今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。



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経済予測の本ということになると、当たるのか当たらないのか、
そしてどう資産を運用したらいいのか、という視点で語ると、
犯人がわかった上で読む、ミステリー小説のようになってしまうので、
筆者が2011年をどう見るのかという視点をピックアップしました。

日本のこの「失われた20年」はデフレ一色で、
景気後退局面がずっと続いてきました。
しかし2011年からはインフレの兆候が出てくる。
と聞くと景気がよくなるかと思いがちですが、そうではない。
必要品高騰というインフレになるのです。

その構図は、こうです。
現在日本は円高を止めるため、ドル買いに介入、
金融緩和のため、ゼロ金利を実施し、
日銀は円紙幣を刷りまくり、日本国債を購入しています。

そうしてできた、だぶついた資金は、
より投資効果の高い、BRICSなどに流れ込みます。
そこでBRICSや、日本以外の東南アジアの新興国は発展しています。
BRICSの市場だって30億人という規模なのです。
そのため非鉄金属、穀物、石油など必需品の高騰が起きようとしています。

また株離れが続き、行き場のない投資マネーは、
債権に向かい、そろそろ債権バブルの様相を露わしてきています。

外資はそこを予測し、現在でも一応は世界で2番目の金持ち国日本を狙い、
日本国債の空売りを仕掛けています。

ゼロサムゲームでは、だれかが儲けると、誰かがその損を背負う世界。
日本国債を保有するのは、ほとんど日本国内の投資家。
損を背負うのは日本のみということになる。
そうなると日本はデフォルト以外に道はなくなる。

そしてそんなことをFRB(米連邦準備制度理事会)と
ECB(欧州中央銀行)は見越しており、欧米投資銀行をサポートし、
その実働部隊のヘッジファンドがすでに水面下で動いている。

はたして日本の運命やいかに・・・

ということなのです。


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