北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

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5月も終わりなのに雪。
2019/05/31


昨日の晴天はどこへやら、日の出も見られない朝を迎えました。ここのところ毎日のようにご来光が見えていたので、たまにはご来光のない朝もまた違った気分がして、いいものでした。ご来光があるとこれを見逃すまいとついついいつも忙しくなってしまいます。


ヘリポート下のナナカマドも日に日に雪の中から顔を出してきています。ここから撮る写真は個人的に燕山荘周辺の季節の変化が最もあるものだと思っています。



お昼頃になるとやはり雲がどんどんと多くなってきました。天気予報では午後からは雨または霙の予報だったので午前中になんとか外仕事は終えました。今の時期は山小屋を夏使用にするために毎日いろいろなものを移動して、小屋の中の雰囲気も変わって生きています。人気の展望喫茶サンルームも来週末あたりには準備が整いそうです。


お昼頃になると雪が降り出してきました。5月も今日で終わりだというのに雪が降るというのはなんとも不思議な感じがします。その雪はすぐに雨に変わり、積もるようなことはありませんでしたが。
明日から6月に入ります。個室も準備が整い、ご提供できるようになりました。個室のご予約は、インターネット又は松本事務所へお願いします。
河地

気持ちのいい晴れ。
2019/05/30



今朝は冷え込みました。水溜まりには氷が出来て、日の出を待つお客様も寒いため、玄関を出たり入ったりしていました。しかし、空気は澄んで美しい日の出となりました。長野市のある盆地には霧が出ていたのでしょうか、そこだけ雲に覆われていました。


朝のうちはひんやりとした空気に包まれ、視界も良く、遠くの山々までくっきりと見えていました。富士山の雪もだいぶ少なくなってきたようです。


上から見ても合戦尾根の雪がだいぶ少なくなってきたことがよく分かります。今日は合戦小屋より上の部分に雪切りに出かけました。


合戦小屋上部


合戦尾根の登山道の雪の様子ですが、富士見ベンチより下はほとんど雪はなくなっています。合戦小屋~合戦の頭間も写真のように笹が出ている部分が多くなっていて、ほぼ夏道沿いのルートへ変えてあります。スコップで雪を切ってあるので、アイゼンがなくても上下山は可能と思われますが、雪に慣れていない方はまだアイゼンがあったほうがいいかと思います。雪の上を歩く部分はまだ多いのでスニーカーや夏靴は不向きです。冬靴などの底の堅い靴をお勧めします。



今日の作業の道中、合戦の頭にあるナナカマドが芽吹いてきているのを見つけました。また、その少し上にあるカラマツの先が緑色になっていて芽吹きが始まっているようでした。ほんの数日前に歩いたときはこの光景を見にすることはありませんでした。わずか数日の間に季節はどんどん進んでいるようです。今の時期はこの変化を見つけることがとても楽しみです。


非常に気持ちのいい天気の一日でしたが、夕方になると雲が多くなってきて日の入りは見えませんでした。明日は少し天気が崩れそうです。
河地

晴れても寒い。
2019/05/29


朝には雨は上がっていて8時頃より青空が広がり始めました。冷たい雨でしたが雪解けは進んだようで、ヘリポート下の雪の斜面からはななかまどが顔を出して来たり合戦尾根のハイマツノ部分も随分と多くなったようでした。


雨上がりの青空は本当に気持ちのいいものですね。それに空気も澄んで、周りの景色もより一層美しく見えます。特に、裏銀座の方に目をやると空の青、残雪の白、ハイマツの緑のコントラストがとても色鮮やかでした。

この写真は水源地に向かう途中からの燕岳です。今日も水をポンプアップしようと二回水源地へと出向きましたが、パイプの途中に氷があるのかパイプがはじけて二回とも上がりませんでした。なかなかうまくはいかないものです。もう少し雪が少なくならないと厳しいのかな。




今日日中は晴れても寒い一日でした。日の入り前、松本平に太陽の光が当たらなく頃には氷点下となってきました。日の入りを見るお客様も皆とても寒そうでした。山の上ではまだまだこんな日も多くあります。防寒着はお忘れなく。
河地

雨の静かな一日。
2019/05/28


今年の五月は雨がなんだか少ないような気がします。水を天水だけに頼っている今時期は雨が降ると何かと助かるだけに雨は嫌なものではなく思えます。夜明け頃、空には黒い雲が広がり早くも雨が降り出しそうでした。


そして7時ころより雨が降り出してきました。そんな今日は外作業は諦めて中作業を進めました。6月1日から個室が始まるのでそれに向けての準備や全館のシーツ交換など。山小屋の仕事は天気に合わせて行っていきます。

登って来られる方も少なく、屋根を叩く雨音だけが聞こえていた一日でしたが、たまにはこんな日もいいものですね。何だか気持ちも穏やかになります。雨でガスに包まれて展望のない一日でしたが、小屋の近くに一つだけ、とても小さな色鮮やかなものを見つけました。ミヤマキンバイのつぼみです。この雨で雪解けはさらに進み、山にも遅い春がやってきているようです。
河地

ゆったりとした時間が流れています。
2019/05/27



今日は静かで穏やかな朝を迎えました。4時過ぎには東の空は明るくなり出し、小鳥たちのさえずりで朝を迎えます。なんていい時間なんでしょう。



今日も気温の高い一日となりました。雪はどんどんと解け、雪の中から木々が顔をどんどん出し始めてきています。日中は外の方が気持ちいいのか、外のベンチでゆっくりされる方がほとんどでした。今の時期の平日はとても静かで、時間の流れも非常にゆったりとしています。山でリフレッシュするにはもってこいです。


雪解けも進み、収納場所がようやく使えるようになってきたので、冬の間、小屋を雪の重さから守っていた支柱を本館から移動しました。これで少しづつ小屋の中も広くなっていきます。





早く水をポンプアップしようと今日も水源地まで行ってきました。うまくいけばあと数日で水をポンプアップ出来そうです。その時が待ち遠しいものです。
河地

今日も気温上昇。
2019/05/26



今朝起きて、外に出てみると全く寒さを感じませんでした。数日前までは朝といえば、0℃近くになっていて寒いと感じることがあったのですが、ここ数日は5月とは思えない気温の高い日が続いています。そんな今朝は穏やかで美しいご来光で始まりました。


昨日の真っ青な空とは違い、少し雲の多い白っぽい空でしたが、日が昇ると気温はどんどんと上がり、最高気温で15℃くらいになりました。ここから見る合戦尾根の雪もだいぶ少なくなり、ハイマツの緑もだいぶ多くなってきました。



少し雲が多くとも日中の陽射しは強烈で、オートで写真を撮ると露出オーバー気味になってしまいます。そんな写真の雰囲気からも日中の山の様子が伝わりますでしょうか。


だいぶ雪の量も減ってきたので、今日は水源地まで掘り起こし作業に行ってきました。水源は比較的短時間で掘り当てることが出来、今年もいつものように岩の割れ目から冷たくておいしい水がたくさん湧き出ていました。この水はをポンプアップ出来るにはもう少しかかりそうですが、水をポンプアップ出来るようになれば、山での暮らしは随分快適なものになります。


日曜日とあって、日中は日帰りの方で賑やかになりました。しかし、夕方ともなれば人も少なく、静かな夕暮れの時間が流れていました。
河地

夏が来た?
2019/05/25


登山口周辺の緑も日に日に色濃くなってきています。今、第2ベンチより下ではオオカメノキの白い花があちこちに見られます。


今日は各地で30℃を超えた所がたくさんあったようですが、ここではまだまだ雪は残っています。今日現在、第3ベンチを過ぎると雪が出始め、富士見ベンチから燕山荘直下まではすべて雪の上になってきます。


ここ数日の気温が高いことにより、雪解けのスピードは加速しています。昨日の朝はまだ大丈夫だった合戦小屋~合戦の頭は雪解けが一気に進み、今朝になってみると冬ルートでは笹が出てきて、歩きづらくなっていました。この雪解けのスピードには驚きました。


週末とあって多くの方が登って来られるので、午前中かけて夏道沿いへとルートを変更しました。




今日は素晴らしい天候となり、青い空と残雪のコントラストがとてもきれいでした。山の上でも気温が上がり、飲み物類がたくさん売れました。このような気温の中、雪がまだこんなに残っているのは不思議な気分でした。
とはいっても今日の山での最高気温は14℃位でした。




この素晴らしい天気に誘われ、多くの方々が登って来られ、またゴールデンウィークが戻ってきたような感じでした。しかし、5月にこんなにも暑くなるとは思いもしませんでした。


穏やかな美しい日の入りでした。明日も今日以上に気温が上がりそうです。除雪を始めた当初は雪が早くなくなってくれればと思っていたのですが、こうして雪解けがどんどん進んでいくと雪が名残惜しいもの思えてきます。
河地

5月のテント場、5月の風。
2019/05/24




雪解けはだいぶ進み、登山道状況も日々変わっています。
雪が解けるのは、毎年テント場が一番最後となります。玄関周りの雪はすっかりなくなったのですが、まだまだテント場には雪がしっかりとあります。そのおかげで夏に比べ、全体的にテント場が高くなっているので、この時期は絶好の日の出・日の入スポットと言えます。

お天気が良くてもやはり雪の上でテントを張り、寝るというのは非常に寒いのでしっかりと防寒対策されてきたほうがいいかと思います。



引き続き、お天気はいいのですが昨日までと違うところは、今日は少し風がありました。汗をかいて歩いていると木々の間を通り抜ける風や稜線で雪の上を流れてくる風が心地よく感じられたことでしょう。
その風のいたずらなのか、日中は外に出るたびにおもしろい雲を見ることが出来ました。
稲垣

街と山の季節感の違いにご注意を。
2019/05/23


田植えの済んだ安曇野の水田には、まだ雪を多く残す北アルプスが写り、この時期らしい光景を楽しむことが出来ます。街は春でも山の上にはまだ雪もたくさんあり、上と下では季節が随分違うものだと思いました。


先日の雨で雪解けは加速しましたが、第3ベンチを過ぎると雪の上を歩くようになってきます。


富士見ベンチを過ぎれば、ほぼ雪の上を歩くようになります。


合戦の頭を過ぎれば、雪の残る急な斜面も出てきます。スリップは許されません。まだまだピッケルやアイゼンがほしいところです。夏靴にチェーンスパイク、ストックの方もよくお見掛けしますが、この装備だとスリップしやすいですし、ピッケルを持っていないとスリップした際、止めることは出来ません。今の燕岳はまだまだ雪があり、気の抜けない箇所も何か所かあります。しっかりとした装備と技術的に無理であれば、急な斜面に入る前に引き返す勇気も必要です。



今日はとても天気のいい一日でした。気温がさほど高くなかったのですが、雪面を歩くと風が吹き出してきます。そろそろ水分は多めに持ってきた方がいいかもしれません。またサングラスと日焼け止めは欠かせません。5月の陽射しは強烈です。



合戦尾根上部の登山道で歩きにくくなった部分があったので、何か所か雪切りを行いました。遠くに見える八ヶ岳の上にはもくもくとした雲も現れ、青い空とこの強烈な日差しはまるで夏を感じさせるものでした。しかし、夜なればやはり気温は低くなり、今、玄関先の温度計は0℃を示しています。この時期は街との気温差が大きいので注意が必要です。
河地

山日和。
2019/05/22


快晴。こんな気持ちのいい日はなかなかないかもしれません。
のんびり歩きたくなります。


雲がいい演出をしてくれました。こんな日の出を見ることが出来て、昨日お泊りのお客様は大満足だったと思います。


霞んだ雲海の向こうには富士山が見えました。水彩画のような優しい景色です。


お天気に誘われてか、テントのお客様も平日なのにたくさんいらっしゃいます。雪の白さにカラフルなテントが際立ちます。


季節ごとに何度も登場したヘリポートからの写真です。雪のある今の時期はこんな感じです。だんだんと小屋が顔を出してきます。
稲垣

前線が通り過ぎた後は。
2019/05/21



昨夜は前線の通過に伴い、強い風と激しい雨となりました。そのおかげで天水もたくさん取れ、ちょっと一安心です。10時頃、前線が通り過ぎると西の空から青空がだんだんと広がってきました。今回の雨で雪もかなり解けたようです。


天気の回復はゆっくりでしたが、その回復の途中、玄関前で白い虹を見ることが出来ました。


晴れた午後は早速、除雪作業開始です。


今日の夕方、除雪作業を始めてひと月余りが経ち、ようやく小屋の東側の地面をすべて出すことが出来ました。毎年のことながらとてもうれしい瞬間です。ただ、この東側の雪は水がポンプアップ出来るまでは飲料水として使うため、今しばらくは通行できませんのでご了承ください。


夕方になってくると安曇野側にも高瀬側にも雲海が湧いてきました。山の上ではこんなにいい天気なのに雲海の下では、きっと曇り空なんでしょう。



そして、夕焼けも小焼けもとてもきれいでした。この先の天気予報を見ているとしばらくは晴れが続きそうです。雪解けもどんどんと進んでいくことでしょう。まだ、早いかもしれませんが熱中症対策などもそろそろする必要が出てくるかもしれません。気温が高くなりそうな日は、いつもより多めの水分をお持ちになるといいかと思います。
河地

雲海の上は青空。
2019/05/20


今日上山しましたが、下は雲の多い天気で途中はガスの中となりましたが、合戦小屋の手前まで来るときれいな青空が広がってきました。どうやら山の上は素晴らしい晴天となっていたようです。こんな時はなんだか得をしたような気分になります。


上に行くにつれ、天気はどんどん良くなり、ここ最近見た中では最も美しい青い空でした。日射しも強烈で初夏を感じました。


山肌の木々の幹の雪解けによる丸い穴も随分と大きくなってきました。


昨日今日の晴天で雪解けのスピードはかなり速くなってきました。昨日は雪の上だったところは今日はすでに地面が出ているといった所も何か所かありました。日毎に登山道の様子は変わっていきます。その都度、赤旗を少しづつ移動しています。



朝のうちは本当にきれいな青空が広がっていましたが、低気圧が接近しているため、雲の量がどんどんと増えてきました。


夕方には空は灰色の雲で覆われていました。今夜はちょっとした嵐になるのでしょうか。ただ、この前線が通過した後は再び青空が戻ってきそうです。そして気温もグッと上がりそうです。


登山道の様子

富士見ベンチ付近


合戦小屋上部
今日現在、雪は第3ベンチ上より出てきます。富士見ベンチから合戦小屋の間はここ数日で雪解けが一気に進んだため、夏道沿いへと変えました。まだまだ雪はたっぷりとあります。ピッケルやアイゼンの携行をお勧めします。ただ、雪山に慣れた方であれば、しっかりとした冬靴を履いていれば、アイゼンなしでも上下山出来るかと思います。
河地

素敵な日曜日。
2019/05/19


日曜日の日の出頃。燕山荘の玄関前はいつも賑やかです。
朝日を見ようと皆さん、まだ薄暗いうちからスタンバイしています。


日曜日の燕岳山頂。この時期、週末でも夏のような混雑はないので、燕岳の山頂で思い思いに過ごせます。時間帯によっては独り占め出来るかもしれません。




日曜日のベンチ。午前中は日帰りの方や昨日お泊りの方で賑わっている玄関前のベンチですが、午後になり、こんな天気のいい日は最高のリラックススペースになります。


日曜日の槍ヶ岳。隣の雲がまるで槍ヶ岳のように見えてきませんか。

今朝は雲も多く、はっきりした日の出はありませんでした。日中は時々ガス覆われ、日の入時間は真っ白でした。ライチョウの姿も近くで見かけることはありませんでした。特にこれといったことはなく、いつもの日曜日でしたが、時々外へ出るたびに、なんとなくどこか懐かしい気持ちになるような、微笑ましい気持ちになるような素敵な日曜日でした。
稲垣

雪解けすすむ。
2019/05/18


週末の今日はちょっと前の天気予報からは変わって、まずまずの天候となりました。


入山して、気が付けば1ケ月程たち、冬の気配の濃かった燕岳周辺でも春の気配がだいぶ強くなってきています。登山口辺りでは新緑も始まり、オオカメノキも白い花が咲き出してきました。雪の多かった今年は花の咲き出しも昨年と比べ、遅くなっているようです。


登山道の状況ですが、今日現在、第3ベンチを過ぎると雪が出てきます。ここ数日で雪解けのスピードも速くなってきて、日毎に雪の量は少なくなってきています。富士見ベンチから合戦小屋の間も昨日でほぼ夏道沿いにルートを変えました。赤旗が立ててあるのでそれを目印にお進みください。


昨日は通れた所が今日になってみると、雪の中からハイマツが出てきて歩きにくくなっている所が何か所かありました。ハイマツを踏まないよう、目印となる赤旗を少しづつ、ずらしているので赤旗通りお進み頂きますようご協力お願いします。


今日の日中は雲が多くなり、時折ガスに包まれることもありました。少し、雷を心配したのですがそんな時はスマートフォンで雨雲レーダーをチェックすると雷雲が近くにあるかどうか、比較的わかりやすいので役立ちます。


今日も小屋の近くでライチョウのつがいを見かけました。今日は週末とあって、人通りも多かったせいか、ハイマツの中で首だけ出して、こっちの様子をうかがっていました。
河地

雪はまだまだある。
2019/05/17


今朝はいつもより、ほんの少し暖かく感じました。雲海から太陽が出てくると徐々に周りが光に包まれて、さらに暖かさを感じます。


なんとなくガスっぽい感じが槍ヶ岳をよりピンクに見せてくれたようです。
ただ、こんな景色が見れたのは朝だけで、どんどんガスに覆われ、時々ガスが切れて景色が見え隠れする、相変わらず不安定な一日となりました。


雪解けは進んではいますが、テント場はしっかりと雪の上です。明日は週末なのでテントのお客様も増えると思いますが、雪の上は予想以上に寒いです。寒さ対策は万全にお願いします。


今朝のライチョウ


最近、ライチョウもよく見かけますが、小屋周りやテント場にイワヒバリやカヤクグリをたくさん見かけます。大勢で飛んできて、かなり賑やかな鳴き声なのでテントのお客様は朝、起こされてしまうかもしれません。でも、そんな目覚めも時にはいいかもしれませんね。
稲垣

不安定な天気。
2019/05/16



今朝は晴れていたものの、ガスが沸き上がったり、湿気の多い朝を迎えました。そんな中、早速、いつものつがいのライチョウを見かけました。このところ頻繁に見られることからも、どうやらこの辺りを縄張りとしているようです。


ガスが取れて時折青空が広がる時もありました。ただ、それも長くは続かず、すぐにガスが湧いてきました。


今日は気温が高めで登山道がグサグサになり、何度も雪にはまってしまいました。今年は雪が多いせいか登山道はルートはあまり大きく変わっていません。


合戦小屋周辺
合戦小屋は休憩所であるとともに燕山荘グループの物流の中間地点となっています。地面が出てきている所は、ヘリポートで6月のヘリの荷揚げのために除雪を進めているため、地面が出てきています。合戦小屋では現在、約1.5mの積雪となっています。


登山口辺りでは、花も咲き出し、新緑の芽吹きが始まってきているようですが、この辺りではまだまだその気配もありません。ダケカンバの新緑が始まるのは例年であれば6月に入ってからです。



今日は不安定な天候で夕方には雷鳴も聞かれ、雨が降り出してきました。ここ数日は同じような天候が続きそうなので雷には注意が必要です。
河地

朝少しだけ白くなっていました。
2019/05/15


昨日の雪は思ったほどの積雪とはなりませんでしたが、玄関前が再び薄っすらと白くなっていました。さすがにこのくらいの時期になれば、雪が降ったとしても積雪量がぐっと増えるようなことはなくなってきます。積雪量がもっとも多くなるのは僕らが入山する4月の中旬くらいかと思います。


薄っすら雪化粧をしたので、うれしくなって日の出頃、小屋周りを散歩してみると木々には霧氷が付いていました。今の時期はまだ春になったり、冬になったりと二つの季節が同居しています。



雪解けが進んで、白い雪面もだいぶ汚れてきていたのですが、昨夜の雪で再び真白な雪面が戻ってきました。



カヤクグリは今、恋の季節なのでしょうか。連日、玄関前に数羽の群れでやってきて、非常に賑やかです。イワヒバリに比べ、警戒心が強いのでいつもはなかなか近づけないのですが、最近は僕のことなどまるで気にしていないのか、足元までやってきます。特に日の出頃、玄関前にやってくるのでこのところの毎朝の楽しみになってきます。


今日の日中はなかなかスッキリしない天気となりました。除雪作業もだいぶ進んできたので、今日は雪の重さから小屋を守るための支柱外しを行いました。これで小屋の中は随分とすっきりしました。ただ、この支柱をしまうスペースは雪に埋まっているため、山小屋はまだ完全な夏使用とはではいきませんが。


今日は不安定な天気で夕方近くになると真っ黒な雲が安曇野の上空にやってきました。積雲がどんどんと発達していったので雷を心配したのですが、そこまでは発達しませんでした。5月は以外と雷が多いものです。
河地

5月の雪。
2019/05/14



しばらく続いていた晴天も終わり、日の出も見られないどんよりとした朝で迎えました。ここ数日の陽射しで雪解けは随分と進んだようです。山肌に目を凝らしてよく見てみると、木の幹の周りの雪が丸く解けている所があちこちに見られました。木の幹の周りの雪が解けだすとようやく山にも遅い春がやってきたのだなと感じます。


午後になってくるとかなり湿った雪が降り出してきました。しばらく外作業をしていると雨具はびしょびしょになってしまいました。


夕方になってくると雪がなくなっていた玄関前も雪が積もり出し、だんだんと白くなってきました。気温は0℃位でそれほど低くはありませんが、湿った雪で濡れた体はとても寒く感じました。雪解けが進み、雪面がだいぶ汚れていたのですが、この降雪で再び真っ白な美しい雪面が見られるのでしょうか。明日の朝が楽しみです。
河地

晴天も今日までか。
2019/05/13



日の出はどんどんと早くなってきます。今朝は4時40分頃、北東の方から太陽が顔を出しました。これから夏至に向けて、日の出はさらに早くなっていきます。


今の時期はお泊りの方も少なく、日の出頃の玄関前はとても静かです。そんな中、とても賑やかなものがいました。5、6羽のカヤクグリの群れが、僕のことなどまるで気にしないかのように僕の近くで群れて、かわいらしい鳴き声を聞かせてくれました。



今日の日中は昨日以上に気温が上がりました。除雪作業をしていると汗がぽとぽとと滴りました。入山以来、一番の暑さだったのではないでしょうか。


夕方になると空は黒い雲で覆われ始め、昼間の暑さはどこへやらという感じで急に寒くなってきました。天気予報によると明日は天気は崩れそうです。しばらく続いた晴天も今日までとなりそうです。雪焼けでほてった肌にはいい休養日になりそうです。
河地

晴天続く。
2019/05/12


このところ晴れの日が多くなっています。今日もこの時期らしい少し空の霞んだ朝で始まりました。なかなか雨が降りません。今の時期はまだ水がポンプアップ出来ていないので、水はすべて天水で賄っています。ちょっと一雨あると助かるのですが・・・でも登山される方には晴れの日がいいですね。


週末を山で過ごされた方々は2日とも晴天に恵まれ、この素晴らしい景色を名残惜しそうに下山されて行きました。


今日の日中は気温が上がりました。その日射で積乱雲までは発達しませんでしたが、もくもくとした積雲があちこちに現れていました。


雪解けも随分と進んできました。ここから山頂まで雪を踏む部分もありますが、地面が出ている所がほとんどでここから燕岳まで行くだけならアイゼンは必要ないでしょう。80本近く立てた赤旗も今ではほとんど不要になってきています。


このところライチョウもよく見かけますが、ここ数日、イワヒバリたちもよく見かけるようになりました。玄関前にやってきてはなんともかわいらしい声でさえずっています。この声を聞くと本当に癒されます。


連日の除雪作業の甲斐あって、一番深い所にある扉を今日開けることが出来ました。毎年のことですが、この瞬間がとてもうれしくあります。


また、雪の重さから小屋を支えていたサポートも少しずつはずせるようになってきて、フロント前も随分とすっきりとしました。


静かな日の入でした。これからしばらくは週末を除き、静かな時間が流れます。山を満喫するにはもってこいの季節です。
河地

山は再び賑やかに。
2019/05/11



今日もまた晴れの一日となりました。日が昇る空には巻雲があって、それが紅く染まり、いい朝焼けとなりました。


そして、太陽が少し高くなった頃、池田町の水田に太陽の光が反射して、とてもきれいでした。




今日の日中は巻雲がたくさん現れていて、それが青空に映え、ちょっと面白い空模様となっていました。日中の陽射しは今日も強烈で雪面の上にいると半袖でも十分なくらいでした。



連休が終わり、少し静かになっていましたが、週末の今日は賑わいが戻ってきました。今日の陽気に誘われ、外のベンチでは皆さん生ビールを楽しまれていました。


玄関前の雪はほとんど解けて、今は水溜まりとなっています。18時40分、太陽は沈んでいきました。今日は30℃近くになったところもあちこちにあったようですが、ここの山の上では0℃近くまで冷え込んできています。山の上と街とでは温度差が非常に大きくなっています。なのでこの山の寒さは少々答えるかもしれません。まだ、ダウンなどの防寒着があるといいでしょう。
河地

夕陽のらいちょう。
2019/05/10


晴れが続きます。今日も春らしい霞んだ空の中、朝日が昇り、一日が始まりました。最近は朝になると鳥の鳴き声があちこちで聞かれ、なんだか楽しい気分になってきます。春ですね。


春の朝焼けは紅くなることはあまりなく、黄色っぽい色になります。槍の横に見える穂高岳が朝日の色に美しく染まりました。



すっきりとした青空ではなかったのですが、日差しが強く、雪面の上にいるとじりじりと日焼けしているのが分かりました。外に出る時はサングラスと日焼け止めがかかせません。天気がいいので平日にも関わらず、登山道上を行きかう人を多く見かけました。


前回ほどはっきりしたものではありませんでしたが、今日も環水平アークが槍ヶ岳の上に見られました。巻雲も広がり、なかなか美しい空でした。この環水平アークは5月から6月に見られることが多くあります。今日の日中は気温が上がり登山道を歩くとずぼずぼと埋まってしまうことがありました。気温があがるとこのようなことになり、思った以上に体力を消耗します。


18時半過ぎ、日の入りを見ようとお泊りのお客様が玄関前に集まっていらっしゃいました。でもこの写真をよく見ると皆さん、夕日ではなく下の方をのぞき込んでいるようです。


その先にはらいちょうのつがいがいました。夕日を浴びながら、エサを必死に食べていました。ライチョウは朝晩にエサを食べるので見つけやすくなります。


夕陽のらいちょうといえば、燕山荘では山本 陽さんがデザインされたその名も「夕陽のらいちょう」Tシャツがあります。このTシャツも今日のような中、描かれたものなのでしょうか。今日の夕日を浴びるらいちょうを見ながら、こんなことを思いました。
週末の明日も天気は良く、気温もあがりそうです。そうなると雪面上では太陽の陽射しが強烈なので、サングラスや日焼け止めはお忘れなく。また、こまめな水分補給が大切となります。まだまだ残雪たっぷりの燕岳を楽しむには良さそうな日となりそうです。前爪のあるアイゼンは必要ですが。
河地

つがいのライチョウ
2019/05/09


雲が少し多くなってきたものの、今日もきれいな青空が広がりました。ただ、気温の上がり方が鈍く、プラスになったものの風も強く、寒く感じる一日でした。ここ数日、天気は良くても気温の上がり方がいまいちの日が続いています。


今日は小屋の近くにライチョウのつがいがやってきました。山頂付近での目撃情報は多かったのですが、小屋の周りで見かけたのは初めてでした。オスは黒と白にメスは茶色にと夏毛にだいぶ変わってきていました。これからはライチョウの恋の季節です。6月くらいになるとオスは岩の上などで自分の縄張りを見張っていることが多く、見かける機会がさらに多くなると思います。


小屋開け時、積雪量はいつもより多かったのですが、いざ除雪作業を始めると堅い層が少なく、思った以上に順調に作業が進んでいます。今日は多くの雨戸を外すことが出来、小屋の中が随分と明るくなりました。


この作業中にあちこちの空に刻々と変化するレンズ雲が見られました。上空では強い風が吹いていたのでしょうか、夕方になると冷え込んできて、気温は再び氷点下へとなってきました。ちょうど日が沈む頃、今日の除雪作業を終え、街の方に目をやると暗くなりかけた中、水田だけがくっきりと見えていました。
河地

五月晴れ。
2019/05/08


日の出はどんどんと早くなっていて、4時半過ぎに外に出てみるともうすでに明るくなり始めています。今朝は遠くに富士山も見え、展望の良い一日となりました。


今朝の日の出は4時45分でした。


安曇野ではこの連休中に田植えが行われます。ここから見るとその水田がきらきらと光って、この時期らしい光景が広がります。山の上まだまだ残雪たっぷりで街では春でも山の上ではまだまだ冬の名残が濃く、この季節感の違いがいつもおもしろく感じます。



今日の日中はとてもきれいな空が広がり、まさに五月晴れの一日でした
。ただ日差しの下では暖かく感じるものの、気温は低く、吹く風が冷たく感じました。それもそのはず、日中の気温はプラスにはならなかったようです。


今日は合戦小屋まで作業をしに出かけて行きました。基本的に今の時期の営業は週末のみとなっています。ただ、スタッフが作業をしている日が多いので、お気軽に声をおかけください。



燕山荘が近づいてくると斜面を大きな雪の塊が転がっていくのを目にすることがあります。それは除雪作業によるものです。今日は寒かった割には作業ははかどりました。少しづつ小屋の中は明るくなり、小屋の傾きの取れてきて、開かなかった扉も開くようになってきました。


夕方になり、少し雲が多くなってきました。夕日を眺める人も少なく、とても静かな日の入りでした。
河地

きれいな空。
2019/05/07


昨夜はまたもや少し降雪があったようでした。そして、冷え込みも厳しくマイナス10℃近くまで気温は下がっていました。しかし、そのため冬に見られるような美しい光景が広がっていました。




ぼんやりとした春の空とは違い、空気は冬のように澄んでとてもきれいな空が広がっていました。そして、太陽が昇り出すと高い所から順に朝日があたりだし、白い雪面が太陽の色へと変わっていきました。本当にきれいな朝の光景でした。


日中は安曇野側はガスが湧き、展望はありませんでした。その中を歩いて来た方に話を聞くと、そのガスの中では雪が降っていたそうです。山の上は一日中いい天気だったので、ちょっと不思議な気がしました。


連休も終わり、少し時間も出来たので新人スタッフを対象に雪上歩行訓練を行いました。雪山において最も大切なことは転ばないことです。そのための歩き方を何度も何度も練習してもらいました。滑落停止の技術も大切なのですが、滑落を未然に防ぐことの方がはるかに大切になってきます。新人スタッフもこうした訓練や日々の山での暮らしをしているうちにやがて立派な山の人になっていきます。


午後になると東側のガスも取れて、冬のようなきれいな空が広がりました。ただ気温は本当に低くて、日中でもマイナス2℃位でした。、そして、夕方にはマイナス9℃まで下がってきました。まだまだ寒い日もあります。連休が終わり、山を訪れる方も少なくなり、静かな時間が流れています。ゆったりとこの素晴らしい景色を眺めるにはいい時ですね。
河地

雪と雷。
2019/05/06



今朝起きてみると発砲スチロールのような雪が少し積もっていました。雪解けが進み、少し黒くなっていた雪面が再び、美しい白色へと変わっていました。


朝食後、早速山頂へと向かわれる方が多くいらっしゃいました。燕岳とめがね岩辺りにはライチョウのつがいがいるようで、今日も姿を見かけましたという声を多く聞かれました。


ゴールデンウィーク中に行われたツアーは今日で終了となりました。すべての回で燕岳を登頂することが出来、また下山される時には皆さんとてもいい顔をされていて、いいツアーとなりました。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。春山ツアーは週末にあと3回実施されます。


連休も終わり、除雪作業を再開しました。今日は目標としていた屋根の角を出すことが出来、ちょっと安心しました。その除雪作業中、急に雪が降り出し、空気が冷たくなり出し、遠くで雷鳴が聞こえてきました。この時期は寒気が入ってくると雷が発生することがよくあります。山で働いていると5月は雷が多いという気がします。今日のように寒冷前線が通過する日は注意が必要です。この雷を予測して常念小屋へお昼までには到着しようと朝4時前には出発されたガイドさんもいらっしゃいました。



長かったようで短かったこの10連休も終わり、雪解けがぐっと進んだようです。燕山荘直下から玄関前までもう雪はなくなりました。登山道や木の階段が痛んでしまうのでこの辺りでアイゼンを外して頂けると助かります。また、そうすることによってアイゼンがドロドロになることもなくなります。登山道の状況は日々変化しています。最新の情報を得てお越しください。お気軽に燕山荘にお電話で道の状況をお問い合わせください。
河地

晴れの子供の日。
2019/05/05


5月5日は晴れの特異日で今日はまさにそのような天気となりました。連休中とあって玄関前はご来光を見る方々でとても賑やかでした。



ゴールデンウィークで賑わうのも今日までとなりそうです。このカラフルなテント村もしばらくは見られなくなりそうです。平日は静かな山となりそうです。今日の午前中を中心に五月晴れの青空が広がり、残雪に跳ね返る太陽の光は強烈で外へ出る時はサングラスなしではいられませんでした。この光の強さが春を感じさせてくれます。




日中は気温も上がり、玄関前の雪はグサグサとなり、水溜まりが出来ているところもありました。こうして雪は少しずつ少なくなっていきます。小屋開け当初は冬の気配が強かったのですが、このところは春の気配が強くなっています。


夕方になってくるとだんだんと黒い雲が多くなってきました。明日は寒冷前線が通過するようで、その後は気温が再び下がりそうです。寒くなったり、暖かくなったりしながら季節は進んでいます。長かった今年のゴールデンウィークももう間もなく終わりを迎えます。これからは週末を除けば静かな日々が続きそうです。
河地

風も穏やかで。
2019/05/04


久々にご来光を見ることが出来ました。天気が良くてもちょうどそこに雲があったりして、日の出のない日が続きましたが、今日はようやく見ること出来ました。時間も随分と早くなってきて、4時44分に太陽が顔を出しました。多くのお客様で玄関前は非常に賑やかでした。



そして、今日は青空がきれいで待ち望んでいた青い空と残雪の白のコントラストを楽しむことが出来ました。昨日は晴れても風が強く寒かったのですが今日は稜線でも風が弱く、ゆっくりとこの大展望を楽しむことが出来ました。


賑わった連休も後半に入り、明日辺りから少しずつ静かになっていきます。


雪解けもどんどんと進んできていて、入山した4月16日は随分と雪が多いと感じたものですが気が付けば例年並みの量となっています。


外にいても暖かく感じる今日は、外で燕山荘の昼食営業メニューを召し上がっている方もいらっしゃいました。人気ナンバーワンメニューは「カツカレー」です。


気温の上がった今日の午後は関東地方では激しい雷雨になったようですが、ここからもその積乱雲を見ることが出来ました。雪と積乱雲の組み合わせはちょっと不思議な感じがします。


今日は終日穏やかな天気で推移しました。でもさすがによるになれば氷点下となってきました。今日を終えて賑わうゴールデンウィークをなんとか乗り越えられそうな安心感が生まれてきました。
河地

賑わう連休後半。
2019/05/03


今朝は意地悪な雲が邪魔をして日の出はみられませんでしたが、先日までと違い晴れの朝を迎えました。

昨日お泊りのお客様が出発された後は一時静かになります。賑わったテント場も静かになります。

今日は春らしく霞んだ空が広がりました。昨日よりは風は少し弱くなりましたが、大天井岳を往復された方々は風が強くて寒かったとおっしゃっていました。晴れても風があると体温は奪われ思った以上に寒く感じます。この風も明日にはもう少し弱くなりそうな予報となっています。明日も登山日和となりそうです。



天気が良かった今日は結構な賑わいとなりました。こんな時我々スタッフは日中なかなか外に出ることが出来なくなります。人の流れが落ち着いた夕方、外に出てみるとテント場には再びカラフルなテント村が出来ていました。


夜になっても空は霞んだままでしたが久しぶりに街の夜景がきれいに見えていました。明日を過ぎれば、人の流れも少しづつ落ち着いていきそうです。
河地

晴れても寒い一日。
2019/05/02


ようやく青空が広がりました。ただ、気温は低く、風もあって寒い朝となりました。木々には霧氷が着いていました。街では春かもしれませんが、ここ山の上ではまだ冬の気配が濃く残っています。


日中も気温があまり上がらず、最初のお客様が到着されだす頃になっても霧氷は残っていました。気温が低いため,雪がしまってアイゼンがよく効いて歩きやすかったのではないでしょうか。


今日のような日はまだまだ冬用のウエアーの方が向いています。ゴールデンウィークの今頃はまだ冬山と考えていいかもしれません。




ここ数日天気が悪く人の流れも落ち着いていたのですが、今日の晴天に誘われて、再び賑わいが戻ってきました。明日は今日以上の賑わいとなりそうです。登山道上のすれ違いも多くなるかと思いますが登りの方優先のルールを守って、下山される方は登りの方に道を譲って頂けるとより安全な登山になるかと思います。


久しぶりに見た日の入りは18時半頃となっていました。日に日に日の入りは遅くなっていきます。ただ、夏山の時間間隔で登山をすると雪山を歩くのは思った以上に時間がかかるものですし、夕方になれば気温はぐっと下がってくるので、早めの登り出しが望ましいかと思います。何度も言いますが街では春でも山の上はまだ冬です。
河地

ようやく雨上がる。
2019/05/01


今日も雨で一日が始まりました。視界も悪く、展望はほとんどありませんでした。しかし、そんな時にはライチョウに出会えるチャンスが多くあるものです。今日はテント場で1羽のライチョウを見つけました。10日程前見たライチョウは真っ白でしたが、今日見たライチョウは黒い部分が多くなっていました。今年はなぜだか燕山荘周辺でライチョウを見かける機会が多くなっています。山頂付近で見かけという声もよく聞かれます。




日中は気温が6℃位まで上がり、雨が降ったり止んだりでしたが気温が下がり始めると雨も上がり、久しぶりに燕岳や槍ヶ岳が姿を現してきました。青空こそなかったものの、久しぶりに広がる展望に嬉しくなりました。この雨で常念岳方面へ縦走予定の方々は天候待ちをしていましたが、明日はようやく出発できそうです。いい山旅になるといいですね。



そして、今日からいよいよ新しい時代の「令和」がスタートしました。山の上でもそれを喜んでいただきたく、ささやかでしたが女性スタッフが手書きでカップに絵を描いたワインや厨房スタッフのアイデアによるお雑煮などささやかですがお楽しみ頂きました。山小屋で働いていて、お客様に喜んで頂けるほどうれしいことはありません。

明日から連休後半の賑わいが戻ってきそうです。事故なく、登山が楽しいものになるように明日からに備えたいと思います。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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