今日は、月曜日です。
「走川通信」のコーナーです。
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☆2009年も、様々な変化が起こることでしょう。この経済環境
に向き合うことで、このような不安定な時代の中、自分らしく幸せ
に豊かに生きることになると確信しています。現実に向き合うこと
で、メンタル面でも強くなれるのです。
少し、いつもとメルマガの趣向を変えてみました。
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【走川通信 ε=ε=┏( ・_・)┛211号 】 2009.01.12
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★「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」
今日は「成人の日」です。今日成人の日を迎えた方々の生まれた年
は、20年前になります。その1988年の出来事です。
韓国ソウルでは、夏季オリンピックが開催されました。旧ソ連邦で
は、ゴルバチョフ書記長がペレストロイカ政策を推し進めました。
NHK大河ドラマでは「武田信玄」で、中井貴一主演でした。リク
ルート事件が発覚しましたが、世間は順調に、バブルの階段を駆け
上ります。
そして何よりも、9月に昭和天皇が吐血して倒れました。昭和天皇
は翌年(1989年)1月7日に崩御し、その日が昭和最後の日と
なりました。翌1月8日には元号が「平成」に改元されます。
過ぎてみれば「光陰矢のごとし」です。
みなさんに全ての良きことが、なだれのごとく起きます。
【もくじ】∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
1.「100年に一度の金融危機」です。1
2.「100年に一度の金融危機」です。2
アメリカ経済トピック(1月第1週)
3.アメリカ経済トピック(1月第2週)
★《付録》【インプット=アウトプット 】~その27~
仕事のヒント」神田 昌典
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■1.「100年に一度の金融危機」です。1
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2008年、アメリカの金融危機の問題を抱えたまま、2009年
という年を迎えました。テレビでは、連日「派遣村」の報道がなさ
れたのは、まだまだ記憶の新しいところです。
いまや、この金融危機問題は、ヴァーチャル経済である「カジノ経
済」が実体経済にまで及んでしまって、大変なことになりつつあり
ます。
あえてヴァーチャル経済と書いたのは、レバレッジと呼ばれる信用
取引で、実際の物理的なお金の、何倍ものお金を運用できるように
なったを揶揄してのことです。これは、現実ではなく取り引きその
ものが「架空」と同じなのです。
理論的には、仮に運用資金の5倍が運用でき、株価、住宅価格が3
%上昇すれば、その5倍の15%利益が出るのですが、加熱して上
昇して、それが行き過ぎてしまい、下落すれば、やはり5倍の損失
を出すわけです。
この「カジノ経済」が、カジノに参加した人にだけの責任であれば、
それはそれでよかったのです。しかし、賭博をやった人は、それを
証券化して世界中のいろんな人に売ったものだから、リスクは本人
たちではなく、世界中の購入したいろんな人に及びました。
やがて、その負債を背負わされた人々の国の資産の評価損や、会社
の業績や資産の目減りにまで及び、業務を縮小せざるを得なくなり、
設備投資を抑制したり、あるいは倒産に追い込まれたり。
その状況で景気後退になり、将来の不安から消費縮小となり、企業
の受注減、雇用の喪失となっていきました。
ひと昔前なら、ニューヨーク発金融危機は、ゆったりと世界に浸透
したものですが、それがいまでは、ITのスピードで駆け巡ったの
で、急激な世界恐慌的な環境になってしまったのです。
これはもちろん、いたって簡略化した説明です。実際は、もっと複
雑で、背景がいろいろとあります。そしてなんといっても、「10
0年に一度の金融危機」です。ということは、一生に一度、経験で
きるかできないかの、経済環境になっているのです。
これはじっくり、経済について紐解いたり、思考してみたくなりま
した。ここで、いま目の前で起こっている現実の経済に向き合うこ
とで、新しい時代のファイナンシャル・リテラシーが養われるので
はないでしょうか。
・・・つづく
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