今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ベストセラーとなった『週末起業』の著者、藤井孝一さんの勉強法
です。単なる「お勉強」ではなく、社会人の勉強法です。勉強した
ことを、独立開業、あるいは会社で活用できるツールにするにはど
うすればいいか。
なぜ、同じ勉強をしても、稼げる人と稼げない人がいるのでしょう
か。その違いは、勉強したことを生かして(=アウトプット)、初め
てそこに人間、情報、そしてお金が集まってくるのです。勉強をし
ても、それを生かして稼げなければ、単なる宝の持ち腐れです。
勉強するならば、「稼ぎを生み出す仕掛け」にまで育てることです。
そして、そのキャッシュポイントはどこにあるのか、という「お金
を稼ぐための勉強」の考え方、発想法、ノウハウを余すところなく
紹介しています。
■好きを仕事に
著者の藤井さんを最初に知ったのは、「週末企業家」の小冊子が出
たころです。ちょっとそれに反響があり、ビジネス雑誌にインタビ
ューが出ていたりしたのですが、まあ、おもしろいところに目をつ
けたな程度で、要チェックまで行っていなかったのは確かです。
そのころはご本人も、まだほんとに会社勤めがあって、週末企業家
だったような気がします。
その後、官庁の「起業家塾」の民間委託事業をなさったり、メルマ
ガ発行、それからアンテレクトとして独立したのではなかったでし
ょうか。アンテレクトでは、著者を呼んでセミナーをやっているわ
けです。
藤井さんは、ある意味、ビジネス書のマニアな方なので、その本を
書いた著者にも、会って話をしてみたくなるでしょう。その夢をそ
のまま自分の仕事にしているわけです。
本を読むのがすきで、そのため書評を書いたり、要約をつくったり、
音声セミナーに変換したり。すべてが自分の趣味や好きを、ビジネ
スに変換してしまったわけです。
「好きを仕事に」を、まさに地でやっているわけなのです。
そういう意味では、うらやましい限りです。
わたしと年代もほとんど同じなので、その時代が持つ空気感にとて
も共感できます。そんな藤井さんの著書を今回始めて読みました。
きっかけは藤井さんのセミナーに参加するので、せめて最新刊くら
いは読んでおかないと、という動機だったのです。
■古典的エッセンスもあり
この本自体は、タイトルからすると、一見ハウツー物に見えます。
実用書と言った分類にもされがちではないでしょうか。しかし、し
っかりと読み込むとわかるのですが、さすがにビジネス書を多量に
読んできている方だけあって、古典書のエッセンスというか、王道
の部分が非常に多きなわけです。
勉強して稼ぐ方法といいながら、実は、ビジネス書としての経営の
観点、また、経営者としてのメンタリティーを押さえているのです。
奥の深い絵を描く画家は、たくさんの本物を絵を見て、知っていま
す。それは音楽家だって、おなじように、本物の音楽を沢山聴いて、
知っています。
藤井さんは、沢山の本を読んで、知って、学習しています。そうい
う根底を持った人が書いているので、一見、さらりとシンプルに読
めるのですが、かめばかむほどの本だと思います。
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