Hassy Times(ハッシー・タイムス)|松本市サンカレッジまつもと

『石田淳講演会』(その8) | Home | こころに残る名言 04

今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。





小川洋子さんが作家として、深い自問の迷路にさまよっているとき
に、「偶然」、「うまいこと」、河合先生の著書とであっています。
そして「物語」の持つ本質的な意味を知るわけです。

それは、自分が作家として物語の創造主ではなく、既にそこにある
物語を書き写し、登場人物をサポートする脇役でしかないことを、
感じとりました。

これは、河合先生が倒れられる直前に、奇跡のように実現した、貴
重な最後の対話です。


■魂の定義。

心は1から2で、体は2から3とする。その間は無限。それを分け
ると大事なものが飛ぶ。それが魂の定義。その魂と魂を触れ合わせ
る人間関係で大事なのは、死ぬものということを共有すること。お
互いの死を共有していれば、お互いに尊重できる。それが、永遠を
感じる至福のとき。


■河合先生との出会いで成長

小川洋子さんが、ちょうど自分が作家としての存在について、果て
しなく深い自問の迷路にさまよっているときに、たまたま「偶然」
に、「うまいこと」、河合先生の著書とであっています。

そのなかで、「物語」の持つ本質的な意味を知るわけです。いたっ
て自然科学の見地に立つ医療現場において、「物語」という論理的
ではない媒体によって、人の深く傷ついた迷走するこころが、現実
の世界と折り合いをつけていく世界。

それは心理療法家という先生の力というより、先生が脇役になって、
患者という主役の内的能力をサポートする。

その姿に小川さんは、自分が作家として物語の創造主ではなく、既
にそこにある物語を紡ぎだし、というより書き写し、その物語に登
場する人物が、それぞれ生を持って現実とかかわってくることをサ
ポートする脇役でしかないことを、感じとりました。

それは、とても大きなパラダイムの転換であり、作家として成長し、
自由になり、またその責任の重さを痛感したのでしょう。


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走川昌明

日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。

1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。

1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。

現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。

ご覧になったかた、これもなにかのご縁です。
よろしくお願いいたします。

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