今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
「レバレッジ」経済を生んだ金融商品を設計した元外資系金融マン
が書いた!世界経済新時代の資産運用
☆2009年も、様々な変化が起こることでしょう。この経済環境
に向き合うことで、このような不安定な時代の中、自分らしく幸せ
に豊かに生きることになると確信しています。現実に向き合うこと
で、メンタル面でも強くなれるのです。
2005年に、ホリエモンがレバレッジを聞かせて、フジテレビの買収
を仕掛けることができたのか、その金融手法が、この本を読むこと
でわかった気がするのです。
プロローグから第六章まであり、第六章では具体的な運用方法が書
かれていますが、著者も書いているとおり、刻一刻と変わる経済状
況を、本の出版というスピードで示すのは、タイムラグが大きすぎ
るように思います。
補足であるように、最新情報は、著者のメルマガやHPなどをおす
すめします。
しかし、それ以外での世界経済のシナリオを解き明かしていく話は、
知っておいて損はないでしょう。特に、アメリカ至上主義で育てら
れた私にとって、現在のアメリカが4割を金融利益に頼って、キャ
ッシュが無く、借金で住宅や自動車を買っている状態には驚きまし
た。カジノ経営で、ギャンブル生活になっているのです。
以下、ポイントをまとめてみました。
◆金融危機は終わらない!しかし…
100年に一度の金融危機は、まだ七合目あたり。なぜならレバレッ
ジをかけて、元金の何倍もの投資を行っており、まだ全部の負債が
出尽くしていない。
アメリカ自身が「カジノ経済」を行っていた。しかし、2009年
中に、3番底が来て、やっと底を打つ。そのキーパーソンは、オバ
マ新大統領、サルコジ仏大統領、グリーンスパン前FRB議長の動き
だ。
◆暴落するのはわかっていた!
―「100年に一度の金融危機」前後のグリーンスパンの動き
グリーンスパンのFRBのもと、アメリカは金融業を基幹産業にし
た。ドルが国際決済通貨で、対米輸出の場合、ドルを外貨準備で持
たせ、それで米国債を買うことになる。
世界にばらまいたドルを、アメリカに還流させるため、金融マーケ
ットの名のもと、「カジノ経済」を作った。「賭場」はアメリカの
株式市場、債権市場、商品先物市場だ。
アメリカが胴元となっていたが、今回3000兆円という大損害を、
大得意先であるお客さま=優良投資家に与えてしまった。もともと
が投機性が高い商品を売るために、「各付け偽装」を行って信用さ
せていた。
グリーンスパンは、この金融カジノの脆弱性を知っていたので、
「危ないから早めに売れ」というサインを、マスコミへの発言とし
て発していたのだ。
結局、大口顧客を守るため、強者を救い、弱者をいかに切り捨てる
かが政策判断になっている。ヘッジファンドの解約売りがまだかさ
んでいるので、大口投資家はまだ下値があるとみている。グリーン
スパンも、まだ踏み込んだ発言をしてない。
☆この続きに関しては、「走川通信」にて、経済時事問題と平行し
て連載していく予定です。
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