今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。


抗うつ薬による治療は、うつ病に関連する脳内化学物質のバランスの崩れを、
正常化する働きがあります。
はじめに述べたように、これらの薬は、
脳内のシグナルとなる特殊な化学物質(神経伝達物質)の量を、
コントロールすることで効果を発揮します。

抗うつ薬は数多く存在します。
古い治療には、塩酸アミトリプチリン、塩酸デシプラミン、
塩酸ノルトリプチリンなどの三環系抗うつ薬や、硫酸トラニルシプロミン、
硫酸フェネルジンなどのモノアミン酸化酵素阻害剤(MAOI)があります。
古典的な環状抗うつ薬には、塩酸トラゾドンや塩酸ブプロピオンがあります。

ここ数年、新しい抗うつ薬が数多く登場しています。
これらは塩酸フルオキセチン、塩酸サートラリン、
塩酸パロキセチンなどのセロトニン選択的再取り込み阻害剤(SSRIs)や、
塩酸ベンラファキシン、塩酸ナファドゾンなどの
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤といった新しい薬があります。

最近では、これらの薬剤がいずれも効果的で、認容性に優れていることから、
うつ病の治療において繁用されています。
これら抗うつ薬についての詳細情報は、かかりつけ医が提供してくれます。


*参考文献「うつ病の理解」
http://www.fuanclinic.com/byouki/family.htm


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