今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。
*2010.01.24「走川通信」からの続きです。
●新興国と先進国で二極化する世界の景気
日米欧とも「需給ギャップ」に苦しめられているが、中国や東南ア
ジアは好景気で発展している。今、世界は低迷と発展に二極化して
きているのだ。
オーストラリアは資源高から今後の発展が見込める。インド、韓国、
台湾、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピ
ン、南米、ブラジル、ペルー、チリ、アルゼンチンなども発展して
きている。
IMFによるとBRICSが世界経済に占める比率は1995年に
6%だったが2010年は16%,2015年には22%になり米
国と並ぶと予測される。
●新興国のバブルは先進国が自ら膨らませたもの
新興国の成長を加速させる要因は何か?
発展途上なので需要があることとファイナンス(資金調達)が容易
なこと。世界はタダ同然の円資金を調達して、世界中に投資してい
った。日本の低金利から来る円資金が国際化したのだ。当時の日本
はあらゆる国にバブルを輸出していたことになる。
今では先進国の金融緩和政策により、資金の供給元が日本に加えて、
米国、欧州と揃ってきた。低金利で溢れ出た資金は、高金利や高収
益を求めて自然に発展地域に流れていく。
その結果、新バブルがBRICS,ASEAN、南米の一角で起き
つつあるのだ。新興国のバブルは、限りない金融緩和に追い込まれ
ている先進国が自ら作ったもの。このままでは需要過多・供給不足
による真性インフレが発生する。
*この続きは、2010.01.31「走川通信 318号」に続きます・・・
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