昨夜から今朝にかけては大雨の予報もあり、警戒していたのですがそれほど強い雨にならず、８時過ぎには雨は上がり始めました。今、エンジン室のすぐ下ではミネザクラが満開となっています。山の花は雪の中から出てきたタイミングで花が咲く時期が決まってくるので、同じ花を違う場所で何度も楽しむことが出来ます。



日中は雨が降ることはありませんでした。他の山は見えないのに燕岳だけ姿を現し、それを眺めながら外のベンチで過ごされる方もいらっしゃいました。


湿度が高く、雲がもくもくと沸き上がり、梅雨らしい一日でしたが夕方になると雲やガスが切れはじめ、ブロッケン現象も見られました。その光景にはみなさん大変喜んでおられました。



日の入りになってもガスは取れませんでしたが、そのガスは幻想的な光景を演出してくれました。週間予報もだいぶ変わってきて、来週は晴れマークがだいぶ多くなっています。梅雨明けも近いのでしょうか。


テント場の雪もだいぶ少なくなり、明日辺りには山荘直下も夏道へと変えられそうです。ただ、テント泊の方はまだ雪の上にテントを張って頂くことになります。


サンカヨウ


チングルマ
その夏道の様子を見に行った際、これらの花を見つけました。サンカヨウの白い花は雨に濡れて透明になり、雨の日ならではの美しさを見せてくれました。雨や霧で展望がスカッと広がる機会がほとんどない日々が続いていますが、小さな夏の発見が日々多くなってきて、夏はもすぐそこだと感じされられる一日でした。
河地