていた。

*この続きは、2010.02.07「走川通信 319号」に続きます・・・

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