とある有名病院の心療内科の先生に教わった話を、
すこしずつみなさんに、ご紹介したいと思います。
■カウンセリングの起源は、20世紀初頭アメリカで、
職業指導、教育測定、精神衛生の3つの運動から始まりました。
1940年代になると、カール・ロジャースという人が「相談心理学」を確立しました。
それまでは、助言したり、アドバイスをしたり、お説教をしたりする方法でありましたが、
非指示的カウンセリングといって、聞くことを中心に、
個人の見解でアドバイスをしないという方法です。
日本では、その考え方はなかなか受け入れられなかったようです。
どちらかというと、お説教をしたがる傾向があったからのようです。
■本来のカウンセリングは、3つの姿勢が必要です。
1.無条件の受容
・・・自分の価値観や尺度で解釈するのではなく、相手との違いを受け入れること。
2.共感的な理解
・・・客観的であり、同情するのではなく、その相手の考え方でもって、一緒に考えること。
3.言行一致の態度
・・・他人が自分を見る姿と、自分が自分を見る姿が一致すること。
■心理的訓練を受けカウンセリング・マインドをもった人が、
対等の立場になって、来談者(クライエント)を尊重し、直接面接をする。
そして、共同作業で問題解決し、人間的成長を援助していくこと。
基本的に電話相談は、カウンセリングとは呼ばれないようです。
「聞く」という傾聴テクニックをもつことが大事です。
■大事な4つのポイント
1.信頼関係(ラポール)を得る
2.傾聴
3.クライエントが話してくれた内容を整理する
4.整理した内容をクライエントに確認する
以上ですが、わたしの解釈の違いから、誤解を生むようなことがあるかもしれません。
そういう場合は、ご指摘ください。
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