今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。
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憲法9条と自衛隊の両立は、矛盾している。
その矛盾になぜ真剣にこの国の民は向き合わないのか。
そしてその核心にだれも触れようとしないのか。
第二次世界大戦の敗北国としてアメリカに統治された時期があった。
しかし戦後65年を迎えるこの時期にまでおよんで、
なぜアメリカの属国というスタンスをとるのか。
属国というより経済の様々な面でまで、尽くしてしまうのか。
そして八百万の神が存在し、他国のようの強力な一神教がないのか。
さかのぼって第一次世界大戦の戦勝国となったのもかかわらず、
あらたな世界平和の秩序を構築することなく、
大東亜共和圏を理想にかかげ、帝国主義に走ってしまうのか。
読んでみて、その日本人のメンタリティが、
その「もやもや」としたものに、一筋の光が見えたような気分になりました。
日本人は深層の中に文化的劣等感を内在させており、
外来思想を変容させながら、つまり外を向いて「きょろきょろ」しながら、
自国の文化、思想体系を形成してきたのです。
それは、常に他国との比較でしか自国を語れない状況であったのです。
そのくせ現実主義で、様子見をし、有利な方につく。
「何が正しいのか」ではなく、「正しい判断を下すはずの人」を探し当てるという、
日本人独特の生存術だったのではなかろうということです。
そのメンタリティを「辺境人」と内田先生は定義しました。
「外部のどこかに『絶対的価値体』があり、
どうすれば近づくか、遠のくのか、
その距離の意識に基づいて思考と行動が決定されている」
このファンダメンタルを読んだとき、いろんな疑問が、
わたしのなかではすんなりと解け始め、
「辺境人」って、それはそれでいいんじゃない。
と気分が楽になったのでした。
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