今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。
DCコミックのヒーロー、ヒロインは、
必ず暗い過去やトラウマを持っている。
それは石ノ森章太郎のヒーローにも同じような傾向がある。
英雄は、やはり逆境を乗り越えてこそ英雄足りうる。
生まれながらの天才肌は、英雄にはなかなかなりにくのでは。
そんな英雄たちは、自分の暗い過去というコンプレックスゆえ、
勧善懲悪で人として比のうちどころがない。
あえて非の打ちどころがあるとすれば、
英雄に変身する前の、普通の人としての苦悩であろう。
というヒーロー像が多いのなか、このキャットウーマンは異質である。
もともとバットマンのわき役で出てきたのであるが、
こうして独立した作品になっても、充分に存在感がある。
その存在感を作り上げたのは、ハル・べリーや監督、スタッフであろう。
しかしそれだけでなく、原作者の着眼点にもあるのではないだろうか。
それがキャラとして表れているのが、正義だけのために戦うのではなく、
自分の欲望に忠実な、キャラを持っていることだ。
困った人や、被害者を助けることにすべてを注ぐのではなく、
「時には自分の欲望を優先する」というところに、
キャットウーマンのおもしろさはある。
それは猫的であるだけでなく、正直に生きる女性の姿でもあるように感じる。
その両者の持つ独特の特質をひとつのヒロインとして表現する、
そこがこの作品に、深みを与えているところかもしれない。
現代女性のいいところを反映させた作品である。
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