映画批評♯9・「コラテラル・ダメージ」
今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。
シュワルツェネッガーの30作品目となる本作は、
奇しくも9.11のあの忌まわしいテロ事件によって、
公開が延期されていた作品でもある。
「コラテラル・ダメージ」(目的のための犠牲)というタイトル自体、
そしてプロット設定である、テロリストとの対決、
またそれに挑むヒーローが消防士という、
テロ前に撮影は終わったにもかかわらず、
ある意味、類似性があるのが不思議である。
少々乱暴な言い方であるが、思い起こせばアメリカ映画というのは、
ラヴロマンスや実話モノを除くと、
仮想敵を置き、それに挑む強いアメリカを描き続けてきてるいると、
個人的にはイメージをしている。
最近は、その仮想敵がもっぱらテロリストである作品が多い。
しかし9.11では、映画ではなく、現実のテレビのニュース映像が、
ハリウッド映画を超えた、生々しい映像となってしまった。
ここでアメリカの国民感情は、悲しみから仮想敵ではなく、
現実の敵であるテロリストの撲滅へ、向かわせることになる。
そしてそこで伴うのは、アメリカにとっても、敵にとっても、
罪のない市民が巻き込まれてしまうのである。
いわゆる「コラテラル・ダメージ」を伴うのである。
そういう逆説的なメッセージも、この作品にはメッセージとして、
盛り込まれているのでは、と感じずにはいられなかった。
現実問題として、軍事訓練も受けていない消防士が、
あれだけの困難から自分の命を救えることもないだろうし、
アメリカ政府も「コラテラル・ダメージ」として、
処理するもの不可能なことであろうが。
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走川昌明
日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。
1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。
1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。
現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。
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