松本西南RC会長挨拶「松本市長選挙の話」
三寒四温で春に近づく季節となりましたが、暖冬と言われた割には歩みが遅いようです。もうしばらく我慢が必要かもしれません。
2月13日には、塩尻北RC主催のIMが実施されます。職業奉仕についてや、地球温暖化の問題について、参加者の皆さんと共に勉強してきたいと思っています。
さて、松本市長選も、3月6日の告示まで一か月を切り、3月13日の投票日に向けて、立候補予定者の動きが活発になってきています。
具体的な政策が発表されていないので、今の段階では議論の材料が見当たらないのですが、3期続いた菅谷市政の続投か、活力ある新人へのバトンタッチか、選択に迷うところであります。
現在、地方自治のキーワードは、「少子高齢化」と「人口減少」であります。
各地域・地方が、それぞれの特徴を生かした自律的で持続的な社会を形作り、魅力あふれる地方のあり方を築く「地方創生」の理念も、具体的に実行していくには、行政と民間がいかに協力して知恵を出し合い、活力ある地域つくりに取り組めるかがポイントになるものと思います。
信毎が行った世論調査によりますと、投票で最も重視することは、①公約内容、②行動力、③人柄、④実績と経験、となっていました。また、市政に優先してほしい課題は、①医療・福祉、②教育・子育て支援、③市街地の活性化、④道路や公共交通の整備、となっていました。
ふるさと納税による地方活性化の盛り上がりや、奇跡の村と呼ばれている下條村の取組を見ていますと、行政と民間の協力体制がいかに重要であるかが分かります。
トップが変わることにより劇的に良くなった市町村もあれば、活力を失った市町村もあります。将来の方向性をしっかり見据えて、税金を上手に使っていくトップを決める選挙に、関心を示さずにはいられません。
世論調査の中で、市長選に「関心がある」と答えた人は、60代以上で80%、30代と50代が70%を越え、40代が65.9%、とのことでしたが、20代では51%以上が「関心がない」と答えたそうです。
市役所の職員を如何にやる気にさせ、若者に如何に魅力ある政策を打ち出せるか。各候補者の指導性と政策をしっかり吟味して、一票の行先を決めていきたいと思います。
以上、会長挨拶を終わります。