北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

晴れたー。
2016/06/30


今日で6月も終わりとなります。夏山シーズンがすぐそこまでやってきています。少しずつ緊張感も高まりだしてくる頃です。
朝のうちは雨でしたが9時頃より上がりだし、10時過ぎには青空が広がりだしました。雨上がりの青空というのはなんと気持ちのいいものでしょう。太陽の光が降り注ぎ、あらゆるものがキラキラと輝き出します。



ヘリポート下にあるナナカマドの花も今が満開といったところでしょうか。緑の木々の中にある白い花がひときわ美しく見えます。



この天候の下、昨日一旦終了したヘリコプターの荷揚げも無事に終了しました。風がちょっとあったのか、ヘリコプターの飛ぶコースがいつもと違っていて、槍ヶ岳をバックにかっこいい写真を撮ることが出来ました。



小屋周辺には青く可憐な花を付けるミヤマクワガタも咲き出しています。黄色い花が目立っていますが、こうして様々な色をした花々が咲き出しました。山は色とりどりになってきています。



スカッとした晴れにはならなかったのですが、梅雨時の雨の降らない天気というのはとてもありがたく感じます。小屋の壁のペンキ塗り作業もはかどりました。ただ、体にまとわりついてくるあの小さな虫にはかなり悩まされました。そんな今日の夕焼けは雲が多いものとなりました。



夕陽が沈んでしばらくたった後、寒かったのか外には2、3人の方しからっしゃらなかったのですが、素晴らしい小焼けが広がっていました。今日のように雲が多い日は、日が沈んでからのほうが美しなることがあります。
今日で6月も終わりです。もう夏はすぐそこですね。
河地

青空が広がったものの。
2016/06/29


今朝の4時過ぎ東の空ではなく北北東の空が赤く染まりました。北信の山々から鹿島槍の上の空が真っ赤になり一方太陽が顔を出すあたりは雲が厚かったのか赤くはなりませんでした。ちょっと面白い朝焼けとなりました。



雲の多い朝にはなりましたが、高曇りで視界は開けていました。高瀬側には雲海が入り笠ヶ岳はいつもと違った表情を見せていました。



日差しがないためなのか、縦走路の緑がいつも異常に鮮やかにみえました。山肌の色は光線の具合で大きく変わります。それにしても鮮やかな色ですね。こんなきれいな緑色あまり見た記憶がありません。




その後天気は良くなり青空が広がりだしてきました。夏の太陽といった感じで、じりじり日焼けしていくのが分かりました。


晴天の中ヘリコプターによる荷揚げ作業が行われましたが、東側にはガスが湧いてきてしまい中断となりました。山の上はこんなにも天気がいいのに・・・。こればかりは仕方ありません。



晴天ながらヘリが飛べない天気といううのは夏にはよくあることなので、気持ちを入れ替え別の外作業をしていると、昨日巣立ったイワヒバリの親が一生懸命に餌を運んでいる姿を目にしました。新しい命も生まれ、花々も咲き出してきて、いよいよ夏が近づいてきたんだなと感じさせられました。山は日に日に輝きを増していきます。


あのきれいな青空は束の間で、15時頃より雨が降り出してきました。

河地

梅雨本番。
2016/06/28


6月も残りわずかとなってきましたが、梅雨は今が本番といったところで青空が恋しくなってきます。今日は終日雨降りとなり展望のない1日となりました。





雨のどんよりとした天気の下では花々の美しさがより一層際立ちます。なので" 雨の日の方が好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか。黄色い花が多いのですが、赤紫色のテガタチドリも蕾をふくらませてきました。咲く花の種類が日毎に増えていきお花探しが楽しい毎日です。



イワヒバリが巣立ちました。いつもの所に今年も巣を作っていてそろそろ巣立ちかなと思っていると今朝、厨房の裏でヒナの鳴き声が。こんな雨の日に出てこなくてもいいのにと思って見ていると、まだぎこちないながらも元気に飛んでいきました。しばらくは親鳥から餌をもらう姿が山荘の近くで見られそうです。また一つ楽しみが増えました。





一方、雷鳥もそろそろ生まれる頃です。昨年は7月1日に見かけました。
残念ながら今日は会えませんでしたが、テント場では二羽の雄が仲良くならんで、のんびりと毛づくろいをしていました。この二羽は恐らく山荘の近くでよく縄張り争いをしていたものでしょう。もう、争いをしなくなったといううのはヒナがかえったからではないでしょうか。もしかしたら明日には会えるかな。
河地

梅雨の晴れ間。
2016/06/27


6月も後半になってきて、青空が見られる日が少なくなってきましたが、昨日に続き、晴れ間の多い天気となりました。そんな今朝はほんのりと雲が紅くなるきれいな朝焼けとなりました。雲海が広がっていたので街では曇り空となっていたことでしょう。



また今朝は冷え込んで外のベンチには霜が付いていました。しかし、その冷え込みは朝だけで日中はぐんぐんと気温が上がりました。蒸し蒸しとして登山をしていると汗が顔をつたいポタポタと地面に落ちるほどでした。




今朝、中房線を車で走っているとカモシカの親子がえさを食べていて、脅かすつもりはなかったのですが、食事の邪魔をしてしまいました。ごめんね。子供はお母さんにぴったりと寄り添い、とても微笑ましい光景でした。





安曇野の水田の緑も日に日に濃くなっていますが、山の緑も日に日に濃くなってきています。ほんの少し前まで黒々とした山肌だったのが、今はすっかり緑色に覆われています。山の上ではゆったりとした時間が流れているのですが、季節の変わるスピードは想像以上に早いものです。






日中は東側はガスに包まれてしまいましたが、西の空は晴れていました。夏の典型的な様子です。
河地

梅雨真っただ中です。
2016/06/26

昨日から降り続いた雨は、今朝も上がりませんでした。
西風も強く吹き荒れていましたが、花の様子を見に出てみました。

ミヤマキンバイは冷たい雨に叩かれて丸くなっていました。


コマクサは斜面に沿って点在しています。


ハクサンチドリも咲き始めました。


高山植物は厳しい環境でも強くたくましく生きているんだなぁと、改めて感心させられます。

お昼前、テント場に人が集まっていたので行ってみると!!

久しぶりに雷鳥がいました。


少し陽が差してきて、裏銀座が見えてきました。


その後、夕方に掛けてガスで真っ白になりましたが、東側の有明山は綺麗に見えていました。


明日のヤマテンの天気予報は、午前中概ね晴れ、午後は稜線には霧がかかりますが、風も強くはない見込みです。

梅雨の中休みになればいいですね。
早く梅雨明けしないかなぁ。。。

小川

強風。
2016/06/25


昨日のお昼から降り出した雨は、夜には強くなり、かなりの降水量だったようで、登山口の中房川は濁流となり、ごうごうと音を立てて流れていました。



週末とあって登山を楽しみにされていた方も多かったようですが、この雨で取りやめられた方も多くいらっしゃいました。それでも7時頃より雨が上がりだし、雲の切れ間からは緑がだいぶ濃くなった安曇野の水田を見ることが出来ました。



雨は上がったものの強風は残り、合戦尾根の樹林帯の中でも強い風が吹いていました。そのためかあちこちでイワカガミの花びらが散っているのを見かけました。三角点より上部のイワカガミはまだ元気に花を付けていました。今時期は上に上がるほど花が多くみられるようになってきています。



日中は幸いにも雨が降ることもなく、また強い風のおかげでそれほど汗をかくこともなく登山をすることが出来ました。新緑の木々が風に揺られる中を歩くのもなかなか気持ちの良いものでした。そしてなにより良かったのは今日のこの強い風により、いつも体にまとわりついてくるあの小さな虫が吹き飛ばされてなくなってしまったことです。




楽しみにされていた方も多かったことでしょう。今日から合戦小屋でスイカの販売が始まりました。



雨が降らずに終わるかと思っていたところ、14時頃から雨が降り出してしまいました。雨に煙る中のシナノキンバイのお花畑はまた違った美しさがあり、雨は雨なりの良さがありました。

週末としては残念な天気となってしまいましたが、雨も降るときには降ってくれないと水不足になってしまうので仕方ありませんね。
雨は雨なりにその良さもあるのですが・・・。
河地

夏山シーズンに向けて。
2016/06/24


昨夜はきれいな星空が広がり、さそり座やいて座など夏の星座を楽しむことが出来ました。朝になると天気は早くも下り坂へ向かっているのか雲が多い空へと変わっていました。そして、4時頃、北東の空が真っ赤になってきました。



高曇りの天気でしたが美しい展望が広がりました。緑もどんどん濃くなってきて、夏色へと変わってきています。テント場にはまだ雪が残っているので雪の上にテントを張ることになります。



山肌の緑色が濃くなってくると、槍ヶ岳や穂高岳の岩稜帯がより一層黒々として見えます。燕岳周辺はすっかり雪がなくなってしまいましたが、3000m級の山々にはまだまだ雪が残っています。



雲の上に富士山が頭だけ出していました。
富士山を見るのも久しぶりのような気がします。



長野盆地の上に出来た雲海の上に黒い雲の層が出来ていました。ちょっと面白い光景でした。今朝はヘリコプターによる荷揚げがあったため、長い時間外にいられたので見ることが出来た光景です。



お昼頃まで天気は持ち、ゆるやかな時間が流れていました。しかし、13時を過ぎた頃より雨が降り出してきました。雨はどんどん強くなり、夕方からはかなりの風を伴い小屋を揺らしています。



今日、ヒュッテ大槍のスタッフも7/1からの営業に向け、小屋へと入りました。これで燕山荘グループ全ての小屋にスタッフが入りました。
いよいよ夏山シーズンに向けて動き出しました。

明日からは合戦小屋名物のすいかの販売が始まります。
河地

急激に天気回復。
2016/06/23




梅雨らしい本降りの雨で朝は始まりました。その後もなかなか天気が回復せず、ガスに包まれ、展望もありませんでした。
ところが15時過ぎより突然雲が切れ、青空が広がりだしました。咲き出した花々も太陽の光を受け輝き出し、劇的な天気の変化となりました。





槍ヶ岳から大天井岳にかけての展望も広がってきました。燕山荘グループの大天荘にはすでにスタッフが入っていて、6/25の営業に向けて、着々と準備を進めています。晴れた夜にはこの小屋の明かりも見ることが出来るようになってきて、北アルプスの夏が少しずつ始まることを感じさせられます。
穂高岳連邦にもいい具合に光が当たって、いつもよりかっこよく見えていました。



山の上はきれいに晴れ渡りましたが、安曇野の街は雲海の下となり見ることは出来ませんでした。美しい雲海でこんなにも天気は良かったのですが、この雲海のため昨日から伸びているヘリコプターの荷揚げは残念ながら出来ませんでした。なんとも歯がゆい気分でした。



きれいな夕日も見ることが出来ました。朝のあの天気からは想像もつかないとてもきれいな夕日となりました。
河地

定まらぬ天気。
2016/06/22


このところ段々と梅雨らしくなってきました。湿気が多く、雲やガスの湧きやすい天候が多くなってきました。昨夜は雲海が広がり、その上には満月を少し過ぎた月が明るく輝き、その雲海を照らし、とても美しい夜でした。そんな明るい夜でも火星や夏の星座であるさそり座も美しく輝いていました。





朝から雲やガスの多い天候となりました。そんな中、テント場にオスの雷鳥がやってきて、しばらくそのあたりでえさをついばんでいました。いつもなら稜線の西側にいることが多いのですが、今日は珍しく東側に姿を現しました。





とにかく今日は天気の安定しない一日でした。青空が広がったと喜んでいればすぐにガスが湧いてきて、周りが何も見えなくなったりと目まぐるしく様子が変わっていきました。こんな天気だったのでヘリコプターによる物資の輸送は延期となりました。梅雨時のヘリの物資の輸送は思うようにいかなく、ただ晴天を祈るだけです。



夕方パラパラと雨が降りましたが、すぐに止んで西の空が少しだけ赤く染まりました。明日こそは晴れてヘリの荷揚げ作業が順調に出来るといいものですね。
今日は外の様子が気になり、なかなか落ち着かない一日となってしまいました。
河地

夏至。
2016/06/21


今日は1年で最も太陽が高くなる夏至です。雲が多い一日で日の出は見られなかったのですが、お昼過ぎ、雲の切れ間から顔を出す太陽の光は強く、夏を感じさせられるものでした。





本日より、燕山荘直下の夏道が開通しました。例年であれば7月に入ってから3m位、雪を掘り下げてようやく通れるようになるのですが、雪の少ない今年はほとんど雪を掘ることもなく、早くも通行可能となりました。ここにはシナノキンバイやハクサンイチゲなど夏の初めに咲く花々が早くもお花畑を形成しつつあります。





日中は雲の切れ間から青空が顔を出すことがありました。気温は高く、合戦尾根を歩いているときに体にまとわりついてくるあの小さな虫たちがここでもたくさん飛んでいました。外作業には防虫ネットがかかせませんでした。



夕方、有明山の後ろにはもくもくとした積雲が現れていました。おそらく街では気温が上がり、上昇気流の発生により出来た雲なんでしょう。山の上でも蒸し蒸しとした梅雨らしい天候が続いています。



日の入は雲に阻まれてしまいはっきりとは見えませんでしたが、野口五郎岳の真上にぼんやりと沈んでいきました。太陽の沈む位置ははこれから少しずつ南へと戻っていきます。今日が燕岳に最も近づいた日となりました。
河地

梅雨の晴れ間。
2016/06/20


昨日の昼から降り出した雨はすぐに止むものと思いきや、明け方まで降り続きました。その後、晴れて気温も上がり、蒸し蒸しとしたこの時期らしい天候となりました。安曇野から見る北アルプスの山々には雪はほとんどなくなっています。水田の稲穂もだいぶ大きくなってきました。



雲が多い一日となったものの燕岳は終日姿を見せてくれました。



午後になってくると、雲の様子が夏のようになってきました。夏と大きく違うのは登って来られる方が少なく、とても静かでゆったりとした時間が流れていることです。



合戦尾根上部のダケカンバの新緑が日に日に濃くなってきています。この柔らかな緑色はもう少しすると濃い緑色へ変わっていきます。今だけしか見られない色です。



午後になってくると一雨ありそうな雲行きとなってきましたが、幸い雨が降ることはありませんでした。西側には「天使のはしご」が現れ、日の入は見えませんでしたが、美しい自然現象を見ることが出来ました。




合戦尾根で雪を触れる場所はほんのわずかとなってきました。この雪も数日中にはなくなってしまうでしょう。暑いときに下から登ってきて雪があるととてもうれしいものなので、なんとかもう少し残っていてもらいたいものですが、この量では仕方ありません。
河地

貴重な晴れ。
2016/06/19




昨日といい今朝のお天気といい梅雨とは思えない快晴となりました。ご家族連れや山仲間、会社のお仲間など、この梅雨の晴れ間を狙ってたくさんの方が登ってこられました。
燕岳、日の入、ご来光、新緑の山歩きと堪能され、さぞリフレッシュされたのでしょう、今朝、皆様が笑顔で帰っていかれるのを見送るとほっとした感じがしました。






槍ヶ岳も燕岳もくっきりと見え、おもしろい雲が空にかかっていました。
しかし、雲行きは次第に怪しくなり、どんどんと白くなってしまい、ちょうどお昼頃には雨が降り出してきてしまいました。
夜になっても雨は音を立てて、降り続いています。





「いってらっしゃーい」今日は大天荘の小屋開けのため、スタッフが入山しました。午前中は天気が良かったのですが、なぜか大天井岳は上の写真のように雲に覆われていました。案の定、雨の中の出発となってしまいました。無事に到着したとの連絡があり、こちらもほっとしました。
いよいよ大天荘も夏のシーズンに向け始動しました。
稲垣

夏の入り口。
2016/06/18


今朝は3度まで下がり少し寒い朝となりました。所によっては霜はがついているところもありました。日の出は雲の中からとなりましたが、槍ヶ岳もほんのりと朝の色に染まり、美しい朝となりました。





朝のうちはとてもきれいな青空が広がり、そこに巻雲がいいアクセントで現れて、美しいに尽きる空でした。





今日は各所でかなり暑くなったようですが、ここ山の上でも気温は上がり、日差しも強く、いよいよ夏の入り口へと入ってきたようでした。テント場はまだ雪の上ですが、その雪されなければ完全に夏の光景となっていました。登ってくる方も多く、あちこちから楽しそうな笑い声が聞こえ、夏山シーズンが一足早く始まったようでした。



夕方になって少しずつ雲が増えてきて、日が沈むころには突然燕岳を横切るようにガスが湧いてきて、今日の夕焼けはあきらめムードへと一瞬なりました。





ところがそのガスが切れた後、素晴らしい夕焼けショーが始まりました。横に筋状に伸びる雲がどんどん赤くなっていき、また刻々とその色は変わっていき、30分ほどその美しさから目を離すことができませんでした。こんなに美しい夕日はそう何度も見られることはありません。今日は多く方々が登ってこられ、夏の始まりを少しだけ感じました。
河地

天気回復。
2016/06/17


朝起きてみると雨はまだ止んでいませんでした。しかし、10時頃より天気は回復してきて、合戦尾根が姿を現してきました。この雨で一段と新緑は上へと上がってきたようでした。日に日に緑が濃くなっていきます。



天気は回復したものの梅雨時らしく、雲の多い空でしたが燕岳も姿を現し、登ってこられた方々はこの景色に大変喜ばれていらっしゃいました。やっぱり晴れっていいですね。



次第に槍ヶ岳も姿を現してきました。やっぱり槍ヶ岳が見えると皆さん大変喜ばれるようです。燕岳から見る槍ヶ岳の景色は本当にいいものです。燕岳は展望の素晴らしい所です。



雲の切れ間から時折日が差して、咲き誇るミヤマキンバイを美しく照らし出していました。ミヤマキンバイは今が見頃です。小屋周りにたくさん咲いています。



週末が近づいてきて、静かだった山にも少しだけ賑わいが戻ってきました。明日は天気予報も良さそうで、きっと多くの方が登ってこられることでしょう。天気の良かった先週も朝7時頃には駐車場は満車となっていました。明日もこのような状況になることが予想されます。穂高駅周辺の駐車場をご利用になられて、公共交通機関で中房まで入られることをお勧めします。


6月といえども夕方になってくると今日は肌寒くなってきて、ダウンをきている方もいらっしゃいました。日の出や日の入の頃はまだまだ寒くなりますので防寒着はまだ必要です。ただ、明日は気温が上がりそうなので水分は多めに持ってこられるといいかと思います。
明日より合戦小屋でのうどんの営業がスタートします。
河地

再び梅雨空へ。
2016/06/16


日の出のない朝となりました。朝から曇り空で今日は太陽の顔を見ることはありませんでした。合戦尾根を見下ろせば、緑の部分が日に日に多くなってきていることがわかります。夏の足音がどんどん近づいてきています。



             通称:オホメノマツ


このところ合戦小屋まで登山道を歩くことが多いのですが、日毎に緑が濃くなっていることがわかります。カラマツに続いてダケカンバの葉っぱもどんどんと濃くなってきています。この柔らかい緑色は今しか見られない色です。こうしてどんどん変わっていく山肌の色の変化を見ていると季節が進んでいることを感じられます。山で働いていると四季の変化をより身近に感じられます。



合戦尾根を登るにあたって雪の上を歩くことはほぼなくなりました。数十歩は雪の上を歩く部分もありますがこれも今の雨でなくなってしまうことでしょう。とにかく今年は季節の進みが早くなっています。7月頃まで残る雪を見て、喜ばれる方が多いのが通常ですがそういう意味ではこの早い雪解けというのは残念です。



燕山荘直下の夏道もほぼ雪はなくなっていて通行出来そうなのですが、まだ雪解け直後で道が安定していないため、通行可能になるまでもう少し時間がかかりそうです。



今日は午後から雨となり、登ってこられるお客様も少なかったので、富士見ベンチまで新しくベンチを作ってきました。合戦尾根は第1、第2、第3、富士見ベンチと各所にベンチがあり、そこで休憩しながら登ることによって、高山病など体調不良になることを防ぐことに繋がっていると思われます。そういう意味でこのベンチというのは重要な意味をもっています。標高の高い山を登るときゆっくりと体を高度に慣らすことが重要になってきます。



3時頃より本格的な雨降りになってきました。その中、ハクサンイチゲがきれいに咲いていました。雨に濡れる花もまた美しいものです。
河地

きれいな空。
2016/06/15





昨夜はガスに包まれて視界はなかったのですが、朝になってみるときれいに晴れ渡っていました。少しひんやりとして、風もやや強い状態でしたが、空気が凛としてとてもきれいな空が広がりました。
太陽が顔を出し、光が当たりだすと新緑の木々はより一層美しく見えました。この時間帯にしか見られない色です。



日が登り、少し経ったころ、槍ヶ岳の上には高い所に現れる巻雲が見られて、とてもきれいな空になりました。朝のひんやりとした空気に包まれてとても清々しい空気になりました。



午前中はきれいな青空が広がり続けました。おととい昨日とこのような青い空が見られなかったので、今日の青い空がより美しく感じられました。



そんな気持ちのいい空の下、夏に向けての物資のヘリコプターにより輸送が行われました。あとひと月もすれば山は連日大変な賑わいになることでしょう。今から少しづつ準備を始めています。それにしてもこの晴天の下での荷揚げ作業はとても気分のいいものです。



その晴天も長くは続かず午後になると東側からガスが湧き出し、どんどんに包まれていきました。そして空気もムシムシとしてきました。青空の見られた時間はそんなには多くはありませんでしたが、朝のうち見えていた青空はとても美しく感じました。青空ってほんとにいいものです。
河地

半分晴れ。
2016/06/14


天候の回復は思っていたより遅く、朝のうちはは雨が降ったりやんだりでした。10時頃より雲が切れだしてきて二日ぶりに燕岳が姿を現しました。たった一日姿を見られなかっただけなのに随分久しぶりな気がしました。燕岳の姿を見てほっとした気分になる、というちょっと不思議な感覚になりました。


昨日見つけたコマクサよりさらに大きな、今にも咲き出しそうなコマクサを見つけました。小屋の周りにはたくさんのコマクサの株が出来てきています。日当たりや風当たりなどの条件の違いにより成長はまちまちです。



西側の空からガスは切れてきて時折裏銀座の山々を見ることができました。ただ、稜線の東側は濃いガスに包まれて真っ白け。燕山荘も半分はガスに包まれていました。麓では気温が高くなったからでしょう。夏の光景です。それにしても今日は山の上でも蒸し蒸しとして晴れ空になったものの、梅雨を感じさせられました。



すっきりと晴れることはありませんでしたが、ミヤマキンバイと燕岳。いいですね。夏が近づいてきています。

夕方になって山荘周りは濃いガスに包まれてしまいました。明日も気温は上がり湿度もたかくなりそうです。そんな時は汗をかかないようにゆっくり登ること、こまめな水分補給、汗をかいた時の塩分補給が大切になってきます。
あと小さな虫が多くなってきています。防虫ネットや、虫よけスプレーなどあるといいですよ。
河地

梅雨空。
2016/06/13


本格的な雨の一日となりました。梅雨入りしたというもののこうして終日雨というのは初めてです。所によっては水不足になっている所もあるようで、この雨は恵みの雨となったのではないでしょうか。
ヘリポート下のナナカマドはより色鮮やかに輝き、この雨を喜んでいるかのように感じました。





         サンカヨウ


燕岳の姿を見ることが出来なかったのは何日ぶりのことでしょうか、このところ毎日のように見えていましたが、今日は一度も姿を現すことはありませんでした。それでも、咲き出しはじめた花々を探しながら雨の中を散歩するのもなかなか楽しいものとなりました。コマクサの蕾もずいぶんとふくらんできてもう少しではなを開かせそうなものもありました。そして雨の日の楽しみはコマクサに付く水玉です。キラキラと輝きとても美しいです。



雨でお客様の少ない日にしか出来ない作業もあります。床のニスをサンド
ペーパーではがしニスを塗りなおすという作業です。なかなか時間と根気を要す作業ですが、お客様から「きれいな山小屋ですね」といって頂けると喜びへと変わります。


オーナー赤沼がいる日はホルンの演奏があります。

夕方になって雨はやんできました。明日は再び晴れの予報。まだ梅雨本番とはならなそうですね。
河地

曇り空へ。
2016/06/12


この土日は雨が降ることもなく、天気は何とか持ちこたえてくれました。今朝もご来光を見ることが出来ました。雲間からのご来光で、太陽がいったん顔を出したと思ったらすぐに隠れてしまいました。しかし、少ししてまた顔出してきたので二度ご来光を見ることが出来たようで何だか得した気分でした。



日曜日の朝の玄関前は活気に満ちています。特に今日のように晴れていれば楽しそうに記念写真を撮られている方々を多く目にします。そんな光景を見かけると、きっといい時間を過ごされたんだなあと、こちらもうれしくなります。そんな光景を見たくて、ついつい意味もなく玄関前をうろついてしまいます。





今稜線上では、カラマツ、ナナカマドの新緑が美しくなってきています。この新緑のやさしい色には心が癒されます。


午後になってくると濃いガスに包まれて展望はなくなってきました。明日の天気をご存じのようで登って来られる方も少なくとても静かになりました。
合戦尾根上の雪はほとんどなくなってしまいました。雪解けのスピードの速さには毎回驚かされます。


そんなガスに包まれ展望のない中を歩いていると、黄色のシナノキンバイが美しく輝いて見えました。

夜になって屋根をたたく雨音が聞こえだしてきました。

河地

青空と新緑。
2016/06/11


梅雨に入ったものの雨の日はまだ少なく、今日もきれいなご来光で始まりました。少し風が強く寒い朝となりましたが、雲海から顔をだす、この美しいご来光にみなさん大変感動されていらっしゃいました。



朝日が昇るにつれて山肌の色は刻々と色を変えていきます。新緑が下からどんどんと上がってきているのがわかります。その新緑が朝日に染まる色がいいですね。そしてこの谷からは鳥たちの元気なさえずりが聞こえてきてなんとも気持ちのいい朝となりました。



そんな気持ちのいい朝空を見上げると幻日と幻日環が出来ていました。これが現れると天気は下り坂に向かうことが多く、実際、午後には曇り空へと変わっていきました。



午前中はとにかくきれいな青空が広がりました。この空の色は夏を感じさせるものです。ヘリポート下のナナカマドも次々と葉を開かせてきています。



天気に恵まれた週末とあって、日帰りの方を含め、朝早くから多くの方が登ってこられました。テント場は雪が少なくなり、狭くなってきましたが、このところのテントブームなのでしょうか、連日賑わっています。



午後になってくると雲が多くなってきて、次第に小屋周辺がガスに包まれてしまいました。そんな中、小屋の近くに雷鳥君がやってきてくれて、皆さん大喜びされていました。皆さん、きっといい週末を過ごされたことでしょう。
河地

青い空。
2016/06/10


今朝は雲海が広がり、山の上は晴れていたようですが、第三ベンチより下は雲海の中となっていました。第二ベンチから富士見ベンチにかけてはイワカガミガがあちこちにきれいに咲きだしてきています。そのイワカガミは昨日の雨に濡れて美しく輝いていました。



登山口から少し上りだしたところで、コガラのヒナでしょうか、親鳥から離れてしまったようで不安げな顔で一羽震えていました。どうしてあげることも出来なかったのですが、その後親鳥と合流できたのでしょうか、少し気になります。


雲海の中を歩いていると今日は天気が悪いんだなぁと感じてしまいますが、富士見ベンチを過ぎると突然きれいな青空が広がってきました。三角点辺りのダケカンバの葉っぱも開いてきて、青空とのコントラストが非常にきれいでした。





今日の空の色はまるで夏を感じさせるような青さでした。日差しも強烈で、歩くとたくさんの汗が噴き出してきました。



週末が近づいてきたとあって、平日の割には賑やかになりました。皆さん、ガスの中を歩いてきて稜線に出たとたんに広がる大展望に大変喜ばれていらっしゃいました。



今日のように気温が上がれば午後はやはり東側はガスに包まれてしまいます。夏らしい光景ですね。



三角点から燕山荘直下の雪もだいぶ少なくなり、こうして雪を掘る作業もおおかた終了といったところです。山荘直下の夏道もこの調子でいけば例年より早く開通しそうです。
河地

梅雨と春の間。
2016/06/09

今日は厚い雲に覆われて残念ながら日の出を見ることはできませんでした。
ただ、雲海が広がり、まさに字のごとく海のようになっていました。


有明山がまるで島のようです。

午前中は雨も降りださず、なんとか天気はもってました。ただ、空はどんより曇り空で、なんとなくゴリラ岩も元気がなさそうです。


山頂方面に散歩に出かけると、三角点では花を咲かせているナナカマドが稜線上ではつぼみになっており、春がどんどん近づきつつあるのを感じました。梅雨入りしたのに、『春』というのも変な感じがしますが・・・。


縦走路も一部を除きほとんど雪はありません。天気が良ければとても気持ちの良い登山道となります。


東側の斜面から下を見ると新緑が稜線に向かって波のように押し寄せてきているのがわかります。季節の変化がこのようにわかるのはおもしろいですね。



山荘直下の夏道の様子も見てきました。雪はほぼありませんが、冬の間、雪に埋もれていた道はところどころ傷んでおり、またテント場にはまだ多くの雪が残っているので、この雪が融け、登山道の安全が確認できるまで夏道の通行はできません。まだまだ冬道の通行となります。


今日は雷鳥くんにはあえませんでしたが、かわいい声で鳴くイワヒバリを近くで見ることができました。イワヒバリもまもなく恋の季節。雷鳥とともに彼等のヒナも楽しみです。

午後から雨がとうとう降りだし、梅雨らしい天気となりましたがヤマテンの天気予報によると明日の天気は良さそうです。また一歩季節がすすむことでしょう。
茂浦口

静かな梅雨。
2016/06/08




梅雨らしく、湿度の高い空気になっています。雲の多い朝となり、日の出はあきらめていたのですが太陽の隙間から光が差して、美しい光景を見ることが出来ました。このところ連日のように美しい日の出が見られています。





日中は燕岳もよく見えていました。午後になると気温が高かったせいか東側半分はガスに覆われてしまいました。燕岳の上には夏のような雲が出ていました。
日帰りのお客様がちらほらお見えになるだけで、昼間は静かな時間が流れていました。時折聞こえるイワヒバリの鳴き声に一瞬作業の手を止めてしまいました。



山の上は終日晴れていましたが、終日雲海が広がっていたので街は曇っているんだろうと少し優越感に浸ってしまいます。



ヘリポート下のナナカマドも日に日に芽が増えていきます。



テント場の東斜面にはミヤマキンバイのお花畑が出来つつあります。例年ならこの場所はまだ雪の下なのですが。雪解けが早いと季節感が少しおかしくなってきますね。
河地

梅雨空の中で。。。
2016/06/07

関東甲信越地方も梅雨入りしましたが、こちら燕山荘も今朝は曇り空の朝でした。

イルカ岩まで行ってみると、槍ヶ岳の穂先も雲がかかっていました。



そんな中、高山植物の新しい芽が出たり、つぼみが膨らんでいるのを見つけるとウキウキします。

シャクナゲ



ハクサンイチゲ



ミヤマキンバイ





ナナカマドの木々も緑色が鮮やかになってきました。



新芽は可愛いですね。



今日も雷鳥に遇えました。
見晴らしのいい岩のてっぺんで、縄張りを守っていました。



さて、今年も燕山荘の売店では燕Tシャツを販売しています。
今シーズンの新色アースカラーが素敵です。



この写真では薄いグレーに見えますが、実際はオフホワイトに鮮やかなブルーの文字が映えるデザインになっています。

是非一度お手に取ってみてください。

小川

雷鳥の季節。
2016/06/06


今朝もきれいなご来光を見ることが出来ました。このところ毎日日の出が見えていますが、毎日違った光景で同じものはありません。だから早起きは少々つらいのですが見逃すことが出来ません。



梅雨入りしたもの午前中はきれいな青空が広がりました。縦走路の山肌はまだまだ茶色い部分が多いのですが、新緑が芽吹きだしてきたようでほんのりと緑色になってきています。



三角点より下ではダケカンバも芽吹きだしてきました。背景には残雪の山々が見え、とても美しい光景が見られます。



三角点のナナカマドは白い花を咲かせています。ほんの数日見ないだけで季節はどんどん進んでいて、そのスピードに驚かされる一方、小さな季節の変化を探すのがとても楽しい毎日です。




今日は富士見ベンチを直しに行ってきました。そろそろ小さな虫が多くなってくる頃で作業中は防虫ネットをかぶっていないと作業に集中できません。また、この小さな虫たちは刺すこともあるので防虫スプレーや防虫ネット等をお持ちになられるといいかと思います。この虫たちはトンボが飛び始める8月中旬くらいまで多く現れます。





オスの雷鳥を見かける機会が多くなってきました。今朝も燕山荘のすぐ近くに2羽のオスの雷鳥がお互いを気にしながらやってきました。そのうちの1羽は岩の上に立ち、燕岳をバックにかっこよく立っていました。これからはこうして岩の上に立ち、見張りをするオスの雷鳥を見ることが多くなることかと思います。



一方、もう1羽のオスは比較的近くでややおどおどしながら必死にえさをついばんでいました。そこにはミヤマキンバイが咲いていて、花と雷鳥が一緒に撮影できると思いきや、パクリとミヤマキンバイの花を食べてしまい、シャッターを押す手が一瞬止まってしまいました。あっけにとられているともう一厘をパクリ。花はなくなってしまいました。雷鳥はミヤマキンバイが好きなですね。ちょっと面白い光景でした。
河地


梅雨入りしましたが。
2016/06/05


週末の朝は賑やかです。特に天気のいい日はあちこちから楽しそうな声が聞こえてきます。皆さん、週末のいいひと時を過ごされたかとこちらもいい気分になるものです。今朝は雲の多い朝となりましたが、雲の切れ間から光が差し込む美しい天使のはしごを見ることが出来ました。



関東甲信地方もいよいよ梅雨入りしたようですが、梅雨入りしたからと言って雨の日ばかりというわけではありません。今日もこのように燕岳はきれいに見えていました。梅雨入りしても意外と晴れる日も多く、また、新緑がきれいで平日は訪れる方も少なく静かで、山を楽しむには最もいい季節かもしれません。



この燕岳周辺でつぼみをつけたコマクサがあちこちで見られるようになってきました。例年であれば、この周辺での見ごろは7月中旬から8月中旬となりますが、この調子だと今年は早く見頃を迎えるのでしょうか。




芽を出すコマクサが増えてきたこともあり、そのコマクサが咲く砂礫地帯に入らないようロープを張る作業をしてきました。このロープを張るようになってコマクサの数は飛躍的に多くなりました。より多くの方がコマクサが咲く姿を楽しめるようにどうかロープの外に出ないようご協力をお願いします。



このロープ張り作業は燕岳と北燕岳の間で行いました。その作業中に岩の上で見張りをする雷鳥を2羽見かけました。それぞれ岩の上に立ち、槍ヶ岳の方を見ながらじっと自分の縄張りを見張っている姿がなんともかっこよかったです。



このところの雪解けのスピードはびっくりするほど速くなっています。2日前には通れた所は今日になってみると木の枝やハイマツが出てきて歩けない状態になっていました。早速、スコップを持って、ルートの付け替えを行ってきました。もう、ピッケルやアイゼンは必要ではないと思いますが、雪の上を歩く際は、スニーカー等の靴底の柔らかい靴では滑りやすいので靴底の堅い靴が適しています。
河地

雲の多い週末。
2016/06/04


昨日の晴天をもたらした高気圧は過ぎ去り、天気は下り坂へと向かっていきました。そんな今朝は雲の多い中でのご来光となりましたが、雲を通して太陽の形がはっきりとわかる美しいご来光でした。



朝のうちは高い所に出来る巻雲が現れていて、空がとてもいい感じでした。個人的にこの巻雲が作り出す、空の美しさが一番好きです。




今月の25日からの大天荘の営業開始に向け、スタッフ2名が事前準備のため大天荘へと向かいました。雪はだいぶ少なくなってきていますが、大天井岳直下の夏道にはまだ雪が残っているので、冬ルートをご通行ください。



この時期は週末だけ賑やかになります。賑わいが戻ってくると1週間が終わったんだなぁと感じさせられます。
だんだんと空は黒い雲で覆われるようになってきましたが、終日周りの山々を望むことが出来、登ってこられた方々は週末の楽しいひと時を過ごしていらっしゃいました。



燕山荘の玄関前の夕陽を見るにはちょうどいい場所には、夕日が見えない代わりに雷鳥君が姿を見せてくれました。
このところ雷鳥の姿を見かけなかったので久しぶりに元気な姿を見ることが出来てほっとしました。



東海地方まで梅雨入りして、いよいよ梅雨入りが近づいてきたようです。とはいっても梅雨入り当初は意外と晴れる日が多いのでそれに期待したいです。星が見ない夜は街の夜景を楽しむのもいいものですね。松本の夜景だけでなく、長野市の夜景もきれいに見えています。
河地

夏のような日差し。
2016/06/03


寒さのピークは昨日だったようで、昨日よりは若干朝の寒さは緩みました。それでも-2℃と寒いには変わりありませんでしたが。
寒い時の空気はキュッと引き締まり、美しい朝焼けとなります。






空気は冷たいものの日差しは夏のように非常に強く、暑いのか寒いのか分からないような一日でした。また、空がとてもきれいで視界もとてもクリアーでした。強い日差しに照らされて、白い雪は白く、緑の木々はより緑色に輝いて見えました。



今日は外作業にはもってこいの一日でした。屋根の上にペンキを塗るために、まずは根気よく、ペンキをはがしていきます。そして、そのバックには積乱雲とまではいきませんが夏のような雲が広がり、とてもいい光景でした。



ミヤマキンバイが続々と咲いてきていて、残雪の山と青空をバックに、より一層輝いていました。



これはもう少しで花を咲かせるショウジョウバカマです。そのすぐ近くには完全に花を咲かせているショウジョウバカマもありました。これは雪の中から顔を出してきた時期が異なるからでしょう。




日が陰ってくるとやはり肌寒くなってきました。日中は日差しのおかげで暖かさを感じたのでしょう。太陽が西に傾いたころ、有明山の山肌に雲の形が影となって映っていました。ドーナツのように真ん中に穴が開いていて、ちょっと面白い光景でした。
今日高気圧にすっぽりと覆われ、街に立ち上る煙もまっすぐと伸び、穏やかな一日を伺わせていました。
河地

春の足音一歩ずつ。
2016/06/02

街では田んぼの稲もだんだんと育ち、初夏に向かう陽気だと思いますが、山の上では今朝は冷え込んで―5℃近くまで気温が下がりました。
なかなか布団から出られず、他のスタッフも寒い寒いと言ってストーブに集まるくらいでした。



しかし日中は気温は約5℃くらいですが青空が広がり、風が通らない日向ではポカポカして気持ちがよいお天気でした。

稜線でもやっと、遅い春の足音がゆっくりですが聞こえてきました。

雪融けがすすんだ場所では高山植物の新芽がだんだんと地中から顔を出してきました。

ヘリポート近くのナナカマドも次々と芽を出してきました。

コマクサもかわいい芽を出してきて、花が咲くのが楽しみです。

新芽だけでなく、花を咲かせている植物も増えてきました。
この花はウメハタザオと思われます。テント場の近くで見つけました。その他、キスミレなども見つけることができました。

テント場で写真を撮っていると、大きな鳥が飛んできました。雷鳥かと思い、降り立った所に行ってみると、下の街でよく見かけるカラスでした。
しばらくテント場で何かをついばむと、大きな羽を広げて飛び去りました。ここのところ毎日飛んできているようで、テント場に落ちているゴミなどを探しているようです。
高山の動植物を守るためにも、テント場などにゴミやラーメンの煮汁を捨てないようにお願いします。必ず持ち込んだものは全てお持ち帰り頂きますようご協力お願いします。
茂浦口

季節は少し逆戻り。
2016/06/01




昨日から、この時期としては非常に強い寒気が入ってきて、今朝の気温は-2度と久々に寒い朝となりました。日の出を待つお客様は玄関を入ったり出たりしていらっしゃいました。朝日に照らされる山肌の色は緑がかってきていて、その光景がなんとなく今日の気温には不釣り合いなような気がしました。季節が少し逆戻りした気温でした。


日中はきれいな青空が広がり、気温はそれほど高くはありませんでしたが、日差しの下でなら少し暖かさを感じました。魚の骨の形をしたような雲が出来ていて、それを美しいなぁと眺めているとその雲の一部が彩雲となり、七色に輝いていました。30分ほどでこの雲は消えてしまいましたが、刻々と形を変えていき、しばらくその変化に見入ってしまいました。



ここ数日で花を咲かせるミヤマキンバイもぐっと増えました。しかし、今朝の冷え込みには少し驚いたのではないでしょうか。日中の暖かな日差しを受けて、元気に花を咲かせていました。



今回の寒気と日中の日差しの強さの影響でしょうか。八ヶ岳の奥にはもくもくとした積乱雲が湧いていました。今日は様々な雲が見れて、空を眺めるのに飽きない一日でした。


地球に近づき、普段より明るく見える火星を今日は見ることが出来ました。街の夜景にも負けず、ひときわ赤く輝き、一目でそれが火星とわかりました。ゆっくり眺めていたいのですが気温はすでに氷点下、寒くて長く外にはいられません。
河地

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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

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