燕山荘 スタッフブログ
雪解け進む立夏。
2017/05/05
今日は立夏。暦の上では夏へと入っていきます。今日も穏やかな天気の一日となりました。まだ真っ白な合戦尾根の奥には日の出前の薄っすらとした灯りを受けて光る水田がキラキラと輝いて見えていました。この写真はまさに今の現状を物語っていて、街は田植えの季節となり、春なのですが山の上はまだまだ雪がたっぷりとあり、上と下では季節が随分異なっていることが分かります。
ゴールデンウェークも終盤へと差し掛かりましたが、今日も多くの方々で賑わいました。しかし、これもどうやら今日までのようで、明日は雨の予報となっているため、静かな山へと戻っていきそうです。
今日は端午の節句、子供の日でもあります。きれいな青空が広がり、こいのぼりも気持ちよさそうに空を泳いでいました。
今日は浅間山の火山活動が活発のようで大きな噴煙が見られました。ここから浅間山はとてもよく見えます。
きれいな青空が広がりましたが、やがて雲の多い一日となりました。気温が上がったせいか次々と雲が沸き上がってきました。一時、槍から穂高にかけてはレンズ雲のようなものが出来たりして、雲の変化の楽しい一日となりました。
この写真だけを見ると夏のように感じられます。ただ、斜視意をよく見てい見ると地面が白い雪となっているので夏ではないことが分かりますが。
今日の日中は気温が上がり、雪解けがかなり進みました。玄関前の雪もグサグサになり、地面が出てきたり、亀裂が出来たりしました。登山道の雪も同じような状態でかなり歩きづらかったようです。今頃のちょっと前あたりが恐らく積雪量の一番多い時だったのでしょう。これからはどんどん積雪量は減っていきます。
話は変わりますが、トレース上を尻セードされる方がいらっしゃるようです。トレースはみんなのものでもありますし、尻セードによる事故も過去に起きております。合戦尾根においては、尻セードはなさらない方がいいと思います。
今日一日で雪解けはかなり進みましたが、燕山荘の東側はまだまだすっぽりと埋まっています。小屋の中の部屋によっては扉が開かなかったりと小屋も雪の重さに悲鳴を上げています。連休が終わり、静かな山になっていきますが、これからは小屋をこの雪の重みから解放してあげるための除雪作業中心の日々へと変わっていきます。
河地
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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