今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
●共通の理解と実証主義的共同作業 2
一方、認知療法では、まず患者の心のなかにある「スキーマ」やそ
こから出てくる「認知のゆがみ」について、相互に共通の理解を確
認し合うということから始めます。
そして、患者の持つ「認知のゆがみ」がどんなものなのか、どうい
うふうに変えていけば、うつ状態にならなくて済むのか、というよ
うに解決策を見つけ、実践するようにします。
さらに、その実践によって「認知のゆがみ」が正常化し、「自動思
考」が変化することを「実証」していきます。
この実践と実証は、「行動療法」の基本である「学習理論」を取り
入れたものです。
「行動療法」の技法を取り入れていることから、「認知行動療法」
という呼び方もありますが、現在では、「認知療法」も「認知行動
療法」も、実質的には同じものだと考えていいでしょう。
(つづく)
*参考文献
「うつ病との闘い方」
http://yukitachi.cool.ne.jp/utsu/u62ninchi.html
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