最近、プライベートのブログのタイトル名を
変えてみました。
50mmで散歩
というタイトルです。
一般に、標準レンズと言われる50mmレンズを
主に使って、プライベートを撮る事にしてみました。
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先日、ウエディングのお仕事ではないのですが
仕事の関係で、それでいいのかなと思う事があり、
写真を撮る時に大切な事ってなんだろうと
思い返してみました。
私が主に取り組んでいるウエディングの仕事は、
現場で時間に追われ、制約もたくさんあります。
全体の進行にも気を配り、ゲストやお二人はもちろん、
他のスタッフにも、そして自分と同じように
フリーランスでウエディングの写真を撮っている仲間に
将来迷惑をかける結果とならないよう、
気を配って撮影に臨まなくてはなりません。
時間の制約や、優先順位から、時には妥協を
しなければいけないことも、正直な所、あります。
でも、自分は人を撮っていて、
そしてその人だけを撮っているのではなく、
その写真をいつか見る人達の心も動かせるよう
撮ることが本来の仕事のはず。
その日、出会った二人が誰なのか、どんな人なのかも
知らずに写真を撮るような事はしたくないし、その一方で
二人のため、という大義にかこつけて、自己満足な
写真を撮る事もしたくないと思っています。
学生の頃に始めた、風景写真を撮る時にいつも胸に
していた思い、『その先に何があるのか』ということを
問いかけながら人を撮りたいと、最近強く思うようになりました。
そのため、プライベートで写真を撮る時に50mmレンズという
縛りを作る事で、きちんと人に向き合うという、
大切な事を常に意識しようと考えたのです。
それ以前にまだまだ勉強しなければいけないことも
たくさんありますが、人を撮ることの大切さを
忘れずに仕事に向き合っていきたいと思います。