「今年に思う」
新しい年を迎え、今年は如何に生きていくのかを改めて考えてみた。
今更何か大それた事をしようとも思っていない自分の答えは「自分らしく生きる」ということしか見当たらない。
では「自分らしく生きる」方法は何か。また自問してみる。
「自分らしく」とは「人と比べない自分だけの人生を築いていくこと」かな。
一見楽なようでいて、実は一番難しいかもしれない。何時も人と比べて不満ばかり言っている自分しか見えない。
今年は『自分らしく』『自分らしく』を心掛けて精一杯生きてみたい。
『知足』木村博
心の世界は
自分のものだけなのに
淋しくなったり苦しくなるのは
人と比べるから
嬉しい出会い 楽しい思い出
気がつけば
日々は幸せに満ちているのに
淋しくなったり苦しくなるのは
人と比べて不足を数えるから
もうよそう
バラはバラ サクラはサクラ
君は君 僕は僕
精一杯美しく咲こう
君は君らしく
僕は僕らしく
松原泰道和尚の著書『輝いて生きる知恵」の中に以下の記述がある。
「物事は比べるな」
『縁というものは、生かすことによって初めて縁が実るのです。悪い縁であっても、私たちは其れを生かすことによって、実りを得ることが出来ます。
たとえば、病気をするのも一つの出会いでございます。災難に遭うのも、これも一つの出会いでございます。それをただ悲しんだり憂えているだけではだめで、縁は善悪いずれであれ、生かしてこそ縁です。病気になったら健康なときと比べないことです。物事は比べると悩みと苦しみの元になります。病気のときは健康なときと比べないで、むしろ逆に身体が丈夫なときにはわからなかった人生の尊い意味と価値を見つけようとするのです。』
「物事を比べずに、災難なら災難、病気なら病気に出会ったら、それに徹して、そこに新しい人生をつくっていく、逆境という出会いを、苦境というめぐりあいを、それを私たちが生かすことによって、豊かな人間になっていく。それが一期一会を生きていくことだと存じます。」
与えられた環境、与えられた人生に素直に従って生きる、全てを受け入れて自然体で生きていくことを心掛けていきたいと思います。