今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。




「レディ・ファースト」という言葉を初めて知ったとき、
アメリカという国は、なんて女性にやさしい国なんだと思った。

男女差別など、日本のようにない国とも思っていた。
日本では男女参画運動からやっと10年を経た程度である。
しかしこの映画でその視点は変わってしまった。

鉱山というずっと男性社会の独断場の職場は、
状況的には、日本とそれほど変わらないのだ。
そして北部という地域がらも、日本の田舎と変わらず、
キリスト教倫理にのっとった個人主義が徹底していると思いきや、
大人のいじめのレベル、村八分のレベルも、
日本と変わらないのだ。

やはりリベラルな姿は、一部都心部の幻想であり、
他国に見せるためのプロパガンダでしかないのかもしれない。

そんな物語の主役には、この作品の前年度アカデミー賞主演女優賞受賞
「モンスター」主演、シャーリーズ・セロンが演じる。
激太りした役作りは、世界中で話題にもなった。

しかしそのシャーリーズは、現実の世界では15歳の時、
DVの父を母親が正当防衛で射殺するという経験をする。
その過去の現実のトラウマが、
この演技にも凄みを与えてるのではないだろうか。

その主演をとりまく友人、母親役にもアカデミー賞受賞女優が囲み、
監督も女性監督で、前年度アカデミーノミネートされている。
そんなメンバーが織りなす映画なのである。

また、実話でありアメリカの恥部をさらすことになるので、
地元の理解を得るために1週間に及ぶ説明会もあったという。

ただこういう実話を、きちんと描ききるところに、
実は、本当のアメリカの良さが出ているのかもしれない。

20~30代の女性は是非、この映画のメッセージを受け取ってほしいが、
男性こそ、観る必要性があるのではなかろうか。



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