松本市のマナー教室：英（hanabusa）スクール オブ プロトコール

皆様こんにちは。
英HANABUSA スクール　オブ　プロトコール　白田でございます。

おもてなしの場面でのカギとなる

“サンキ”


　機転

　気配り

　几帳面

　　の３つ。


人が集まる場面において

そこに集う皆が楽しく過ごせるよう

主催者側の心得とされているものです。


予定通りにスムーズにいけばいいのだけど

色々な人が集まるのだもの

色々なことが起こるのは当然のこと。


だからこそ

目の前のお相手に、まずは喜んでいただけるよう、機転を利かせ

且つ、その場にいる皆が楽しめるよう、気を配り

さらには、心地よく過ごしていただけるよう、隅々にまで目を行き届かせ、
環境を整え、
大切な文化財を、また設備品を損なわないよう几帳面に

運営してきたイベント。


それが「ビアフェス」です。

私が、場内アナウンスで注意喚起の一番最初に入れるのは、この文言です。

「松本城は、国宝の文化財です。
　飲酒されてからの本丸庭園及び天守閣へのご入場は
　固くお断りさせていただきます。
　ご見学は、飲酒の前にお願いいたします。」


さらに

　「芝生には入らないよう」
　「喫煙は指定の場所で」
　「ごみの分別もご協力願います」

　　と続きます。


そして

「飲み過ぎにご注意の上、国宝松本城公園でのひと時を
　ごゆっくりとお楽しみください」。


パンフレット上でも注意を促し

開催当初より

飲酒によるトラブル・クレームは一切ありませんでした。


スタッフ及びボランティアさん、出店の皆さん全員で

ご来場の、いや松本城公園にいる皆さまに楽しんでいただけるよう

心を砕いて運営してきました。


そして、

「また来年も続けられるように」と。


職人が丹精込めて仕込んだクラフトビール。

それは、ただのビールではなく

自然の恵みと、職人の夢が詰まったビール。

それを、皆で味わい、楽しむことで、賑わいを生む。

松本城を眺めながら、街の文化・歴史、先人たちに想いを馳せ、

地元愛をはぐくむ。


これって、品格がない？！


ビアフェスの最終アナウンスから―――

「皆様とまたお目にかかる日を、

　スタッフ一同、楽しみにいたしております」。


来年の開催を切に願います。