とある有名病院の心療内科の先生に教わった話を、
すこしずつみなさんに、ご紹介したいと思います。
今日は、傾聴法について①
■コミュニケーションとは、ラテン語のcommunicare (共有すること)から来ています。
■相手の気持ちに耳を傾ける態度が必要です。
■敬語は、相手に対して尊敬の気持ちをメッセージとして伝えることができます。
尊敬の念が伝われば、多くの人は満足感を抱きます。
では、敬語を完璧に使いこなせば、相手が必ず満足するのでしょうか?
敬語だけでは不十分です。
相手に満足してもらうためには、敬語のほかに何が必要でしょうか?
満足感を与える言葉として、「喜ばれる言葉」もあります。
それは、相手本位の言葉です。
気遣い、心配り、肯定的な誉め言葉は、満足感を与えます。
逆に、自分本位の言葉は、嫌われます。
相手に対する否定的な言葉も、もちろん嫌われる言葉です。
でも「がんばってください」は、励ましの言葉ですが、毒にも薬にもなります。
励ますには、その前に「共感」することが大事です。
■はたして言葉は、それだけで完璧でしょうか?
コミュニケーションという観点から見ると、
言語・準言語・非言語の3つのチャンネルがあり、
それを同時に発信することでメッセージが伝えられます。
言語は、まさに言葉そのものです。
準言語は、音の長短という速さ、強弱、抑揚などが該当します。
非言語は、顔の表情のことです。
この3つのチャンネルが、同じに作用すると、完全一致になります。
たとえば、笑顔で元気よく「ありがとう!」っていうことがそうです。
でもどれか1つがかけると、不完全一致です。
3つがちぐはぐになると、完全不一致となるわけです。
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