燕山荘 スタッフブログ
寒の入り。
2017/01/05
今日は小寒。寒さは本格的に厳しくなってくる頃で、寒さはこれからが本番です。暦通り、マイナス17℃まで下がり、非常に寒い朝となりました。シャッターを押す手がたちまち冷えて、痛みを感じる程でした。そんんな今朝は雲を通してぼんやりと太陽が現れ、幻想的で美しい朝焼けとなりました。
日の出頃の雪面の色は刻々と変わっていきます。とても美しい時間帯です。ついつい寒さを忘れて、見入ってしまいます。しかし、さすがの今朝の冷え込みでは、長い時間外にいるのはなかなか厳しいものがありました。この寒さこそ、この時期らしいもので、寒いけどなんだかうれしくもなりました。
晴れて眺めの美しい一日でしたが、風はやや強く、合戦尾根にはつむじ風が発生していました。
とにかく天気のいい一日でした。稜線の東側は、風が強いため、シュカブラなどを形成する西側の荒々しい光景とは違い、吹き溜まった雪のため、とても柔らかい感じの積もり方をしています。そこに午後の太陽の光が降り注ぎ、なんとも美しい光景でした。
蛙岩と槍
合戦尾根
燕岳と燕山荘
今日の午後、蛙岩まで様子を見に行ってきました。写真だけ見ると太陽の光が降り注ぎ、暖かそうですが、稜線の風はやはり厳しく、とても寒い中での稜線歩きでした。実際にこの風を体感すると改めて冬の稜線の厳しさを感じさせられました。
この周辺は、とてもいい天気でしたが裏銀座の山々には寒気による雲がかかり続けました。ここ燕岳は、日本海から吹いてくる湿った風を裏銀座の山々がブロックしてくれるので、冬でも比較的晴れることが多いです。ただ、この週末の天気予報を見ていると南岸低気圧によるものでしょうか、全国的に雨マークが多くなっています。この週末、登山を予定されている方は気象情報に注意して、無理だけはなさらないでください。
雪面が夕日に照らされ、美しくなるころ、気温はどんどん下がり始めました。マイナス18℃まで下がってきました。冬はこれからが本番です。気を引き締め、冬期営業を事故なく無事に終えたいと思います。
河地
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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