今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。
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約1年前に、「雨がふってもよろこぼう!」という嶋津さんの著書
を紹介しました。
http://www.matsuaz.biz/hashirikawa/2008/03/12/1205283367789.html
その本は、考え方、気づきの本で、とてもいい本で、1年たった今
でも、ポイントを思い出せるので、いかに内容が洗練されたもので
あったか、ということでしょう。
その嶋津さんが、今度はなんと「経営の王道」の本を出しました。
タイトルは、ちょっと出版側の恣意的なものを感じて、好きではな
いのですが、内容は、とてもオーソドックスで、ブレることなく安
定した内容で、何度も読みたくなる本なのです。
サブタイトルにある、10年後も生き残る企業の「人と組織」の育て
方、というのが、本書の内容を、的確に言い当てていると思います。
なぜ10年後か?
それは起業を志し、実際に起業できる人は6%。そのうち、1年で
会社を倒産させる人が30%。残った70%のうちで、10年後に
は70%が倒産してしまうのです。
ということは、100人起業したい人がいれば、まず6人起業でき、
1年以内は、その70%だから4人残り、10年後には、その30
%しか残らないので、1人ということになります。ということは1
0年以上続けられる人は、100人中1人なのです。
これは、奇跡ですね。
ではそれを実現するには、どうすればいいのか?
そこで、「人と組織」にクローズアップしたのです。
その理由を嶋津さんは、大きく3つの理由をあげています。
1.理念を共有できる人を集めることが重要だから。
企業経営では、理念が前提で、それによって、集まる人材、採用す
る人材が変わるからです。
2.実際に戦略を実行するのは人であるから。
どんなに立派な戦略、数値目標も、実行しなくては意味がない。そ
れを実行して意味を持たせるのは、人と組織だから。
3.人と組織の強化こそが、儲かる組織への体質転換につながるか
ら。
戦略などを実行するのが人であれば、利益をもたらすのも人。そう
いう人を育てる組織をつくることが重要だから。
人材を育て、理念(会社が目指す理想の姿)を共有できる強い組織
が構築されたとき、きっと創業10年目を迎えられるということな
のです。
とかく目先の利益に、目が向いてしまいがちな時代です。いまこそ、
この10年後という長期スパンの視野が、実は他者との、本当の差
別化になるのではないでしょうか。
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