今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。
この作品は、まず今から40年前の作品であるという、
時代考証をしておかなければならないだろう。
日本では、学生運動が収まって高度経済成長に向けて、
公害問題などがクローズアップされた時代。
そんな時代に、この映画では、孤独に生きる私立探偵、
裏世界のコールガール、その彼女のカウンセラーなどが出てきて、
それぞれの人物にのなかにある、こころの闇、
あるいは隠すべき欲望などを、赤裸々に描いた作品だ。
そしてこの作品を今、改めて観て思い浮かんだのが、
1997年の「東電OL殺人事件」である。
それは、都会に暮らす単身女性の孤独、不安、依存症というものが、
この時代に、この映画に描かれているのだ。
まさに体当たりともいうべき演技で、ジェーン・フォンダが演じる。
ラストシーンで見せるジェーン・フォンダの、
変態性癖者との情事を、録音テープで聴かされ、
涙や鼻水を流しながら嗚咽するシーンには、
胸を打たれてしまう。
71年度アカデミー賞主演女優賞をはじめ、
ゴールデン・グローブ賞など多数受賞したもの、
納得できる作品なのだ。
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