Hassy Times(ハッシー・タイムス)|松本市サンカレッジまつもと

『逆境の恩恵』(その5) | Home | 心友からのメール

生きていくのに疲れた、というと大げさですが、
ほんとに本人はそう感じていた時期、ひたすら本を読んでいました。
科学書から始まり、哲学書に移行し、その後、なぜだか心理学に行きました。
そのなかで、ツボにはまったのが河合先生でした。

硬い話なのに、なぜだかユーモアが必ずあって、
「いい」かげん感覚を教えてもらったと思います。
その後、講演会に出席したり、全著作集が出版され、第一期は全巻そろえて、
第二期もぽつりぽつりと買い揃えています。
当時は、まだ生きているのに全著作集なんてなぁと思いながら、
これも河合先生のユーモアなのだろうと思っていました。
1999年当時、まだブログもSNSもない時代に、
ネットでファンクラブでも作ろうかなってくらいファンになりました。
先生は、それから文化庁長官にまでなってしまい、驚いていたのを覚えています。
残念ながら、昨年、ほんとうにお亡くなりになりましたが、まだなんか実感がなく、
永眠という「夢」のなかで、ご自分の夢分析でもしてるんやろうか・・・
なんて、思ってしまいます。

なんだか河合先生の話となると、ファン的な話が先行してしまいました。
そんな河合先生の本をどれを選ぶかとなると、賛否両論になるでしょうから、
あえて、たまたま洋服ダンスの上にあったこの本を読み直して、ご紹介することにしました。
まあ成り行きという感じが、自分でもいい感じやな・・・と思っている次第です。

改めて読み直すと、完結でシンプルな内容ながら、奥の深さを感じさせるのは、
さすがに「こころのひだ」を解きほぐしてきた先生のことはあります。
またこの本は「論座」に掲載されたものを加筆してできた本で、
まとまりがあって読みやすいのです。

みなさんは、「友情」について、それも「大人の友情」について、
向き合って考えたことがあるでしょうか?
まだ社会人ではない、純粋な時期であれば、
「友情」ってことも、すなおに論ずることができるでしょうが、
おとなの友情って、どうかこたえることができるでしょうか。

友情って、気の合う仲間とどんどん波長が合い、一心同体的感覚を体験して、
そのままの友情を保つことができるでしょうか?
男女間の友情なんて、成り立つのでしょうか?
友人の出世を喜べるでしょうか?
人はなぜ、裏切るのでしょうか?

こんな問いに、河合先生はユーモアでみごとにすっぱ斬りします。

なんだか、読んでみたくなったでしょ?




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走川昌明

日ごろ、みなさまには格別のお引き立てを賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

さて、こちらはブログですので、簡単な自己紹介を。

1965年7月15日広島県尾道市生まれ。
中学生から親元を離れ、私立学校の寄宿舎で生活を始めました。
その後、立教大学社会学部に入学するも音楽活動にのめり込み、4年生で中退。
ライブハウスを中心に音楽活動を展開し、あの「イカ天」にも出演。
そして某レコード会社で、某アイドル歌手の作曲、プロモーション活動をサポートするも、生活が成り立たず挫折。

1992年より、株式会社 中央製作所に入社。
2000年より現在に至るまで、代表取締役社長を務めています。
その間自己資本比率を、20.6%から85.6%に改善。4億円の負債を返済し、無借金経営に。そして、手形発行ゼロを達成しました。

現在は、いままでの経験を活かして、教育訓練で「サンカレッジまつもと」の事務局長として、みなさんのお役に立てるように、精進しています。

ご覧になったかた、これもなにかのご縁です。
よろしくお願いいたします。

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