燕山荘 スタッフブログ
街と山の季節感の違いにご注意を。
2019/05/23
田植えの済んだ安曇野の水田には、まだ雪を多く残す北アルプスが写り、この時期らしい光景を楽しむことが出来ます。街は春でも山の上にはまだ雪もたくさんあり、上と下では季節が随分違うものだと思いました。
先日の雨で雪解けは加速しましたが、第3ベンチを過ぎると雪の上を歩くようになってきます。
富士見ベンチを過ぎれば、ほぼ雪の上を歩くようになります。
合戦の頭を過ぎれば、雪の残る急な斜面も出てきます。スリップは許されません。まだまだピッケルやアイゼンがほしいところです。夏靴にチェーンスパイク、ストックの方もよくお見掛けしますが、この装備だとスリップしやすいですし、ピッケルを持っていないとスリップした際、止めることは出来ません。今の燕岳はまだまだ雪があり、気の抜けない箇所も何か所かあります。しっかりとした装備と技術的に無理であれば、急な斜面に入る前に引き返す勇気も必要です。
今日はとても天気のいい一日でした。気温がさほど高くなかったのですが、雪面を歩くと風が吹き出してきます。そろそろ水分は多めに持ってきた方がいいかもしれません。またサングラスと日焼け止めは欠かせません。5月の陽射しは強烈です。
合戦尾根上部の登山道で歩きにくくなった部分があったので、何か所か雪切りを行いました。遠くに見える八ヶ岳の上にはもくもくとした雲も現れ、青い空とこの強烈な日差しはまるで夏を感じさせるものでした。しかし、夜なればやはり気温は低くなり、今、玄関先の温度計は0℃を示しています。この時期は街との気温差が大きいので注意が必要です。
河地
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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