燕山荘 スタッフブログ
夏に近づく燕山荘
2015/06/30
皆さんこんにちは。
本日のお天気は曇り。
朝日を見る事が出来ないかと思いつつ外に出てみると・・
目に入ってきたのは素晴らしい雲海。
そして時が経つにつれ紅く染まりだした空。
残念ながら朝日を見る事は出来ませんでしたが
素晴らしい景色の中に自分がいる事を再確認致しました。
最近テント泊の方が多く見られます。
梅雨の雨によって雪は大分解け
地面に設営出来る場が多くなってきました。
テント場の近くにはこんな高山植物が咲いています。
ハクサンイチゲ
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイは7月~8月に咲くバラ科のお花です。
燕山荘周辺も新緑が増え
夏に一歩ずつ近づいている事を感じます。
今日登頂されたお客様が、
初めて燕岳に来ましたが素晴らしい!
来て本当に良かった!
と、笑顔で話して下さいました。
そんな笑顔が
これからもっと増えていけばと心から願っています。
武藤 理恵
雲海と日の出
2015/06/29
雨が続き、ガスに覆われる事が多かった最近ですが
本日の日の出は快晴の中迎える事となりました
遠くには浅間山の噴煙が
時間が経つにつれ段々と色づいていく景色
太陽が登る寸前の燃えるような濃いオレンジ色と
暗く蒼い空の境目
太陽が顔を出す頃には槍ヶ岳などの西側の山々が紅く染められていき
10分もすれば真っ黒な影だった山々が太陽に照らし出され
本来の美しい緑色を見せてくれます
太陽が頭上に来る頃には燕山荘から見える景色は
明け方とは全く違う色とりどりの世界へと変化します
自分の足で登り、風を肌に感じて
緑の匂いを吸い込みながら、自分の目で見るこの景色は
写真で見るよりも、もっともっと美しいものです
忘れられない景色と思い出を作りに
是非、燕岳まで登りに来て下さい
酒井
梅雨の晴れ間に
2015/06/28
こんにちは!
ここ数日は、梅雨らしいお天気が続いていましたが、
今日は雨があがり、清々しい晴れの一日となりました。
雨上がりの清んだ空気は、景色を鮮やかに、くっきりと見せてくれます。
燕山荘東側より、安曇野の町並みが一望出来ました。
燕山荘周辺に咲く花々も、
久方ぶりの日光に生き生きとしています。
こちらはコマクサです。
燕山荘のすぐそばの株も咲き始めています。
こちらはハクサンイチゲ。
和名は「白山一華(一花)」です。
白山で発見され命名されました。
「一華」というのは一輪花をさしますが、
ハクサンイチゲの多くは三輪花~五輪花です。
発見されたものが一輪花だったのでしょうか…不思議ですね。
また、今日は燕山荘グループのひとつ
「ヒュッテ大槍」のオープンスタッフが、
小屋開けのため、燕山荘よりヘリで旅立ちました。
支配人の猪股をはじめ、四人のスタッフが小屋明けに向けての準備を進めます。
ヒュッテ大槍は、7月1日より営業を開始します。
同じく燕山荘グループの大天荘も、6月27日にオープン致しました。
これから、中房登山口より、大天井岳を経由して、常念岳や槍ヶ岳方面に縦走される方が多くなります。
特に稜線上では、雨や風に吹かれると低体温症になりやすくなります。
出来るだけ身体を冷やさないよう、
また低血糖にならないように、
防寒着や行動食などの装備をお忘れなくお持ちくださいませ。
<大天井岳と槍ヶ岳>
ゆば
雨、風強し。
2015/06/27
寒気を伴った低気圧の接近により、稜線では非常に強い風が吹き荒れました。降水量はさほど多くはありませんでしたが、縦走にはなかなか厳しい天気となりました。
梅雨前線そのものは少し離れた所にあるのですが、梅雨らしい天気の週末となりました。
午前中、ほんのひとときだけガスの切れ間から燕岳が姿を現わしました。コマクサは2割くらいの株が花を咲かせ始めています。今日のような強い風に負けることなく、花を風に揺らせていました。
新緑前線は日に日に上へと上がってきています。登山道上の雪もほとんどなくなってきています。新緑が最も美しいのは今日のような雨の止み間に見える時です。木々が瑞々しくとても色鮮やかになります。
展望喫茶室のサンルームも今日からフルオープンとなりました。メニューはこの先、更に増えて行く予定です。生ビール、ケーキ、コーヒー以外にもお楽しみ頂けるようになっていきます。
午前中は外のベンチでのんびりされる方もいらっしゃいましたが気温が低く、風も強かったこともあり、午後になるとほとんどの方が小屋の中でストーブにあたっていらっしゃいました。山の上ではストーブを使わないのは7月から8月のほんの僅かな間だけです。
コケモモ
三角点を過ぎ、最初の急登を登り終えた辺りにコケモモの花があります。ちょうど歩いていてきつい所なので、この花を見るとなんだか心が和みます。小さく可憐なこの花が元気を分けてくれます。
夕食後のオーナーのホルンの演奏です。
今の時期はホルンの演奏のある日は少ないのですが、7月の海の日から8月の下旬までの間はほぼ毎日行う予定です。
(オーナー不在の時はありませんので、ご了承願います。)
明日の午前中は更に風が強まる予報が出ていますので、縦走される方は十分お気をつけ下さい。
河地
雨降り。
2015/06/26
6月も後半になり、梅雨らしくなってきました。降る時期に降らなければ、後で水不足になるので今しばらくは辛抱の時期でしょうか。
しかし、梅雨が明けるまでのこの期間は雪解けが更に進み、花々が咲きだし、新緑もきれいでこれまたいい季節でもあります。
またこの雨の中、雷鳥の卵はお母さんに温められ、すくすくと成長しています。そして、7月の上旬にはかわいい姿を見せれくれること出来るでしょう。
朝のうちは燕岳や槍ヶ岳も顔を出していましたが、雲の多い天気でした。低い雲がかかり、街は見えていなかったので、街からも北アルプスの山々は見えていなかったことでしょう。
夏山シーズンを前に少しずつですが、登山道整備を行なっています。なかなか時間がかかるものなので、少しずつしか出来ませんが、通りすがる方の「ありがとうございます。」という言葉に励まされます。
この時期は、小さな虫がいっぱい寄ってきます。写真に映る二人のスタッフがかぶっているような虫よけネットがあると快適に登れるかと思います。ネットがなければ、タオルをまくだけでも多少は違います。
チングルマ
夏道と冬道の分岐点あたりでチングルマを見つけました。先日通った時は気付かなかったのですが。花の名前を覚え出すと雨で視界がなくても登山が楽しくなってきます。特にこの時期はいろんな花が咲きだしてくるので、大げさな言い方かもしれませんが、花を探して歩いているとあっという間に小屋に着いてしまうような気がします。
合戦尾根を登りきったところにあるコマクサです。きれいに花を咲かせました。雨の中、登ってきた方々への御褒美でしょうか。このコマクサが美しい姿で出迎えてくれます。
河地
少しずつ夏へと。
2015/06/25
ここ数日、午後には雨が降りますが、午前中ガスがきれ、少しの晴れ間にこんな景色が見られることもあります。
キンポウゲです。シナノキンバイとよく似ているので間違えやすいです。
こちらも咲きだしてきました。
お花畑が少しずつ賑やかになってきています。
ヘリポート脇のナナカマドも青々としてきました。
テント場もだいぶ雪が解け、数張りなら土の上に張ることができますが、まだまだ雪の上の方が多いです。
イワヒバリです。お母さんでしょうか。エサをくわえてはせっせと巣へ運んでいます。子育て中なのは雷鳥だけではありません。どちらのヒナに会えるのも楽しみです。
タカネザクラがまだ咲いています。
高山の植物は、雪の中から出てくる時期により、同じ花でも咲く時期が異なってきます。そのため、同じ花を時期をずらして楽しむことができます。
河地
なつかれくさかるる
2015/06/24
夏至の頃、暦の七十二候では乃東枯(なつかれくさかるる)といい、草木が繁茂するなか夏枯草の異名をもつうつぼ草が枯れていくという自然を感じる言葉があります。
燕岳では、まだ朝晩は冷え込みますが、そんな中にも夏を感じる花々や、鳥達の日々の暮らしをかいま見る事が出来ます。
燕岳周辺はここ数日梅雨らしくガスや雨で天候が崩れていましたが早朝から天候に恵まれ雲海の中から日の出を見る事が出でき絶好のヘリ日和
となりました。
早朝の荷揚げを雷鳥が見守ります。
13時頃燕山荘の西側を歩いているとオスの雷鳥の砂浴びに遭遇しました。
今朝と同じ雷鳥でしょうか。
羽を膨らませ、身体を地面にこすりつけたり、脚や羽を使って砂をかぶっていました。
身体についた虫やダニを取る行動です。
砂浴びが終わるとのんびりとコマクサやミヤマキンバイが咲くお花畑を散歩していました。
燕山荘や燕岳周辺はほかにも様々な種類の花々が鮮やかに咲き始めています。
また、本日から合戦小屋では名物のスイカを販売し始めました。早速お客様から「スイカおいしかったよ」と言って頂きました。
こちらも少しづつですが夏の気配を感じる日々です。
佐々木
夏至の頃。
2015/06/23
梅雨らしい天気が続き、今は昼間が最も長い頃ですが天気がはっきりせず、あまりその実感はありません。
しかし、たまに姿を現わす青空や燕岳、雨でしっとりとした草花の美しさを感じられる頃でもあります。
朝のうちは、きれいな青空が広がっていましたが、空気中の水分が多いのかあちこちに雲が湧き出していました。それでも久々の青空はやはりいいものです。
燕山荘近くを縄張りとしているいつもの雷鳥です。なんだかのんびりとくつろいでいるように見えました。その背景の雲は夏を思い出させるものでした。
今日のこの次々と湧きあがってくる雲、天気予報の突然の激しい雷や雨に注意して下さい。の言葉があったので外作業は空の様子を見ながら行いました。燕山荘から離れて作業する時は雨雲レーダーが役立ちます。こんな天気だったのでこれを見てから雪切りへと向かいました。遠くでの雷鳴は聞こえましたが、大した雨にもあわずに、作業を終えて戻りました。今の時代、スマートフォンなどで雨雲レーダーなどを見る事が出来るので、これを有効活用するといいでしょう。
登山道上の雪切りも今回で最後となるでしょうか。雪はもう少しでなくなりそうです。
燕岳ではたいして雨は降りませんでしたが、麓では激しい雷雨だったようです。
日が沈む頃、東の空を見るともくもくと湧きあがる雲が紅く染まっていました。その下では激しい雨が降っているのでしょう。
日が沈んだ西の空晴れて月が顔を出していました。
今日のような天気だと麓の街で大雨が降っていても山の上では晴れているなんて事もおこります。
夜になって先程の激しい雨を降らせた雲は東へと去って、街の明かりや、夏の星座であるさそり座も見えていました。
夏至が過ぎれば、夏山シーズンはもう間もなくです。
河地
雷鳥日和
2015/06/22
今日の燕山荘周辺はほぼ一日ガスに包まれていましたが、このような日は雷鳥が安心して動き回るため、雷鳥観察にはぴったりの日と言えます。
この時期、雷鳥のメスは抱卵しているため日中はあまり見る事ができませんが、夕方になると餌を求めて動き出します。
今日も16時頃に小屋のすぐそばになわばりを持つツガイがフロントのすぐ前まで来ていました。
かわいいヒナを見るのが楽しみですね!
また今日は長野県の雷鳥の生息実態調査の方々がお見えになりお話しをうかがうことができました。
現在燕山荘周辺には、燕岳山頂やイルカ岩の辺り、また小屋のすぐそばや蛙岩の近くなど、登山道に沿って6つのなわばりがあるそうです。
燕山荘周辺では頻繁に雷鳥を見かけますが、今回の調査でキツネの糞の中から雷鳥の羽が見つかったそうです。
キツネは大抵山の稜線上までは上がってこないのですが、人が残したゴミや捨てられたラーメンの残り汁などの匂いをかぎつけて登ってきてしまいます。
何気ない行動が与える自然への影響の大きさを考えさせられました。
今シーズンはあと何度か調査に来られたあと結果を報告してくださるとのことでしたので、その知らせを待ちたいと思います。
話は変わって、本日大天荘のスタッフが小屋開け準備のために燕山荘を出発し、スタッフみんなでお見送りをしました。
大天荘の小屋開けは6/27を予定しています。
7/1小屋明けのヒュッテ大槍とあわせて、表銀座縦走の際には燕山荘グループを是非ご活用ください。
横山
ガスの切れ間から見えた景色。
2015/06/21
今日は朝からガスに包まれており、なかなか景色を見る事ができませんでした。
しかし、お昼頃外に出てみると一瞬ガスが晴れ、燕岳の山頂を見る事ができました。
振り返ると、槍ケ岳も姿を現わしていました。
ガスで景色が見られない中を登って来られたお客様は、大変嬉しかったことでしょう。
「やったー!槍が見えたぞ!」
そういった元気なお客様の声を聞くことができて、私も嬉しかったです。
燕山荘の西側の斜面では、蕾をつけているコマクサの株が少しずつですが、だんだん増えてきました。
吹き付ける西風に耐え、一生懸命花を咲かせようとしている姿は小さいながらも力強く見えました。
緑ロープの外側からそっと見守っていきましょう。
茂浦口
束の間の晴れ間。
2015/06/20
梅雨らしくなってきましたね。しかし、週末の今日は先週に続き、青空を見る事が出来ました。このところ天気も味方してくれているようです。
昨夜の雨は朝にはあがっていました。日の出は雲の中からでしたが、長野盆地の上にある雲海をほんのりと紅く染めました。
また、この雨で雪もさらに融けたようでした。雨上がりのダケカンバの新緑がより一層鮮やかに見えました。
朝のうちだけでしたがきれいな青空が見られました。数日振りに見る燕岳や槍ヶ岳の姿が普段以上に美しく感じました。雨が続いているとこうして見える一瞬の景色の感動が大きくなります。
この時期としては強い寒気が入ってきているようで、雷を心配していましたが、遠くで雷鳴が聞こえ、雨が少し降る程度でした。雷鳴が聞えている頃の稜線の雲の様子はこんな感じで普段あまり見ない雲の動き方でした。寒気という言葉が天気予報で聞かれる時は、雷の発生を気にかけた方がいいかと思います。
今日は燕山荘企画「ライチョウ観賞会」の第1回目のツアーがありました。皆さんが見ているその先には・・・。
見張りをするオスの雷鳥です。今日は燕山荘から燕岳へ向かう途中4羽の雷鳥に出会いました。ツアーに参加された方は皆さん大喜びでした。
今日から合戦小屋でうどんの営業を始めました。
河地
暖かい時間。
2015/06/19
こんにちは。
燕岳に架かる空も梅雨模様になりました。
屋根をうつ雨の音が、ぽろんぽろんと心地よく弾んでいます。
この様なお天気の日には、お客様も本や写真など眺められながらゆったりと過ごされています。
先日5月28日から6月3日迄、「アルプス銀座の印象」燕山荘グループ第2回写真展を開催致しました。
ブログなどでご紹介しました写真の展覧会です。
このたび燕山荘にも数点展示致しました。
雷鳥親子の愛らしい姿、
紅い実をついばむ姿、
悠々しい姿、など。
燕山荘の周辺では雷鳥をよく見かける事が出来ます。
今の時期はつがいの雷鳥が見られます。
可愛い雛が見られる日もそう遠くはないかも知れません。
自然の中のその存在を、見守っていけたらいいですね。
雷鳥をモチーフにしたグッズです。
このほかにも色々あります。
雨の日でも、館内でゆっくりと楽しんで頂けるよう、
山の想い出と併せて、暖かな時間をお届けできましたら嬉しく思います。
今、燕山荘付近の緑も柔らかな新芽を帯びています。
雨に濡れて、それらがよりいっそう生き生きしています。
どの季節もそれぞれの魅力があって、自然の美しさとたくましさを感じさせて貰えます。
竹山さえこ
梅雨らしい一日。
2015/06/18
日の出頃、一瞬だけ視界が開けて三角点辺りまで見えましたが、それ以降ガスにつつまれて真っ白になって展望はまったくありませんでした。霧雨がしとしとと降り続き、気温も上がらず肌寒い一日となりました。
そんな時はお花観賞です。雨が降ったときの花々には水滴がついてまた違った美しさがあります。雨の日にしか見られないものもありますね。
昨日途中で終わってしまったヘリの荷揚げもこんな天気ではどうしようもありません。ガスが濃い時は視界は10メートル位しかありませんでした。
明日の天気に期待したものです。
雪は三角点より上に三ヶ所程残すだけとなりました。もうピッケル、アイゼンはなくても歩けます。また、ほぼ夏道通りに歩けるようになっています。
雨で登山道がえぐられてしまうのを防ぐため、第3ベンチあたりまで水を脇へ流す道を堀に行ってきました。すると富士見ベンチの少し下にはオオカメノキとムラサキヤシオツツジが並んで花を咲かせていました。これらの花は5月の上旬に登山口あたりで咲いていましたが、ようやくここまで上がってきたようです。同じ花をまた楽しむことが出来てなんだかうれしくなりました。
合戦小屋の下あたりではイワカガミがたくさん咲いています。イワカガミは白っぽいものや濃いピンクのものがありますが、このあたりは濃いピンクの花が多かったです。個人的にはこっちの方が好きです。また、雨に濡れると名前の由来でもある葉っぱの輝きはより一層、鏡のように見えます。これも雨の日の楽しみかもしれません。
こんな天気でも自炊場の工事は進められています。職人さんに感謝です。7月の連休までには完成の予定です。素泊まりで自炊される方は食堂をご利用して頂いています。
河地
感謝の気持ちで
2015/06/17
こんにちは。
各地で梅雨に入りましたが
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
燕山荘でも雨が降ったり止んだりしております。
本日は早朝より荷揚げの予定をしておりましたが
霧と雨で中断となってしまいました。
そんな中、
登頂記念に絵葉書を書いているお客様がいらっしゃいました。
お花の名前を調べながら何人もの大切な方に
送ろうとされていまた姿が素敵と想い
思わず一枚お撮りしてしまいました。
本当にお山の天気は変わりやすいです!
一瞬晴れ間が見えたのです。
そんな瞬間を待って待機していたヘリと男性スタッフ。
雲間からヘリが現れ
急げとばかりに運ぶ
この連携プレイはお客様も
「すごい!」の一言でした。
ヘリも有視界でないと飛ぶ事が困難な所を
霧を避けながら荷揚げを進めて頂き
感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ梅雨は続きますが
雨に濡れてしまうと体力を奪われてしまうので
行動食、着替えをお持ち頂きますようお願い申しあげます。
燕山荘は暖かくしてお待ちしております。
武藤 理恵
コマクサ咲きました。
2015/06/16
雨の降る日が増えてきました。いましばらくは雨とのお付き合いが多くなりそうですが、悪いことばかりではありませんね。この雨が雪をさらに解かして、その下からは草木の新しい芽が出て来ます。そして山は夏の様相へと変わっていきます。
燕山荘脇のコマクサが一株だけでしたが早くも花を咲かせていました。この可憐な姿には感動を覚えました。
一方他のコマクサの多くはまだ蕾さえつけていませんが、燕山荘まわりにはたくさんのコマクサの株が出来てきています。これがすべて花を咲かせたらさぞ美しいことでしょう。
例年であれば7月中旬から8月中旬が見頃になります。
朝は曇りがちながらも晴れていましたが、下からは早くもガスが湧きあがってきました。
縦走路の新緑もだいぶ上まで上がってきました。週明けには大天荘のスタッフが小屋に入る予定です。大天井岳はトラバース箇所にまだ雪が残っているので直登して下さい。
外作業は雨の降らない時を選んで行っています。今日はサンルームに置いてあった冬に雪の重さから小屋を守るための支柱の移動を行いました。それでもまだしばらくはサンルームは半分は倉庫となっていますので、普段の半分くらいのスペースとなっています。フルオープン出来るようになったらまたお知らせします。
そして、15時頃より雷を伴った雨が降りだしました。ここのところ3日間同じような天気が続いています。
冷たい風が吹き出とその後夕立のような雨となります。寒気の影響による雨でしょう。先日は雨の後、気温が5度以上も下がりました。
連日天気予報などで大気が不安定ですと言っていますが、こんな天気は何日か続くことがあるので注意した方がいいでしょう。
雨は夕方には止みました。雨でしっとりとした合戦尾根の新緑がきれいでした。
河地
アルプスの女王
2015/06/15
本日の燕山荘の朝は美しい青空から
日中までは暖かな気候で、ご宿泊されていたお客様は
「良い天気だね!景色も綺麗に見えて最高だよ!」
と、にこやかに下山されて行きました
ところがお昼も過ぎた頃からガスが出始め
15時頃には土砂降りの雨に
しかし夕方になると
雨はあがり、雲の切れ間から太陽の光が差し込みます
灰色の雲と青い空
その中で見え隠れする燕岳の姿はとても幻想的でした
そんな時、遠くから聞き覚えのある鳴き声が
雷鳥がつがいで登山道に舞い降ります
居合わせたお客様達は
「こんな近くで見れるなんてすごい!」
「歩き方が可愛い!」
と、夢中でシャッターを切っていらっしゃいました
そして日の入近くになると
今日一日で燕岳は色んな姿を見せてくれました
明日はどんな燕岳が見られるのか楽しみです
酒井美波
燕岳周辺の花々
2015/06/14
本日朝、燕山荘玄関前の気温計では6℃前後、風も弱めでしたが、ガスが目立つ一日と成りました。
時たま晴れ間のあった午前中です。
東側にガスの溜まる燕岳が度々目に映りました。
今年から、『燕岳周辺で見られる花々』を写真付きで燕山荘フロント横に配置しました。
そこで本日は少しだけ、今からよく目にすることのできる燕山荘周辺の花々を紹介したいと思います。
《ミヤマキンバイ》
バラ科のキジムシロ属の仲間で、3小葉の葉が特徴です。
この辺りでは一番最初に咲く植物です。ちなみに和名は深山金梅。
《ハクサンイチゲ》
日本アルプスのお花畑を構成する代表的な高山植物です。
ミヤマキンバイ同様、大群落になる日が待ち遠しいです。
《ミヤマハタザオ》
白い小さな十字状の花が特徴です。
小さいので気付きにくいかもしれません。
花言葉はさりげない優しさ、です。
《コマクサ》
燕岳といえば、コマクサではないでしょうか。
美しい花と、厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれます。
今はまだ蕾ですが、一面に咲くコマクサが楽しみで仕方がありません。
ゆっくりと高山植物を探しながらの登山も贅沢です。
本日も会えないかなと雷鳥を気にかけていたところ、岩垣にイワヒバリを見つけました。
どうやら隙間に巣があるようでした。中に卵があるかもしれませんね。
夕方は16時頃から雨が降り始めました。
山の浸食や高山植物を守るため、道直しをし、雨の通り道を新しく作りました。
この後、予想外の夕日がみれました。
お客様からは綺麗やすごいといった声がよく聞こえてきました。
現在の日の入りは19時ごろです。
明日の夕焼けも期待できそうです。
家族連れのお客様が目立った週末でした。
徳丸 諒也
週末の晴れ。
2015/06/13
先週に続き晴れの週末となりました。この時期の平日はとても静かなので今日が何日か分からないようになりますが、こうして賑わいが戻ってくると一週間が過ぎたんだなと感じます。
また、雪が少なくなるのと反比例して、週末の賑わいは増えていきます。
雲はやや多めでしたがきれいな青空が広がりました。今の時期、たくさん見られるのがこのハクサンイチゲやミヤマキンバイです。青空の下、気持ち良さそうに花を咲かせています。
雲が多いもののまずまずの好天に恵まれました。比較的早い時間から、日帰りの方を含め登ってこられました。小屋の中にいるより日当たりのいい外にいるほうが気持ちいいのか皆さん外で景色を楽しみながら、いい時間を過ごされていました。がんばって登ってきてこそ味わえる時間です。
先日ほどはっきりとは見えませんでしたが、環水平アークを見ることが出来ました。あまり、はっきりしていなので気づかなかった方もいらっしゃるかもしれません。
週末になるとテント泊で来られる方も多くなります。テント場は7月の上旬まで雪の上となりますのでそれなりの装備をご持参下さい。
日中は、半袖でも暑いくらいになりますが夕方ともなれば気温は一桁まで下がり、小屋の中ではストーブをつけます。30℃近くなる街の気温に比べて随分寒く感じることと思います。薄手でも結構なのでダウンなどあるといいかと思います。
この時期、オーナーは不在な日のほうが多いのですが、いれば映像を使った山の話とホルンの演奏を行います。
河地
山の花
2015/06/12
今朝はかなり大きな雨音で目が覚めました。
辺り一面真っ白でしたが、予報ではお昼には回復とのことでしたので、期待していました。
その後、食堂から出てこられたお客様から、
「まるで自分の家のようにくつろげました。」
とお褒めの言葉を頂きました。
雨の朝で沈みがちでしたが、気持ちが晴れやかになりました。
お昼休み、明るくなってきました。
燕山荘の玄関を出てみると、冷たい西風が吹き荒れていましたが
青空が見えました。
今年は花が咲く時期も早いです。
ハクサンイチゲ
燕岳では有名な夏の花コマクサもつぼみがあちこちに出ています。
つぼみが開くのが楽しみですね。
明日の天気は梅雨前線が弱まり、高気圧に覆われて晴れる予報です。
気温も日中は11℃くらいまで上がり、過ごしやすい日になりそうです。
小川
それぞれの感動の瞬間
2015/06/11
日の出に伴って空が綺麗に焼けた今朝の一枚です。太陽が出るまでの寒い時間をコーヒーをすすりながらあったまるお客様がいました。
きっと素晴らしい瞬間を過ごしておられるのだろうと思い、なんだか僕までも幸せな気持ちになりました。
ちなみに、今時期の日の出の時刻は、4:25頃となっております。ぜひ、燕山荘へ来られた際には、早起きをして、この素晴らしい瞬間を見ていただきたいものですね。
そして、日中は、昨日と変わって燕岳がくっきりと見えました。小屋前のベンチからこの景色を眺めてくつろいでおられるお客様もいらっしゃいました。生ビールやコーヒーもサンルームにて販売しておりますので、最高の景色とともにご賞味ください。
ちなみに、写真を撮っていると、
「最高の景色ですねぇ!」
「ブログいつも見ています!」
などと、声をかけて下さり、嬉しい気持ちになりました。こうして、山での一期一会の出会いをこれからも大切にしていきたいと思います。また、ブログを通して自然の素晴らしさをお伝えできればと思います。
こうして、山という自然を通して人と人がつながり、一緒の感動体験を共有できることは幸せなことです。
そんなことを感じさせてくれることがありました。
13時頃に空を見上げると、次のような光景を見させてくれました。
虹のように見えますが、環水平アークという現象です。大気中の氷の結晶を含む雲がつくりだす光の現象です。雲粒の氷がプリズムの働きをし、太陽光を屈折させたり、反射させたりすると現れます。
この大自然が見せてくれた素晴らしい現象にスタッフやお客様からも一同に歓声があがりました。
「来て良かった!」
という声を聞き、お客様の感動の瞬間に立ち会えたことで私達スタッフも最高の喜びとなりました。
さて、明日の天気ですが、午前中は崩れますが、昼ごろから回復に向かう予報です。雨具や防寒具の装備は欠かせません。
榎本健太
梅雨晴れ。
2015/06/10
梅雨の前半は思ったほど雨の日は多くなく、意外と今日のように晴れて夏のような陽気になることがあります。
また、この時期は梅雨前線の動き次第で週間天気予報も変わることが多く、直前の天気予報を見ることが大切になってきます。
朝のうちは雲海も広がり、雲が多かったのですがだんだんと空一面青空となってきました。この青空にダケカンバの新緑がとても色鮮やかでした。
午後になるとまたいつものように東側にはガスが湧きあがってきました。
夏道と冬道の分岐点
裏銀座の山々とミヤマキンバイ
雪解けは日に日に進んでいて、雪のある部分がだいぶ少なくなってきました。山荘直下も夏道がなんとなくわかるようになってきました。こちらのほうは例年ですと7月上旬に通行可能となります。
今日は山の上でも非常に暑い一日となりました。
見張りをする雷鳥も口を開けて、体の熱を逃がしていました。寒さに強い雷鳥にとってはちょっと答えたのではないでしょうか。僕も今日上山したのですが、汗が吹き出し、いつもの倍以上の水を飲みながらの上山でした。晴れて暑い日にはこまめな水分と塩分の補給が大切になります。
この雷鳥くん、今日は見張りをしている姿を非常によく見かけました。そして、夕方頃さすがにお腹が空いたのか、突然僕の足元に飛んできて、餌を食べ始めました。この時期、メスの姿を見かけるのは難しくなりますが、オスは岩の上で見張りをしていることが多いので簡単に見つけることが出来ます。
河地
雨上がりの景色
2015/06/09
こんにちは!
昨夜より降り続いていた雨はお昼頃には上がり、
とても清々しい空気となりました。
空はまだ曇っていますが、ガスも晴れて槍ケ岳もくっきりと見ることが出来ます。
小屋の周りを散策してみると、燕山荘からテント場に下りる階段の脇にミヤマキンバイが咲いていました。
ミヤマキンバイの和名は「深山金梅」。
高山帯に生息し、花の色が黄色で、花の形が梅花型であることから、この名前が付いたそうです。
その名の通り、鮮やかな黄色の可愛らしい花で、
見ていると癒されます。
続いて燕岳の方に歩いて行くと、燕岳の人気者、イルカ岩が空を仰いでいます。
イルカ岩の他にも、メガネ岩やゴリラ岩など、面白い形をした岩が燕山荘の周辺にあります。
燕岳に来られる方は、一度探してみてはいかがでしょうか。
また、今日は雷鳥にも会えました。
雷鳥は、敵に襲われにくいためか、
少しガスがかかっているくらいが出会える可能性が高いようです。
これから明日の午前中にかけては、良いお天気になる予報です。燕山荘にお越しの方は、お気をつけてお越し下さいませ。
(燕山荘玄関前より、山男と燕岳)
ゆば
雲の合間
2015/06/08
本日は曇りが予想されていましたが
朝からお昼過ぎまでは美しい雲海と青空を望むことができました。
朝日に照らされる燕山荘前のベンチ
日の出を見るのに絶好の場所です。
うっすらですが浅間山も遠くに見えています。
太陽の位置が変わると青空の色も濃い青色へと変わり
群青色の空が燕岳を一層美しく引き立たせます。
休憩しているお客様は
「歩いている途中はガスで景色が見えなくて
今日は眺望も良くないだろうなと思っていたから
今ここでこの景色を見る事ができて感動しています。」
と、お話ししていました。
登ってみるまでは山頂がどんな姿を見せてくれるのか
分からないのも、登山の楽しみの一つですね。
空一面に波状雲が広がり幻想的な北アルプスですが
この雲が出ると天気が崩れるようです。
いよいよ関東甲信越も梅雨入りしました。
酒井 美波
穏やかな日曜日。
2015/06/07
昨夜、消灯時刻の21時にエンジンを止めに外へ出るとこれまで見えていなかった双六小屋の明かりが見えました。そろそろ小屋開けなのでしょうか。
燕山荘グループの大天荘も今日スタッフが下見へと出掛けて行きました。夏のシーズンに向けて、山もだんだんと賑やかになっていきます。
一番明るく見えるのが金星です。昨夜は星空がきれいで、西の空には金星と木星が際立って明るく輝いていました。金星は今が一番太陽から離れているので、陽が沈んでからもしばらくは見ることが出来ます。背景が明るくなっているのは、おそらく富山の街の光です。
今朝、ベンチには霜がびっしりとついていました。
街では暑くても山の上は朝晩は特に寒くなります。
日の出は4時半より早くなってきました。3時50分頃には東の空はすでに明るくなり出していました。
日の出時刻は、これから夏至に向けてそれ程変わりはありませんが、日の入り時刻は遅くなっていきます。
陽が昇る頃、善光寺平の盆地が霧に覆われているのが写真で分かります。
まずまずの天気の日曜日、日帰りで登って来られる方が多くいらっしゃいました。「日帰りではもったいないね」「ここに泊りたかった」そんなうれしい声が聞こえてきました。
午後になると東側にはガスが湧き出して来ました。夏のような天気ですね。
燕岳では夏はたいていこのような天気になることが多いです。太陽に熱せられ、あたたまった空気が上昇することによって出来るガスです。
この光景を見ると夏を感じさせるようですが、よく見れば雪が写っているので夏とは大きく違いますね。
河地
雪の翌日は。
2015/06/06
昨日の雪は夕方には雨に変わり積雪とはなりませんでした。
ここ燕岳では6月に雪は降ってもおかしくはありません。そのため一部の雪囲いはこの位までつけたままにしています。
梅雨寒という言葉がありますが、5月の後半は気温が高くても梅雨が近づくと寒気が入ってきて寒くなることもあります。雪の翌日の今日も肌寒い一日となりました。
朝のうちはガスに包まれていましたが、午後になるとだんだん雲の切れ間から青空が見えるようになってきました。すっきりと晴れることはありませんでしたが、まずまずの天気で週末ともあって賑わいが戻ってきました。
皆さん、登山道を歩いていらっしゃる頃はガスの中だったのですが、燕山荘に着く頃には展望も広がっていて、うれしそうな声があちこちから聞えてきました。
昨日の雪は芽を出し始めた植物たちには厳しいものだったと思いきやたいしたこともなく元気にしていました。ヘリポート下のナナカマドも青々と順調に成長しているようでした。
また、そのナナカマドの根本には仲睦まじい2羽のカヤクグリを見つけました。この2羽は最近この辺りで良く見かけます。雷鳥も子育ての時期ですが、他の鳥達もそんな時期なんでしょうか。
夕方が近づくにつれてガスが濃くなってきて、辺り一面真っ白になってきましたが、日没近くの6時50分頃より、急激にそのガスが取れ始めてきました。こういうことはよくあり、日の出や日没の頃、急にガスが取れることもあります。写真でも分かるように気温は低く、皆さんダウンやフリースなどを着てご覧になられていましたが「登ってきて良かった」といった声があちこちから聞こえてきました。山は登ってみないと分からないものです。
陽が沈む方向の反対の東側を見るとびっちりと雲海が広がり、有明山が島のように浮かんでいました。
明日の松本の天気予報を見ると朝は曇りとなっていますが、おそらく雲海があるのでそのような予報になっているかもしれません。ヤマテンによると山の上は晴れの予報となっています。山と街の天気の違いがこんなところに現れています。
河地
雪が降りました
2015/06/05
今日の天気の予報を確認すると、お昼頃から雪となっていました。そのため、空模様を時々確認しながら作業をしていきました。
午前中には、燕岳と北燕岳まで、お客様が安全に登山を楽しめるように登山道にロープを張りました。
しかし、ロープを張る目的はそれだけではありません。
ふと足元を見ると・・・
燕山荘の代名詞ともいえる「コマクサ」がすくすくと開花に向けて頑張っています!
夏にはきれいなコマクサの花がお客様を魅了させてくれることでしょう。そのためには、一人ひとりが登山道から外れて歩かないようにご協力を宜しくお願い致します。
さて、お昼頃から小さな粒の雪が降ってきてしだいに大きな粒となりました。17時の頃には、うっすらと積もり、久しぶりの雪化粧となりました。燕山荘の少し下にあるミネザクラもご覧のとおりです。
今日は、太陽も隠れているために頭を垂れて、寒さに耐えているように感じられました。しかし、「耐雪梅花麗(雪に耐えて梅花麗し」という言葉があるように、このミネザクラも雪に耐えるからこそ、綺麗な花を咲かせ、多くのお客様の目を楽しませてくれることでしょう。
明日の天気ですが、日中にかけて次第に天気が回復に向かう予報です。
榎本健太
冷たい風の中で・・・。
2015/06/04
今日はヘリの荷揚げがありました。
早朝5時半にヘリのエンジン音で目が覚めて部屋を飛び出しました。
昨日の雨があがって澄み切った青空の中、たくさんの食材や飲み物などの物資があがってきました。
たくさんの物をあっという間に運んでくれるヘリは、何度見ても惚れ惚れします。カッコいいですね!!
冷たい西風が強く吹いていましたが、お昼休みに散歩に出掛けてみました。
グェーグェーと雷鳥の鳴き声がします。
辺りを見渡してみると、岩のてっぺんから頭だけ出して縄張りを守っているオスがいました。
岩の後ろにそおっと回り込んでみると、足を踏ん張って強風に耐えている姿を見ることができました。
とても愛おしかったです。
最近は、メスと一緒にいる姿も良く見かけます。
ヒナの誕生が待ち遠しいです。
明日の午後は寒気が入り、雨から標高の高い山では雪の予報も出ています。ダウンジャケットやフリースなど、防寒着の用意をお勧めします。
小川
雨上がりの至福の時・・
2015/06/03
こんにちは。
四国・中国・近畿地方が梅雨入りの発表がされましたが、
今日の燕山荘は雨が降り
玄関前の気温計で6℃と肌寒い一日となりました。
そんな日は小屋でこんな過ごし方はいかがでしょうか?
風景の写真集や野鳥・山の花図鑑
そしてやはり大人気の[岳]シリーズなど
取り揃えております。
お天気が良ければ素晴らしい燕岳を観賞しながら
ケーキとコーヒーで癒しの時間をお過ごし下さいませ♪
そして、本日よりポストが設置されました。
燕山荘オリジナルのポストカードも御用意しておりますので
御登頂記念に大切な方へ送られてみてはいかがでしょうか。
そんなことを呟いていると・・
雨が止み、霧がはれ、真っ白い世界から
燕岳が姿を見せてくれました。
一瞬の出来事でしたが
お客様と一緒に感動を共有することができ
至福の時でした。
明日のお天気は晴れ。
ですが風が強く気温も低い予報が出ているので
暖かい格好で楽しい登山を。
武藤 理恵
趣ある燕山荘
2015/06/02
こんにちは。
連日の燕岳周辺の絶景お楽しみ頂けていますでしょうか。
本日は視点を変えて、燕山荘の内部をご案内いたします。
重厚な玄関扉を開け階段を上ると、レトロなステンドライトがお出迎え。
本館は昭和初期の建物で、いたる所に趣を感じます。
一般客室です。最盛期は多くのお客様で賑わいます。
燕山荘は、本館だけでなく別館などもあり、館内を散策するといろいろな発見があるかもしれません。
燕岳にお越しの際は、是非、燕山荘も立ち寄ってみてくださいね。
本日は男性スタッフが野菜を歩荷してくれました。
山での新鮮な食事はありがたいものです。
日帰りのお客様もどうぞお越し下さいませ。
佐々木
月明かりに照らされ。
2015/06/01
新月に山に登れば空一面に星空が浮かび上がりますが、
満月に登れば月の明るさに感動するかもしれません。
<月明かりに照らされる燕岳>
夜になれば、街では灯が点きます。
灯が無いと暗くて何も見えないものだと思っていました。
日が暮れ、窓から見る安曇野の街明かりが綺麗だったので
ヘッドライトを点け、外に出てみると
月が大きく輝いています。
もしやと思い、ヘッドライトを消すと
月明かりに照らされ、燕山荘前のベンチに影が出来ていました。
そのままライトを消し、しばらくすると
目が慣れてきたのか、周辺の山々がはっきりと現れてきました。
日中、太陽に照らされている明るく元気な山とは少し異なる
なにか神秘的な美しさに心を惹かれます。
次回の満月は6月3日。
月明かりで本は読めるのでしょうか。
まん丸なお月様が見られることが楽しみです。
横地 孝典
プロフィール
北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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