燕山荘 スタッフブログ
晩秋と初冬の間。
2018/10/20
ここ数日、連続して雪が舞っていましたが、昨日降った雪は今朝になっても残っていて、真っ白とまではいきませんが白くなっていました。この雪面が朝日をあび、とてもきれいでした。季節は晩秋から初冬へとすっかり入れ替わったようです。
朝のうちは天気は良かったのですが、その後再び雪が降り出してきました。そして、みるみる地面は白くなってきました。
この雪は16時位まで降り続きましたが、薄っすら白くなった程度でした。ただ氷点下と気温が低いので解けることなく残ったようでした。まだ、アイゼンやピッケルがいるような積雪量ではありませんが、滑りやすい所が多いので注意が必要です。アイゼンが使えないような少ない雪の時は意外とスリップによるけがが多いので慎重に歩かれるといいかと思います。
明日の午前中は今日以上に厳しい冷え込みとなりそうなので、この雪は残ってしまうかもしれません。ただ、その後は気温も上がりそうなので雪が解けてしまいそうです。
天気が回復すると槍ヶ岳も姿を現して来ました。ガスが面白い具合にかかり、いつもの槍ヶ岳とは違った感じに見えました。槍の穂先と独標がまるで別々の山に見えてきました。
皆さんの服装もダウンやニット帽、手袋とすっかり冬の服装に変わってきています。それもそのはず、今日はプラスの気温になることはなく一日中氷点下でした。
日の入時刻もどんどんと早くなってきています。恐らく、明日辺りから16時台へとなっていくのではないでしょうか。この時期は朝早すぎると気温が低く、地面が凍結していたりするので夏のような早い出発がいいとばかりは言えません。状況によっては遅い出発の方が安全な場合もあります。しかし、日の入りは短くなっているようで行動できる時間は夏に比べるとぐっと短くなっていることを念頭において計画や行動することが大切になってくるかと思います。山はもう初冬です。
河地
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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