燕山荘 スタッフブログ
再び梅雨空へ。
2016/06/16
日の出のない朝となりました。朝から曇り空で今日は太陽の顔を見ることはありませんでした。合戦尾根を見下ろせば、緑の部分が日に日に多くなってきていることがわかります。夏の足音がどんどん近づいてきています。
通称:オホメノマツ
このところ合戦小屋まで登山道を歩くことが多いのですが、日毎に緑が濃くなっていることがわかります。カラマツに続いてダケカンバの葉っぱもどんどんと濃くなってきています。この柔らかい緑色は今しか見られない色です。こうしてどんどん変わっていく山肌の色の変化を見ていると季節が進んでいることを感じられます。山で働いていると四季の変化をより身近に感じられます。
合戦尾根を登るにあたって雪の上を歩くことはほぼなくなりました。数十歩は雪の上を歩く部分もありますがこれも今の雨でなくなってしまうことでしょう。とにかく今年は季節の進みが早くなっています。7月頃まで残る雪を見て、喜ばれる方が多いのが通常ですがそういう意味ではこの早い雪解けというのは残念です。
燕山荘直下の夏道もほぼ雪はなくなっていて通行出来そうなのですが、まだ雪解け直後で道が安定していないため、通行可能になるまでもう少し時間がかかりそうです。
今日は午後から雨となり、登ってこられるお客様も少なかったので、富士見ベンチまで新しくベンチを作ってきました。合戦尾根は第1、第2、第3、富士見ベンチと各所にベンチがあり、そこで休憩しながら登ることによって、高山病など体調不良になることを防ぐことに繋がっていると思われます。そういう意味でこのベンチというのは重要な意味をもっています。標高の高い山を登るときゆっくりと体を高度に慣らすことが重要になってきます。
3時頃より本格的な雨降りになってきました。その中、ハクサンイチゲがきれいに咲いていました。雨に濡れる花もまた美しいものです。
河地
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