今日は、水曜日です。
「本」当におすすめのコーナーです。
ここのとこ新刊書にばかり目が行ってしまい、
久しく名著と呼ばれているものを、読む機会がありませんでした。
もっともこれだけ情報化社会になってしまうと、
ネット、メルマガだけでも目を通すのに時間をとってしまい、
新刊書でさえ、読む時間を取れなくなっていたりします。
世の人もそれは同じで、だから本が売れなくなっているのではないでしょうか。
そこで今回は思い切って、過去の名著を読んでみました。
尊敬する経営コンサルタントの竹田陽一先生も、これを何度も読み、
座右の書としていることを聞いて、前々から読もうと思ってました。
この本は、何と1964年(昭和39年)の初版以来、
28版を重ねるに至っているという、いまでは考えられない本です。
著者のべトガーさんは、もともと大リーグの選手で、
骨折から引退を決意し、その後、セールスマンに転身するのですが、
もちろんそう物事は簡単にいくことなく、紆余曲折し、
それでも持ち前の根性で乗り越え、学び、
その結果、トップセールスマンとなり財を築き、
なんと40歳にして引退をして、その後は講演活動などしてた人です。
内容は、小手先の営業理論ではく、「聞く技術」という、
いまほんとに見直されている、ハートウォーミングな営業方法で、
最近の営業の本などは、この名著に色づけしてもっともらしく書かれたものが、
いかに多いかということが、読んでみて本当にわかりました。
決して奇をてらったところがなく、人のこころを大切にするという、
オーソドックスで基本に忠実なものです。
しかし本当は、この基本を抑えておかなくては、
決して応用が利くものではないのではないでしょうか。
読めば超ロングセラーの意味が、よくよくわかる本です。
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