今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。
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ホリエモン節復活という感じの本でしょうか。
世の人の思っているようなお金の執着や、物欲がないというのは、
読み進めるうちに理解は、できます。また、彼の持論である、お金
はそれ自体は価値があるものでなく、「信用」を測る象徴がお金で
ある。またその「信用」は、その人の「自信」の度合いによるとい
うことは理解はできます。
そのほかに彼の持論が続きます。東大生というブランドを活かすべ
き。しかし、東大生なのに、単なるサラリーマンになるのは、ブラ
ンドをムダにしている。
世の人は借金は悪で、しないほうがいいといいながら、住宅ローン
になると、35年ローンを平気で組む。これほどバカな借金はない。
「謙虚」を美徳とする社会自体、旧態依然とした社会であるなどなど、
現在の世の中の価値観に対する、パラダイム転換を提示しているよ
うに見えます。
しかし、現実には彼はビジネスで巨万の富を得たかもしれないが、
ライブドアの一連の事件、刑務所に入るまでの出来事など、本当に
クレバーという意味での賢者であるなら、そんなこと避けることが
できなかったのか?
たぶん追い求めるものが、「成功」「スピード」「世間の注目」な
どであろう。それをかきたてる根源が、本人が書いているように「死」
への恐怖からのがれること、また両親に対する反発である。しかし
その起因については書かれていないのだ。
彼の言う「心の打ち出の小槌」は、世の中の幸せを出すのではなく、
彼の自己顕示欲に応えるものしか、出さないのではないかと思った。
いずれにせよ、本人は「今」をいかに楽しく生きることが大切がと
説くのであるが、それは角度を変えれば、「刹那的」とも言えるわ
けで、なかなか苦しい人生の生き方をしているのだなと、ホリエモ
ンの世の中に対する言い訳を、いっぱい感じた本でした。
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