今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。
■はじめに
「うつ」という言葉は、日常語としてもよく使われています。
普通は、単に気分が落ち込んでいることをいいますが、病気になると、
思考や感情、意欲や行動、さらには身体面にまで症状があらわれてきます。
「うつ」は、決して気持ちや性格の弱さで起こってきているものではないのです。
しかし、最初は体の不調や、ちょっとした気分の落ち込みにしか見えないことも多く、
周囲の人も、本人が抱えている本当の心の苦しみに気づきにくいことがあります。
そのため、安易に対応し、症状を長引かせたり、かえって悪化させることもあります。
最近、環境や生活スタイルの変化によって、うつ症状で苦しむ人が増えているようです。
平穏に生きていくこと自体が困難な時代なのかもしれません。
本人や家族だけでなくみんなが安心して暮らしていくためにも、
うつ状態やうつ病について正しく理解することが大切です。
■うつとは
単なる気分の落ち込みとは違います
自分だけの努力では、どうにもならない病気の状態です。
脳の機能障害として起こってくるうつ病や、そううつ病、
ストレスや環境要因によって起こされるうつ状態などがあります。
その他、甲状腺など身体的な要因によって起こってくるものもあります。
国際的な調査では、世界人口の3~5%が「うつ」にかかっているといわれています。
誰にでも起こりうる病気と言えるでしょう。
みなさんの、そして仲間のこころの健康づくりの参考になれば幸いです。
*参考文献「高知県立精神保健福祉センター」より
http://www.pref.kochi.jp/~seishin/index.html
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