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テロリスト化するクレーマーたち by 毛利元貞 | Home | ◆サイストリー(その20)

今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。




「武士道」というのは、ここまで西欧の人に美しく写っているのだろうか。

われわれが西欧の「騎士道」に対する美化と同じような、
精神性の美学を持っているのかもしれない。
いや比較検討は不可能なことであるが、
日本の武士道は世界的にみても、かなり精神性の高い、
文化に属するのではないだろうか。

それは、わたしたち日本人が今観ても、そう感じる。
武士道とは文字で表せば、
「義・礼・勇・名誉・仁・誠・忠」という。
現代日本人が一番忘れてしまった精神かもしれない。

その「武士道」に魅せられた監督、俳優が集まった映画。
それは「歴史映画」ではなく、人間の精神成長を描いた作品だった。

トム・クルーズ扮するオールグレン大尉は、
南北戦争の英雄であったが、その戦争後、
アメリカ社会は、「勇気」は「実用主義」に、
「犠牲」は「利己主義」に変わり、
かれはいわゆる「騎士道」の精神の拠り所を失っていた。

そんな彼に、近代化をめざす日本の邪魔者であり、
「武士道」に固執する反乱士族、
渡辺兼扮する、勝元盛次を討伐する命令が下される。

本来敵味方であったこの二人は、
失われた「騎士道」精神と、失われつつある「武士道」の精神で、
本人たちも理解不能な、精神的な共通項を持っていく。

やがて二人は「ラスト・サムライ」となる、
とてもジレンマに満ちた、深い映画である。

日本人が観ても、西欧人が観ても、
近代化、そして消費社会化のなかで失われた、
とても大事なコアな精神を見出す映画ではないだろうか。


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走川昌明

日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。

1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。

1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。

現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。

ご覧になったかた、これもなにかのご縁です。
よろしくお願いいたします。

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