北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

燕山荘

燕山荘スタッフブログ

燕山荘 スタッフブログ

厳しい寒さ続く。
2016/04/30


昨日程の冷え込みはありませんでしたが、それでも今朝はマイナス3度と寒い朝を迎えました。御来光を見ようと玄関前にいらっしゃる方々も皆さんダウンジャケットなどしっかりと着こんでいらっしゃいました。
日の出は5時より早くなってきました。





太陽が登ると雪面がほんのりとピンク色に染まっていきます。感動の一瞬ですね。ただ、西風が強く、体温を一瞬にして奪われてしまい長く外にいられませんでした。


テントの方も厳しい朝となったことでしょう。


               山頂へ


              常念方面へ


風は強かったものの午前中はきれいな青空が広がり、燕岳方面や常念方面へと出掛けて行かれました。ただ、午後になると吹雪模様になってきて、縦走路を歩かれた方はかなり苦労されたようでした。昨日と言い今日と言い、稜線上は風が非常に強く、厳しい気象条件が続いています。縦走には慎重な判断が必要となっています。



燕岳の左上にレンズ雲の様な怪しい雲が現れ始めた後、天気は崩れだしてきました。少し、降雪がありそうな感じです。連休が始まってなかなかすっきりとした天気にはならず、厳しい日々が続いていますが、その分その時にしか見られない美しい光景に出会えたりします。
河地

黄金週間のスタートは寒さ厳しく。
2016/04/29


昨夜から気温がぐんぐんと下がりだし、玄関にある温度計はマイナス8度にまで下がりました。しかし、雲がとれてきて素晴らしい展望が広がりだしました。寒さが厳しい故の美しさです。




今朝も木々にはエビのしっぽが出来ていました。その背景には真っ白な槍ヶ岳と青空がありなんとも美しい光景でした。ただ、マイナス8度の気温に加えて強い風が吹き真冬のような寒さで長くは外で写真を撮ってはいられませんでした。


寒さに震えるここ山の上から、真っ白な合戦尾根越しに安曇野を見れば、水田には水が張ってあって、山の上と下では随分季節が違うものだと感じられました。



今日は、氷点下の気温に加えて風速10m以上の強い風吹いて非常に寒く感じました。こんな日は合羽でなく冬用のアウターのほうが有利かもしれません。



テント泊の方はこの風を避けるために雪でブロックを作っていらっしゃいました。


明日も風は強そうです。天気は良くても稜線歩きは厳しいものになるかもしれません。風は体温や体力を想像以上に奪っていきます。無理だけはなさらないで下さい。
河地

冬へ逆戻り。
2016/04/28


小屋開け以来、暖かく穏やかな天候が続いていたのですが、昨夜から雪降りとなり、風も強く厳しい気象条件となりました。やはり春はそんなに簡単にはやってこないものですね。昨日には地面が出ていた玄関前は再び、雪に白く覆われてしまいました。



時折山頂が姿を現す時もありましたが、日中は僅かにプラスの気温となり雪はやがて雨へと変わってきました。低い気温での雨は低体温症になる危険もあります。雪なら雨程濡れませんが、雨だとびっしょりになってしまい体温がどんどん奪われてしまいます。古くなった合羽だと撥水性が落ちていて中まで濡れてしまうことがあります。今日のような日はしっかりとした雨具が必要でした。


合戦小屋と三角点の間の道を夏道づたいへと変えました。雪が少ないため雪の下から木々が顔を出してきたからです。この作業はいつもなら連休開けにしているのですが・・・
この作業へ出掛けた時、燕山荘付近は非常に風も強く気温も低かったのですが、ほんの少し標高を下げただけで風も弱くなり気温も上がってきました。当たり前のことですが標高の高いところは気象条件が厳しくなるものだと感じました。



そして今日のような天気の日は合戦小屋のありがたみを感じます。雨風をよけて休むことが出来ます。


今日下山するスタッフがいたので登山道の様子をお伝えします。

ここ数日気温が高く日差しも強かったため、そして今日の雨で雪解けはだいぶ進みました。それでも第三ベンチより上では雪の上を歩くようになります。ピッケル、アイゼンは必要です。ストックではスリップした時止めることはできません。アイゼンは前爪のある10本歯以上がいいです。



             第3ベンチ
ここまで雪はありませんが、この先雪の上を歩くことになります。

富士見ベンチ                (撮影:榊)



             三角点より上
今日の雨でグズグズになっていましたが、明日の予想気温からするとカチカチになるのではないのでしょうか。


ヤマテンによりますと明日は風も強く、日中でも氷点下の厳しい天候が予想されます。保温性が高く、濡れても暖かい下着、防寒具、帽子、手袋等冬山対応の装備がいいかと思います。この所の暖かった陽気で我々スタッフも少し気が緩んでしまったような気がしますが、まだまだ山の上は冬だと気持ちを引き締めたいと思います。
河地

久しぶりの幻日。
2016/04/27

今朝、朝食準備の合間に外に出てみると。。。

ちょうど日の出を見ることが出来ました。

5時5分
気温1.9度


テント場は、ご覧のようにまだ雪の上になります。


玄関前は、こんな感じです。


しばらくすると、太陽がどんどん上がってきて、久しぶりに幻日(げんじつ)を見ることが出来ました。


幻日とは、太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える太陽光学現象のことです。

槍ヶ岳、穂高岳方面


今年は雪が少ないと言われていますが、まだまだ本格的な雪山ですね。

今年も小屋開けから、ケーキセットをご用意しています。

ドリップコーヒー
ケーキはリンゴのケーキと、ベイクドチーズケーキの2種です。

もちろん、生ビールもございます。



明後日からいよいよ大型連休がスタートしますね。
明日から連休初日にかけては、冬型の気圧配置が強まる予報です。
しっかりとした防寒対策、ピッケル、前爪付きの10本歯以上のアイゼンをお持ちいただけますようお願いいたします。

小川

青空が広がった登山日和。
2016/04/26


今日は朝から雲ひとつない、真っ青な青空が広がりました。
まさに登山日和といったお天気です。



四月の平日ですが、やはりこのお天気。街から山を見たら登らずにはいられないと思います。続々と皆さん登って来られます。
街では水田がキラキラしていますが、足元には雪。不思議な風景です。


今日は一日、槍ヶ岳や常念、裏銀座の山々など全て見渡すことができました。


そんな雄大な景色の中で食べる昼食は、とてもおいしいことでしょう!


イワヒバリも忙しそうに何かをついばんだり、羽のお手入れをしていました。

街の季節は春ですが、北アルプスはまだまだ雪山です。
防寒具やアイゼン、ピッケルなど装備はしっかり準備をして、この綺麗な景色を見にお出かけ下さいね。

茂浦口

穏やかな一日
2016/04/25

ご来光は朝食前の一大イベントです。






今朝の日の出は5時ちょうどでした。燕山荘東側斜面がきれいに赤く染まりました。



槍方面を見ると月がまだ照っていました。
風はほとんどありませんでしたが、気温はマイナス1度。しっかりした防寒対策が必要です。



日中はボッカをしに合戦小屋まで行きました。外のベンチで休憩していても寒くありませんでした。それでも雪に反射する紫外線は強力なので日焼け止めは欠かせません。



気温が6度ぐらいまで上がり、だいぶ雪がやわらかくなりましたが、赤旗の右側にあるトレースの上を歩いていて足がはまることはありませんでした。今シーズン最初のボッカは久しぶりだったので息が切れました。

平日に入りましたが、日帰りの方も含めて登って来られるお客様が結構いらっしゃいました。今日は一日中穏やかな一日だったので、気持ちの良い登山となったのではないかと思います。
 
明日の天気予報も良いので、登山日和になりそうです。
 大嶽

朝は氷点下に。
2016/04/24

営業初日を無事に終えることが出来て、スタッフの間にはほっとした空気が流れていました。
シーズン始まったばかりですが、今期の新しいメンバーでうまくやっていけそうな気がしました。



昨夜は少し降雪があり、ベンチの上には薄っすらと雪が積もっていました。そして今朝は氷点下まで気温は下がり、木の枝には樹氷が付いていました。4月後半になりましたが、山の上ではまだまだ冬が残っています。





皆様が出発される頃になると天気は回復してきて、槍や燕岳が姿を現してきました。皆さん、この景色を惜しむように下山されていました。



日が高くなってくると玄関前の雪はグサグサになってきました。気温が上がると雪が柔らかくなって、場所によっては足をとられたりして思った以上に歩くのが大変になることもあります。
一方、気温が下がれば、雪面がツルツルになり、アイゼンがないと歩けないこともあります。雪面状況は刻々と変わります。



今週末から始まるゴールデンウィークに向けて、雪を運んでせっせと水作りです。水をポンプアップ出来ないこの時期は、雪を解かして水を作っているため、一日に作れる量は限られています。皆様にはご不便をおかけしますがどうぞご理解、ご協力をお願い致します。



除雪作業をしているとピリピリとかわいらしく鳴く声が聞こえました。今シーズン初めてのイワヒバリでした。まだ、雷鳥の姿は見かけていなのですが、足跡や鳴き声を聞いたというお客様の声を耳にします。早く会いたいな。


今年は雪が少ないのですが、雪が少ない=山登りのグレードが下がるのではありません。雪がある以上、ピッケル、前爪のある10本歯以上のアイゼン、底の固いしっかりとした靴が必要になってきます。また、防寒対策も必要です。4月の後半になりましたが山の上はまだまだ冬と思って頂いた方がいいかと思います。
河地

燕山荘 2016年シーズン幕開けです。
2016/04/23

いよいよ本日4月23日、燕山荘2016年シーズン営業を開始致しました。
大自然の素晴らしさ・魅力を一人でも多くの方にお伝えすべく、燕山荘グループ挙げて皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ち申し上げますと共に、このブログはじめ燕山荘グループHPより、北アルプスの四季の移ろい・流行諸々お伝えしてまいります。

改めまして今シーズンもよろしくお願い致します。


ということで、本日の燕山荘の模様を。

 ▲燕山荘玄関前より有明山方面
淡い春の陽射しで燕山荘の2016年シーズン初日の朝は迎えました。
変わらずにある燕岳の容姿、当たり前のように目にすることが出来ること、ここ数年日本各地で目の当たりにする自然災害の事を思うと、本当にありがたいことだと痛切に感じます。明日は我が身ではないけれど、心構えは常に胸に留めておくべきでしょう。

と気づけば、営業開始を待ってましたと、天気の良さも手伝ってか、まだGW本番前にも関わらず、テント場には、午前中早々から登山者続々。例年よりテント場の残雪が少ないため、張れるスペースは例年よりやや狭い感じを受けます。

お客様が見え始め、なおかつGW本番目の前にすると、それ急いで準備準備!とスタッフの動きも慌ただしく・・・
新人スタッフからは躍動感がみなぎっていますよ!
そんな中、ふと手を休めれば・・・
▲燕山荘ヘリポートより槍・穂高連峰
このGWは、是非この大展望を味わいに、いざ燕山荘!いざ燕岳へ!


と、今年みたいに日中ポカポカ陽気が何日も続く雪山だからこそ油断しがちなのが天気の急変です。結局今日はこの後曇り空に変わり、夕方からはみぞれ→雪へと変わりました。
ここ数年、様々な気象情報が手軽に入手できる時代です。GWの雪山に限らず、この先山の計画のある方は、必ず天気の動向を確認して予定をお立て下さい。


ここまで、本日は大天荘さかきがお伝え致しましたm(__)m

いよいよ始まります。
2016/04/22


明日からの営業開始に備え、準備を着々と進めています。
今日は燕岳山頂方面へ様子を見に行ってきたのですが、こちらも雪は非常に少なく、日中の雪の緩んでいる時であれば、圧倒的に雪のない部分の方が多いのでアイゼンはなくても大丈夫でした。不安な方はピッケル、アイゼンくらいあればいいかと思います。
先日の雨の影響でしょうか、水で登山道をえぐっている部分が多くありました。



日中はきれいな青空が広がり、気温も上がってとても過ごしやすい一日でした。ただ、雪の照り返しは非常に強く、顔がじりじりと焼けていくのがわかりました。日焼け止めとサングラスはかかせません。
写真は燕岳より見る北燕岳方面です。この先は雪がなくなるまで通行が困難です。



天気のいい一日で素晴らしい眺めが広がりました。新人スタッフは明日からの営業開始に備え、たくさんのレクチャーがあり、それどころではなかったことでしょうが・・・。

蛙岩のトンネルは雪に埋まっていることもなく、通行することが出来ます。いまのところ縦走された方はまだいません。



夕方になると街の方には雲海が広がってきました。合戦小屋へ行ってきたスタッフによるとズボズボと埋まってしまい、歩くのが大変だったそうです。気温によって登山道の様子は大きく変わります。



日の入りは18時20分過ぎ、水晶岳の左肩でした。
燕山荘が夕日に照らされ、その上には巻雲が浮かんでいて、とても美しい光景でした。

明日からいよいよ始まります。
それに合わせてか、今日はイワツバメが燕山荘の上を飛ぶ姿を見かけました。
燕にもそれがわかったのでしょうか。
河地

登山道情報。
2016/04/21

本日スタッフが合戦尾根の登山道の様子を見にいってきました。



                第三ベンチ
雪はやはり相変わらず少ないです。第二ベンチを過ぎると雪が所々出てきて、第三ベンチより本格的な雪が出てきます。
ただ、第三ベンチより下は氷結している部分が多く、特に下りではアイゼンがないと歩きにくく滑りやすい状況になっています。



               富士見ベンチ



                合戦小屋
合戦小屋も今日より小屋開け作業を開始ました。



                三角点上部
今日は登山道上に目印になる赤旗を立てる作業も行いました。ピッケル・アイゼン(前爪のある10本歯以上)は必要です。



雪は少ないといっても燕山荘の半分くらいは雪にすっぽりと覆われています。小屋周りに関しては昨年より少し多いかなといったところです。



午前中より雪が降りだしてきましたが、段々と雨へと変わっていきました。この雨で小屋の上に乗っている雪も重くなり、小屋も悲鳴を上げているようでした。小屋を雪の重さから早く解放してあげようと除雪作業を進めました。
雪ではなく雨だった為、すぐにびしょ濡れになり、とても寒い中での作業となりました。気温が低い時の雨というのは非常に厄介なものです。
河地

入山しました。
2016/04/20

4月23日からの営業開始に向け、本日スタッフが小屋へと入りました。

まず、初めにこの度の地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。




雪が少ないと言われていた今年ですが、ここ燕岳でもやはり例年よりかなり少ない状況でした。ルート状況については後日詳しくお伝えすることが出来ると思います。



非常に穏やかな天候の中の小屋開けとなり、順調に作業が進みました。雪は少ないものの雪面の上がカチカチになっている所も多くありました。雪が少ないからといって、油断は出来ません。



新たなスタッフが加わり、このメンバーで今シーズン皆さまの笑顔が見られるよう頑張って行きます。
どうぞよろしくお願いいたします。


このブログで登山道の最新情報をお伝えしたいと思います。日々状況は変わりますので、最新の情報をご確認の上お越し願います。
河地

2016年シーズンのご挨拶
2016/04/08

日ごろは、燕山荘、またグループの山小屋をご利用いただきまして心より感謝申し上げます。2016年度燕山荘の営業は4月23日からとなります。今シーズンも宜しくお願いいたします。


2016燕山荘グループパンフレットはこちらからご覧いただけます。

プロフィール

北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。

カテゴリー

カレンダー

2016 4月
      1  2 
 3  4  5  6  7  8  9 
 10  11  12  13  14  15  16 
 17  18  19  20  21  22  23 
 24  25  26  27  28  29  30 
3月  |  Today  |  5月

お問合せ・ご予約

燕山荘直通電話

TEL090-1420-0008

株式会社燕山荘 松本事務所

TEL0263-32-1535

(月〜金曜日 9:00〜17:00)

facebookページ
株式会社燕山荘

松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10
TEL:0263-32-1535 FAX:0263-32-0898

©株式会社燕山荘 All Rights Reserved.

ページ上部に戻る