2012/10/30
「親の身勝手で子供が」
読売新聞に「きしむ親子」が連載されている。離婚にまつわる様々な問題点が子供を中心に書かれているが、「親権争い」「面会交流で会いたい親と会わせたくない親」「再婚後の義父の虐待」「母子家庭の経済事情」等の問題がある中で子供の心が如何に苦しめられているのか、その痛さが伝わってくる。親の離婚で一番傷付いているのは子供達なのだ。
10月28日の記事には下記の数字が示されていた。
「母子世帯の2010年の平均収入は291万円で、子供のいる世帯平均(658万円)の半分以下。」
「大学進学率は、初婚の2人親家庭では約60%だったのに、離婚した一人親家庭では約15%にとどまった。」
「母子家庭のうち養育費が支払われているのは2割にとどまる。」
「東北大学の下夷美幸准教授によるとスウェーデンやドイツなどでは、養育費の不払いが生じた場合、国が立て替え、その分を相手から徴収する仕組みがある。米国でも、行政が不払いの親の居所を捜し出し、給与から天引きするなど強制的に養育費を徴収しているという。」
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長野県松本市にある司法書士 古川綜合事務所の所長ブログです。