燕山荘 スタッフブログ
梅雨入り前の晴天続く。
2018/06/04
この辺りの梅雨入りの時期が近づいてきました。しかし、連日晴天が続いています。今朝も真っ赤な太陽が昇る美しい日の出となりました。写真ではわかりづらいかもしれませんが太陽柱のようなものも見られました。
朝焼けはほんのりと赤く染まるものでしたが、その山々の上には月が浮かび、美しく静かな朝でした。
この天気に誘われてか、日帰りで登って来られる方も多く、一時、玄関前は賑やかとなりました。今日のような天気となれば山に登りたくなりますね。
今日はいつもと違って東側から風が吹いていました。この東風が吹く時は台風の接近の場合によくありますが天気図を見てもよく分かりません。地域的なものなのでしょうか。よく晴れ渡り富士山もきれいに見えていました。そして、その左上には巻雲が出て、ちょっと面白い光景でした。
稜線上のカラマツの新芽もどんどん大きくなってきています。今日の青い空に映え、新緑の緑が一層鮮やかでした。
きれいな青空の広がる気持ちのいい一日でしたが、午後になると少し雲が多くなってきました。そのおかげで幻日を見ることが出来ました。
このところ雷鳥を小屋の近くで見かけない日はほとんどありません。今日も小屋の近くの岩の上でオスの雷鳥は見張りをしていました。また別の場所では二羽のオスが空中戦をしているのを見かけました。今年は雷鳥を見る機会が多い年となりそうです。今日もこの同じ雷鳥を3度ほど見かけ、3回目にあった時にはまたおまえかと言われたような気がしました。
大下りの頭から見る大天井方面
大天井方面から燕岳へ向かう際の為衛右門吊岩付近
今の時期、大天井岳へ向かわれる方は何か所か夏とは違うルートを通ることになります。蛙岩はもう夏道を通行出来ますが、大下りから為衛右門吊岩にかけてと大天井岳直下へは冬ルートとなっています。大天井岳から燕山荘へ向かわれる際、為衛右門吊岩の所では必ず冬ルートを通行してください。この付近の夏ルートは雪解けが進み、夏道が見えている部分も出てきていますがまだ雪が残っていて、そこでのスリップは許されません。冬ルートへ入れば雪は全くありません。大下りの鞍部はまだ雪が残っていますが。今の時期はまだ残雪があり、ここから常念岳方面へ行かれる際は、しっかりとしたルート取りが必要となってきます。不安な方は無理をなさらないで雪がなくなるまで待った方がいいでしょう。
河地
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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