燕山荘 スタッフブログ
少し雲の多い空。
2014/09/30
紅葉真っただ中。小屋の外に出れば美しい眺めが広がります。
我々スタッフも空き時間には外に出てこの美しい秋の景色を楽しんでいます。
日の出を見るには玄関前かヘリポートがお勧めです。今日も日の出前からヘリポートには多くの方が集まっていらっしゃいました。そのヘリポート下にあるナナカマドも真っ赤になってい今が一番美しい時です。ただ、明日ヘリコプターの荷揚げがあるのでその風で葉っぱが落ちてしまうかもしれません。
そして太陽は5時37分に浅間山の左肩から昇りました。
今朝は風がややや強く西から雲がどんどんと流れてきました。少し雲の多い朝でした。そのくもがあったおかげでこんな美しい景色を見ることが出来ました。太陽の光が当たる所とそうでない所のコントラストが良かったです。
裏銀座の山々の紅葉も日に日に下がってきているのがよく分かります。
きれいな青空だった昨日に比べ雲の多い日でしたが、山頂の上にはうろこ雲が浮かび秋らしい空となりました。気温も高めで力仕事をすれば汗がぽたぽたとたれるほどでした。秋とはいえ天気のいい日の日差しはまだまだ強いです。
三角点より燕山荘を望む
昨夜は少し風が強く吹きました。朝になってみると山肌の色がなんとなく茶色っぽくなっていました。
合戦小屋へ行く途中の登山道には、ダケカンバの枯れ葉がたくさん落ちていました。どうやら、昨夜の風で葉っぱが散り始めてしまったようです。まだまだ美しいのですが、こうして風や雨で紅葉した葉っぱが落ちていってしまいます。紅葉は、一瞬だけの輝きなんですね。
今日は、少し雲の多い空でしたが光線の具合がちょうど良く、紅葉がいいあんばいでした。
河地
錦秋。
2014/09/29
今日も抜けるような青空となりました。ひととき氷点下近くまで下がる日が続いていましたが、ここ最近暖かな日が続き、水道の凍結の心配をしなくていい日が続いています。
そして、その青空に今が真っ盛りの紅葉が美しく映えています。
紅葉が美しくなってから、中々合戦小屋までいく機会がなかったのですが、ようやく歩荷があっていくことが出来ました。紅葉した木々のトンネルの中を歩くのはとても気持ちのいいものでした。
夏道とと冬道の分岐点から見る燕山荘です。空の青の色がとても美しく秋色になった山肌がより一層美しく見えました。今日は、空気も澄んで遠くの山々まで見渡すことが出来ました。
いづれも三角点からの写真です。
錦秋という言葉がぴったり当てはまる光景です。
ただ、ダケカンバの葉っぱも茶色っぽくなってきているものもあり、風が吹くとカサカサと枯れた草木のこすれる音が聞こえるようになってきました。これは秋の音ですね。
合戦小屋
今日の日中は気温も上がり、力仕事をしていれば汗がぽたぽたと落ちるほどでした。まだまだ、急に冬へとは進んでいかないようです。
このように暖かい日と寒い日を繰り返しながら、季節は冬へと向かっていくようです。
河地
秋晴れと紅葉。
2014/09/28
このところタイトルに「紅葉」ばかりを使っていますが、とにかく紅葉がきれいです。ここ数年ではもっともきれいな紅葉のひとつに入るのではないでしょうか。この中を歩けば、きっと誰もが感動することでしょう。
日曜日の今日はきれいな青空も広がり、最高の紅葉登山日和となりました。
小屋の外に出て真っ先に目が行くのは、合戦尾根ではないのでしょうか。ダケカンバの鮮やかな黄色に覆い尽くされた合戦尾根は、今だけの色に輝いて見えます。その中に所々に見られるナナカマドの赤がいいアクセントになっています。
三角点付近の様子です。なかなかここまで行くことが出来なくて、もどかしくなってきます。紅葉が美しいうちに合戦尾根を歩いてみたいものです。
今朝もきれいな日の出で始まりました。今日あたりから、昼間の時間より、夜の時間の方が長くなってきます。
燕岳から餓鬼岳へ向かう縦走路もきれいになってきています。このコースは紅葉を楽しみながら歩けるので、秋に人気があります。
この天気の良かった日曜日には、ご家族連れの方々が多くいらっしゃいました。
親子三代登山
自分が60年以上前、10歳の時に初めて燕岳に登ったので、子供も10歳の時に連れてきました。そして、今回は孫が10歳になったので、家族三代で記念登山をいたしました。
燕岳がお気に入りの愛知県からお見え頂いたご家族です。
荻島先生親子
この時期、お医者様がいなくてどうしようと思う時があります。
2週間前にも、私たちでは手に負えない患者さんがおられました。
この週末にも具合の悪くなったお客様がいて、たまたま、10歳になられた息子さんと一緒に燕山荘に登ってこられていた、順天堂大学医学部卒業の荻島先生に診察していただきました。
燕山荘夏山診療所OBの先生方に診療所開設期間外にもお世話になり、大変助かっています。
御嶽山の噴火の報道などを見たり、聞いたりしていると同じ山を登る者として、また、山小屋で働く者として大変胸が痛くなります。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
河地
紅葉まっ盛り。
2014/09/27
稜線の紅葉は今が見頃となっています。週末と重なったこともあり多くの方で賑わいました。
御嶽山で噴火がありそれに関する問い合わせの電話が何件かありまりたが、ここからは御嶽山から離れているので、問題はありません。この噴火が早く収まってくれることを願います。
青空に紅葉。とても色鮮やかです。どうして紅葉はこんなにも美しく感じるのでしょうか。冬を前に最後の輝きだからかもしれません。
今日あたりが昼と夜の長さが同じになる日です。明日からは夜の方が長くなっていきます。秋もいよいよ深まっていきます。
午前中は東側も西側も雲海に覆われました。この雲海が有明山をすっぽりと包んでいる頃には登山口の中房では雨がふっていてようです。山の上ではこんなにもきれいな青空が広がっていたのに不思議なものですね。
羊雲に紅く染まるナナカマド。まさに秋の美しい光景です。
日中は温かく紅葉する山並みを眺めながら外でのんびりとされていました。このところは氷が張るほどまでの冷え込みはありません。こんな気温が続けばこの紅葉は長持ちするこもしれませんね。
河地
美しい秋の一日。
2014/09/26
台風16号の影響で紅葉はどうなるのかと心配したのですが、それ程強い風が吹くこともなく、紅葉は無事でした。というより、雲がとれた今朝になってびっくり。紅葉が一気に進みました。紅葉ってこんなに美しかったんだと驚きました。今年は紅葉の当たり年かもしれません。
昨日の雨から一転して、無風、快晴に近い素晴らしい朝となりました。今朝はヒュッテ大槍で朝を迎えましたが、そこから見える燕山荘を望遠で撮って見ると、二日前とは明らかに山肌の色が変わっていました。
24、25、26日と燕山荘グループの燕山荘・大天荘・ヒュッテ大槍の各小屋に泊りながら、槍ヶ岳を目指すツアーの皆さんと一緒に歩いてきました。紅葉を楽しみながらのツアーとなりました。このコースはアルプス銀座と呼ばれ、槍ケ岳を見ながら歩くとても素晴らしいコースです。
全員、槍ヶ岳に登頂することが出来、大満足で下山されて行きました。
大下りから見た燕山荘
ツアーが終了した今日は一気に燕山荘まで戻ってきました。槍から燕岳にかけての縦走路は紅葉がピークを迎えているようで、とにかく美しく、また、きれいな青空でとても楽しい山歩きでした。
写真は大下り付近の写真です。この辺りはナナカマドやダケカンバの紅葉が美しくなっています。燕山荘から片道1時間ちょっとで行けるのでこの辺りまで出掛けてみるのもいいかもしれません。
山頂
合戦尾根
縦走路から見た合戦尾根
そして、燕山荘まで戻ってくると、合戦尾根のダケカンバは三日前とは色が全く変わっていて黄色の美しい色になっていました。
週末の明日は天気も良さそうできっと多くの方々がこの色づきに感動されることでしょう。
15時過ぎには、青空に券雲が出て、これもまた美しい光景でした。今日は、美しいものばかり見ることが出来て、とても幸せな一日となりました。
河地
久々に静かです。
2014/09/25
今日は一日雨降りでした。人通りも落ち着いて久々に静かな秋山になりました。
そんななか女性スタッフはシーツ交換などの内作業で大忙し。
お客様に快適にお休みいただけるように努めております。
小屋を修繕していただいた業者さんも本日下山されました。
スタッフだけではなく、多くの皆さんに支えられて山小屋は存続できます。太田さん、長期間ありがとうございました。
こんな日は会えるかなと思って外へ出てみると、期待通り雷鳥さんに遭遇できました。
足のもこもこが可愛いですね。
明日、明後日と天気は回復して登山日和になりそうです。紅葉まっさかり、山は賑わいそうです。
この季節は朝晩、日中の気温差が大きいです。防寒着をお忘れなくお持ちください。林
予報通り・・・。
2014/09/24
ここ数日の冷え込みに比べたら、今朝は暖かい感じでした。ご来光を待つお客様も肩をすくめて待っている方はほとんどいなく、リラックスして待っておられるようでした。
雲が流れるように出ていたので、きれいに紅くなりました。
燕岳にも朝日があたり、紅葉した斜面をより美しく見せてくれました。
山頂でご来光を見るのもいいですが、ご来光と燕岳に朝日があたるこの両方の景色を玄関前やヘリポートから見ることが出来ます。
燕山荘のイベントのひとつである表銀座縦走ツアーがスタートしました。今日の午後からの天候を心配して、参加を考えてるお客様もいらっしゃいましたが、槍ヶ岳を目指して、今日は大天荘まで出発されていきました。
14時頃から雨が降り出しましたが、なんとか雨に濡れることなく大天荘まで到着したようで一安心です。
槍ヶ岳はどんどんと見えなくなり、午後からは予報通り、雨が降り出してしまいました。
明日の天気予報はほぼ雨マーク、ずっと天気は安定していたので乾燥してかなり埃っぽかったので、少しくらいならちょうどよいお湿りになったのでしょうが・・・
明日の天気予報は当たってほしくないですね。
稲垣
秋分の日。
2014/09/23
今日は素晴らし天気となりました。ただ、飛び石連休となってしまったので、それほどたくさんの方が登って来られたわけではありませんでした。今日のような天気の日に山に登れば、山が大好きになることででしょう。それ程、いい天気の一日でした。
秋分の日は浅間山の真上から、太陽が顔を出します。5時36分でした。昼と夜の長さが同じになるのは27日で、まだ昼の方が若干長いですが、これからは日の入りも早くなり、夜が長くなってきます。
日が昇って少し経った頃の東の空です。美しいですね。
雲も秋らしくきれいな青空が広がりました。朝は冷えましたが、昼間は日差しの下では暑い程でした。秋は朝晩と昼間の温度差が大きくなります。
昨日お泊りの方も今日のこの素晴らしい天気の中、下山するのがとても名残惜しいようでした。
祝日の今日は稲刈り日和だったようで、池田町や松川村の田んぼの辺りからは、もみがらを燃やしているのかあちこちから煙が上がっていました。山の上からはその様子は見えませんが、なんとなくそんな光景が頭に浮かびました。街も秋なんですね。
三角点付近
この周辺の紅葉がとてもきれいになってきています。秋の柔らかな日差しを受けて、さらに美しく見えました。
秋の休日と聞くと僕の頭の中には、きれいな青空と紅葉した木々と柔らかな太陽の光、そしてゆったりとした時間の流れが思い浮かびます。今日はまさに僕のイメージする秋の休日となりました。
河地
晴れ空続く。
2014/09/22
このところ地面が乾き何となく埃っぽくなっていますが、それもそのはず、しばらく雨が降っていません。地面はカラカラになっています。青空のない日もありましたが、晴れがしばらく続いています。夏の天気が悪かった分をとり返しているのか、ここにきて好天が続くようになったのでしょうか。うれしいことです。
イルカ岩付近からの写真です。今朝も氷点下にまで下がりました。こんな日々を繰り返して、紅葉はどんどんと進んでいきます。ただ、近くで見るとすでに枯れてしまっているナナカマドも目につくようになってきています。稜線上の紅葉は今がピークなんでしょうか。
久しぶりに雷鳥の親子に出会いました。4羽の子供たちは元気に育っているようでした。写真を撮ろうとしゃがんでじっとしていると、何を勘違いしたのか僕のすぐそばまで4羽の子供たちは走り寄ってきました。親よりはまだ少し小さいですがここまで大きくなれば、一安心です。
日中はガスに包まれてしまいましたが、外仕事をするには半袖で十分な気温でした。そのガスも気温が下がり出した夕方には取れ、東側にはきれいな雲海が広がっていました。有明山の頭だけがちょっこんと顔を出していました。
今日の夕焼け劇場は、山頂もオレンジ色に染まり、雲がなくすっきりとしたきれいな日の入りとなりました。さすがに日が沈む頃になると寒くなってきて、長くは外には居られませんでした。
17時43分に鷲羽岳の左肩へと沈んでいきました。
明日は高気圧にすっぽりと覆われ、素晴らしい天気になりそうですが、その後に近づく台風16号の影響が気になります。
河地
秋空と紅葉。
2014/09/21
今回は飛び石連休となっているためか先週のような賑わいはありませんが、素晴らしい秋晴れとなり登って来られた方々は大満足の登山になったことでしょう。そして、連日写真を載せてますが、紅葉がきれいになってきています。日に日に美しさをましてきています。
日が昇る場所がもう少しで浅間山の山頂になります。浅間山の山頂より南から太陽が昇るようになると冬が近いことを感じさせられます。また、昼より夜の方が時間が長くなってきます。
現在の色づき具合はこんな感じです。稜線歩きも紅葉の中となります。今日縦走に出られた方は秋の山を満喫出来たことでしょう。
朝、出発される際お湯を持っていかれる方が多くなってきました。寒い季節お湯を持っていくのは大切なことになります。行動中冷えた体を温めるのにとても有効です。
縦走される方はテルモスなどお持ちになられるといいでしょう。
合戦尾根のナナカマドはとても鮮やかな色になってきています。その中を歩くのはとっても気持ちのいいことでしょう。
今日の日中は、すっきりと晴れ渡り、日差しのもとでは温もりを感じました。秋になったとはいえ、こんな日差しの下ではまだまだ日焼けをしてしまいます。先日までは、日中でも気温が低かったせいか、小屋の中にいらっしゃる方が多かったのですが、今日はほとんどの方が外で秋の休日を楽しんでおられました。
河地
紅葉と週末。
2014/09/20
紅葉のピークにはなっていませんが、このところの冷え込みでどんどん色が変わってきています。今日も朝と夕方では色が変わっていました。
まずまずの天気となった今日は週末ともあって多くの方で賑わいました。
街に比べ、ひと足もふた足も季節が進んでいる山の上の秋を皆さん楽しまれているようでした。ただ、気温は低く、最高でも7℃位しか上がらず、寒い一日でした。
稜線上の紅葉は、日に日に美しくなってきています。ほんの少し前までは青々としていた山肌が赤や黄色の秋色に変わっていく様子は、美しくもありますがなんとなくさみしさを感じてしまいます。
合戦尾根にはたくさんのダケカンバがありますが、その葉の色もだいぶ黄色っぽくなり、合戦尾根全体が黄色っぽくなってきています。合戦尾根は面白いところで、稜線上より先に、合戦小屋より上あたりから、ナナカマドなどが紅葉していきます。今は合戦小屋辺りが見頃となっています。
今日は雲の多い一日でした。でも、こんな光景もなかなか美しいものです。
気温は低かったのですが、外で過ごされる方が多くいらっしゃいました。皆さん、ダウンやフリースなどの防寒着を着ていらっしゃいました。山ではもう街での冬のような服が必要になってきています。また、週末とも会ってテントの方も多くいらっしゃいました。
このところ、このイワヒバリの親子をよく見かけます。写真でこっちを見ているのが子供です。子供はまだ警戒心が弱いのか、写真を撮ろうとしゃがんでいると足元まで寄ってきます。これから寒くなるけど元気に大きくなるんだよ。
河地
冷え込み強まる。
2014/09/19
昨夜からの冷え込みは夜がピークだったようでマイナス2℃よりは下がりませんでしたが、寒い朝となりました。油断していて水道を何か所か凍らせてしまいました。早くも凍結を心配しなくてはならない季節となりました。
ヘリポートよりの定番写真です。
山肌の色が日に日に変わってきていますね。
今朝の冷え込みで紅葉も加速したのではないでしょうか。
日の出は5時半ちょうどでした。浅間山の真上からになるのは秋分の日です。日の出を見て小屋に戻ってこられた方々は真っ先にストーブに手をかざして暖をとっていらっしゃいました。
雨水を貯めてあるドラム缶にはけっこうしっかりとした氷が張っていました。今シーズン二度目です。子供のように喜んで氷を触っていましたが、これも、間もなく当たり前の日々になれば嬉しくもなくなってしまうのでしょう。
昨日載せた写真と同じような写真ですが、違いは後ろの青空です。今朝は空の青がとにかくきれいでした。冷え込んだ朝で、太陽が昇っても気温自体は低かったのですが、陽射が当たる所は温かくて、外を散歩してみようという気になりました。寒くなってくると太陽の光がとてもありがたく感じるようになってきます。
合戦尾根のナナカマドは鮮やかな色に紅葉してきています。ダケカンバはだいぶ黄色にはなってきましたが、見頃は少し先のようです。
自炊場の建て替えについて
昨日より自炊場のある建物の、建て替えのための解体作業が始まりました。完成は来年度になります。
そのため、自炊でお泊りの方が自炊出来る場所が食堂のみとなりますのでご不便をおかけしますがご協力お願い致します。
また、工事のため、そこの周辺は通行出来なくなっています。
河地
気温の低い一日。
2014/09/18
今日は寒い一日でした。街でいえば初冬のような気温でした。この冷え込みで山肌の色も更に変わってきています。朝と夕方では紅葉が進み、山肌の色が変わっているのが分かりました。
朝のうちは黒い雲に覆われ、陽射しもなく、気温がなかなか上がりませんでした。空の色と気温からはまるで冬のようでした。7時頃、雪がどうかわかりませんが白いものが一瞬ちらちらしました。
山荘直下の紅葉
山頂の紅葉
ウラシマツツジと一つだけ残ったトウヤクリンドウ
紅葉の進み具合が気になったので、朝のちょっとした時間に小屋の近くを歩いてみました。ナナカマドの紅い葉っぱやウラシマツツジの紅い葉っぱがひと足先にきれいに色づいてきていました。この調子でいけば、いつもより早い紅葉になるかもしれませんが、今しばらくは楽しむことが出来そうです。
どんよりとした曇り空の一日で終わるかと思いきやこんなきれいな青空になりました。秋の山は雲も青い空も紅葉も美しい季節です。
燕岳の夕景
今日は夕方の17時前にすでに氷点下になっていました。日の入りは17時45分と随分と早くなってきています。秋山は特に朝晩は気温が低くなっているのと、日没が日に日に短くなっていくことに注意が必要です。
しかし、とにかく寒い一日でした。いつもよりも多く服を着込みました。
河地
雲のきれいな季節です。
2014/09/17
朝の冷え込みが0℃近くまでなる日が続くようになってきました。山肌の色は日に日に秋の色へと変わってきています。
今日はヘリコプターによる荷揚げ日でした。この日の楽しみといえば、日の出頃から刻々と変わる空の様子を見ながら、外に居られることです。
今朝は日の出前に北信の山々の上が真っ赤に染まりました。こんなに赤い色がなかなか見られることはありません。
そして日の出は雲の中からとなってしまいましたが、雲海が広がり、その雲海の上を太陽が照らしだして、とても美しい光景でした。太陽が浅間山にだいぶ近づいてきました。ただ、この時の気温は2℃位でヘリの準備をしている間も寒いね寒いねが口癖となっていました。
日が昇った後もこんな美しい空でした。秋の空にはこのような卷積雲がよく見られます。卷積雲にはいわし雲やうろこ雲がありますが、この雲は秋に現れやすいものです。これが秋空をより秋らしく感じさせてくれます。
ヘリコプターの荷揚げが始まって、間もなくすると先程までの繊細な雲の卷積雲の少し下には、空に縞模様を描くうね雲が現れてきました。今朝は雲の変化がとても楽しい空でした。刻々と雲の様子がが変わっていくので、ぼーっとしているとシャッターチャンスを逃してしまいます。秋の空は青空もいいですが、雲の変化を眺めるのもいいものです。
今日のヘリコプターの荷揚げでは新しい畳が上がってきました。少しずつですが、皆様に快適に過ごしていただけるよう布団や畳などを入れ替えています。
ヘリコプターはいつも合戦尾根を飛んでくるのですが、風向きや荷物によっては槍ヶ岳をバックに飛んでくる時もあります。こんなチャンスはなかなかありません。
明日明後日と朝の最低気温はヤマテンの予報によると0℃からマイナス1℃となっています。
また氷が張るかもしれません。
河地
進む紅葉。
2014/09/16
連休も終わり何となくのんびりとした空気に変わりました。しかし、今年の紅葉の進み具合は例年より早いような気がして、落ち着かない気分にもなってきます。
AM7:19
AM7:21
卷積雲を通して太陽の光が届きなんとも美しい光景でした。
この卷積雲はあっという間に形を変えていきます。見ていて楽しい雲であり、また美しい雲です。秋によく見られる雲ですね。ただ、この雲が現れると1~3日後に天気が悪くなる場合があるそうです。
日中は、やや雲が多い天気でしたが、ここ数日ではやや気温が上がったようでした。その為か、有明山の後ろにはもくもくとした積雲が湧いていました。そこだけ見れば夏を思わせるようでした。
ここから見る合戦尾根の上部の山肌の所々には赤や黄色の部分が多くなってきました。色鮮やかですね。上の写真は三角点付近をここから望遠で撮ったものです。その辺りまで行きたいのですがなかなか時間がなくて・・・。きっときれいに紅葉していることでしょう。
稜線上にあるウラシマツツジはもう見頃なんでしょうか。こんなきれいな色になっています。いつもなら9月の23日頃に行われる燕山荘企画のアルプス銀座縦走ツアーで稜線を歩いている頃にこのウラシマツツジが見頃となっているような記憶があります。
日に日に山肌の色が変わってきているので、朝起きた時が楽しみなっています。
河地
賑わいは過ぎて。
2014/09/15
今シーズン一番の賑わいとなったこの3連休も終わりました。
最盛期に比べスタッフの数は少なくなりましたが、スタッフ皆助け合いこの大変な3連休を乗り越えることが出来、絆がより深まりました。
また、OBも手伝いに来て下さり、本当に助かりました。
柴崎さん、白田ご夫妻本当にありがとうございました。
今朝の気温も3度位と気温の低い日が続いています。その為、紅葉がどんどんと進んできています。山肌の色は日に日にと変わってきています。
穂高岳連峰の山肌の色も随分変わってきています。7時頃ちょうどいい具合に光が当たり、色が変わってきた穂高岳連峰がくっきりと見ることが出来ました。
今朝の日の出は地平線とわずかに開いた雲の間からの日の出となりました。
その雲が真っ赤に染まり、とてもきれいな日の出でしたが、さすがに混雑した日の朝食出しの真っただ中、この写真を撮るのが精一杯でした。
先日までの2日間は、朝は晴れても日中はガスで覆われてしまう日々でしたが、今日は日中になってもガスに覆われることがなく、周りの山々を終日見ることが出来ました。
ただ、雲が多く、陽射しのない一日でしたが雲がとても美しい一日でもありました。
双六岳の上には、こぶ状のようなおもしろい雲が出ていました。
曇り空の一日でしたが、16時頃より太陽の光が射すようになってきました。だいぶ色が黄色っぽく変わってきた合戦尾根を照らしだしていました。
一方、山頂の様子はというとこのような感じに色づいてきています。今年の紅葉はいつもより早いかもしれません。
3連休も終わり、ほっとした気分で小屋周りをうろついていると、もうほとんど枯れてしまったコマクサですが、一株だけまだ花を咲かせているコマクサを見つけました。なんだかうれしい気分になりました。
こんな素晴らしい夕景でこの3連休は締めくくりとなりました。
日が沈むのはすでに18時前となってきています。日に日に日が沈むのが早くなって、秋が深まっているのを感じます。
河地
賑わう秋の休日。
2014/09/14
昨日に続き晴れとなり、多くのお客様で賑わいました。
皆さん楽しい秋の休日を過ごせたのではないでしょうか。天気がいいのが一番ですね。
この連休中日というのは山小屋スタッフにとっては一番の頑張り所となります。その中日も何とか乗り越え今はほっと一息といったところです。
今朝の日の出はとてもきれいでした。雲海が広がりその中から太陽が顔を出しました。ここ最近ではもっとも美しい日の出ではなかったのではないのでしょうか。
小屋の東側では多くのお客様が寒い中その瞬間を待っておられました。しかし、日の出の美しさに寒さも忘れてしまったことでしょう。
(写真は赤沼の撮影です。)
今日も昨日と同じような天気で午前中だけでしたが、きれいな青空が広がりました。
午後になるとガスに覆われてしまったので、このきれいな青空をご覧になれたのは、昨日お泊りになられた方だけだったかもしれません。
ここ数日の冷え込みにより、草紅葉もだいぶ進んできたようです。縦走路に目をやると山肌の色が昨日よりだいぶ黄色くなってきたような気がしました。
山は日に日に秋の色が濃くなってきています。
河地
秋の3連休。
2014/09/13
いよいよ始まりました。天気予報がいいこともあり大変な賑わいとなりました。夏が天候不順で登山を先延ばしにされていた方も多かったようです。
今朝は昨日ほどの冷え込みではありませんでしたが、玄関にある温度計は2℃台と街なら冬の気温となりました。この冷え込みは明日も続きそうです。
日の出は雲の中からとなってしまいましたが、こんな日の出も美しいものですね。
午前中は今日もきれいな秋空が広がりました。山頂や裏銀座の山々の上には券雲が空に流れて秋らしい空を作りだしていました。
のんびりと写真を撮っていられたのもこの位まででした。
その後は続々とお客様が登ってこられて、外にでることも出来なくなってしまいました。
テント泊の方も非常に多く、10時半にはいっぱいとなってしまいました。明日も同じような状況になると思われます。
午後になるとガスが湧き出してきて山頂は見えたり隠れたりとなりました。気温は日中でも7℃位でした。外で過ごされる方はダウンを着ている方多かったです。ダウンは濡れることには弱いですが、軽くていいですね。
夕方になるとそのガスもとれ出してきて雲間からは再び青空が見られました。ブロッケン現象が見られたようで皆さん手を伸ばしてそこに映る影を楽しまれていらっしゃいました。
秋の連休は夏の週末以上に賑わうことがあります。明日も忙しくなりそうですが、登山を楽しまれる方々のためにがんばります。
河地
氷の張る季節となりました。
2014/09/12
強い寒気が入ってきているようで朝の気温もかなり低くなりました。玄関脇にある温度計は0・9度となっていました。実際に氷が張るのを見たのではないのですが、もう氷の張る季節となってきたようです。
豊科から見る燕岳と有明山
9月に入り交代で休暇をとれるようになってきました。今週は僕もその番がまわってきて久しぶりに街の人となっていました。秋の訪れは山だけかと思っていたのですが、早いところでは稲刈りも始まっていて、街にも秋が訪れているようでした。安曇野には多くの水田があり、上から眺める安曇野はこの時期、黄金色のじゅうたんのように見えます。
紅葉も着実に進んでいるようです。三角点のナナカマドは、きれいに色づき始めています。今朝のような気温の低い日が続くと今年の紅葉は早く訪れるかもしれません。紅葉は気温が4℃以下になると進むと言われています。
東側は早いうちからガスに包まれてしまいましたが、稜線から西側にかけてはきれいな青空が広がりました。空気もひんやりとして澄んだとても美しい秋の空でした。
午後になると段々と雲が多くなってきてしまいました。しかし、この三連休は大きな崩れはなさそうです。夏の天気が悪かった分、明日明後日はかなりの混雑が予想されます。今シーズン一番の賑わいになるかもしれません。
秋めいてきましたが、合戦小屋のスイカはまだ販売を続けています。気温が低くなってきているものの歩けばやっぱり汗をかいてしまいます。まだまだスイカはおいしいですよ。
気温が下がってくると空気が澄んで夜景もきれいになってきます。今日は遠く長野市までくっきりと見えていました。ちょうど月も昇ってきて、星は見えませんがきれいな夜空となっています。
日没も18時頃となってきました。夕方になると気温もかなり下がります。早めに到着できる計画でお越しください。
また、この連休中は日中でも気温が一桁の予報となっています。ダウンやフリースなどの防寒着が必要です。
河地
変わりやすい秋の空。
2014/09/11
雲の動きが秋らしい一日でした。
午前7時30分頃は、裏銀座の山々が肌を見せてくれていました。
ベールのようなガスに、うっすらとブロッケン現象が出現する瞬間もありました。
風は強く、フリースやダウンジャケットの防寒着が役立ちました。
これは3日前の、山頂までの登山道のナナカマドです。
実は真っ赤になり、燕岳の山肌に秋色をつけてくれています。
合戦尾根のダケカンバの葉の一部も鮮やかに黄色く、登山道からの景色を楽しませてくれます。
寒気が入り、明日の予報では更に気温がぐっと冷え込むようです。
この冷え込みは、また一つ山の表情を変えてくれることでしょう。
外は寒いですが、小屋の中はストーブに火を灯し、食堂も温かくなっております。
外から戻られたお客様は、ストーブを囲んで暖をとっていらっしゃいました。
佐藤千文
夏の終わりと秋のはじまり
2014/09/10
9月に入って、日中は晴れる日が多くなってきました!
今日も外に出るとこんなにきれいな空が広がっていました。
だいぶ秋らしい空になったなあと感じます。
晴れていても空気がピンと冷たくて少し肌寒さをかんじます。
最近は朝晩4℃と冷え込みますので登ってこられる方は暖かい上着などお持ちくださいね。
小屋の周りを散歩していたら久しぶりに雷鳥さんに会えました!
えさをついばむ姿がとてもかわいかったです。
そして今日は夏に忙しくて撮れなかったフロントの集合写真を撮りました。
休暇中の人もいるのでだいぶ人数は少ないですが・・・
みんなで協力して繁忙期をのりきりました!
そして真ん中の丸山くんが明日で任期を終えて下山します。
こうして一緒に働いた仲間が一人二人と下山していくと夏が終わるなぁと少しさみしさを感じます。
でも毎年色んな人と出会えるのも毎日違う景色と出会えるのも山小屋ならでは!
やっぱり山っていいなぁ!と感じた一日でした!
武田
爽やかな散歩道。
2014/09/09
今日は天気が良かったので、休憩時間に蛙岩付近までお散歩に行ってみました。
縦走されている方々もとても気持ち良さそうです。
安曇野側はガスが上がってきていましたが、西側は晴れていて、槍ヶ岳や裏銀座の山々を見ながらの贅沢なお散歩ができました。
振り返ると、燕山荘と燕岳。いつもと違う場所から見るとなんだか違う山みたいですね。
太陽が出ていたので、歩いていると汗ばむくらいでしたが、時折吹く風はひんやりしていて、秋を感じました。
約50分ほどのお散歩でしたが、とても気持ちが良かったです。皆さんも、ぜひ蛙岩まで足を延ばしてみてください。
燕山荘の受付から見る燕岳も、もちろん格別ですよ!
茂浦口
のんびり山歩きの秋です。
2014/09/08
日に日に秋が深まっています。
今朝の御来光は5時20分ごろ、たなびく雲が美しい朝でした。
御彼岸の頃にはちょうど浅間山の真上からお日様がでます。
夏山に比べて朝がゆっくりやってきます。
お休みをいただいたスタッフもあちこちの山に出かけては
やっぱり山はいいねと話し合っています。
燕岳は紅葉が始まっています。山の色も秋色です。
山頂より北燕岳、立山方面
さて今晩は十五夜です。たくさんのお客様が夜の観月会を楽しんでいらっしゃいました。
秋はゆったり、のんびりできますね。
寒くなってきましたのでフリースなどの暖かいものがあると便利です。林
西は晴れ空。
2014/09/07
今朝は屋根をたたく雨音で目が覚めました。
明け方は強い雨でしたが8時頃からは青空が広がり出しました。
日曜日は日帰りでお越しになる方も多く、日中の玄関前は賑やかとなります。今日も日中は気温は高めで外でのんびりとするにはちょうどいい気温でした。
東側はガスで真っ白なんですが、西側は雲間からきれいな青空が見られました。槍ヶ岳も雲の上から顔を出していました。
青空が気持ちよく広がる中、トウヤクリンドウはそよ風に気持ちよさそうに吹かれていました。
ミヤマリンドウ
ヨツバシオガマ
テント場にはこういった花がまだ咲いています。二週間ほど前には別の場所でよく見かけた花ですが、そこではすっかり枯れています。高山植物はその場所の雪解けの時季によって咲く時がかわってくるので、もう見られないと思っていた花も思わぬ所で出会うことがあります。
明日は十五夜です。きれいな月夜となるといいな。
河地
秋空。
2014/09/06
週末と晴れがようやく重なりました。待ちに待った晴れの週末となりました。
多くの方が登って来られ、あちこちから楽しそうな声が聞こえてきました。スタッフにとっては忙しい一日になってしまうのですが、お客様の楽しそうにしている姿を見るとこちらまでうれしい気分になってきます。
美しい朝焼けで朝は始まりました。
北八ヶ岳の奥には赤く染まるカナトコ雲がみられました。山梨県のどこかでは雷雨になっていたのでしょうか。
5時20分、雲海の向こうに太陽が登ると食堂の中に赤い光が射しこみました。仕事をしながら窓越しですが、こんな光景を見られるのはとても幸せです。
今日の午前中はとにかく空がきれいでした。秋の訪れを感じされる巻雲が青い空に白く流れていました。
秋の空は高く感じますが、実際、この巻雲は雲の中でも最も高い所に現れるもので1万メートルよりも上に現れるものもあります。
こんな気持ちいい空の下の登山はさぞ気持ちよかったことでしょう。
その晴天も段々雲が多くなってきてしまい、夜には雨が降り出してしまいました。日中は、ここ最近にしては暖かく、外でのんびりとビールやケーキなどを楽しまれる方が多くいらっしゃいました。
河地
雨のち晴れ。
2014/09/05
雨の朝で一日は始まりました。こんな朝はやはり気が沈んでしまいます。でもこんな日こそ登山道直しだ。と元気よく第3ベンチまで出掛けてきました。雨の日は登山道を流れる水の様子が分かります。この雨水は登山道をえぐってしまうので、登山道維持にあたって重要な問題となります。元気よく出掛けたものの雨は強く合羽の中まで濡れてしまいました。そうなるとやっぱり元気はなくなりますね。小屋に戻って着替えるとようやく人心地がつきます。
雨の一日で終わると思いきや、夕方から天気は回復してきれいな夕景を見ることが出来ました。
雨に濡れるナナカマドも水滴がついてこれもまた美しいですね。今朝は皆さん足早に出発されていかれました。
今日はこの写真しか絵にならないのかなと思っていたのですが・・・。
三角点より上では早くもダケカンバの葉の一部が黄色くなってきていました。
色々な赤い実もあちこちで見られるようになってきました。これはオオヒョウタンボクです。この実には毒があるので決して口にしないで下さい。
15時頃、雨は一旦強くなりましたが、それがちょうど前線の通過だったようで、その後、晴れ空が広がってきました。こんないい天気になるとは思いもしませんでした。
夕陽が見られたのは本当に久しぶりでした。日の入りの時刻もよく分からないほどでした。そして今日は18時10分前にワリモ岳あたりに沈んでいきました。気づかぬうちに日の入りも随分早くなったものです。
そんな頃、槍ヶ岳の上には面白い雲が出て、それが紅く染まっていました。
明日はいい天気になるのかなぁ。
日の入り後の燕岳です。
うれしいことにこのブログの写真がSBC信越放送の夕方のニュース番組の天気コーナーで流れました。
河地
晴天は続かず。
2014/09/04
朝から濃いガスに包まれ、お昼頃からは本格的な雨降りとなってしまいました。なかなか晴天が続きません。まあ、こんな天気にはなれてしまった感はありますが・・・。
雨に濡れるナナカマドの実です。だいぶ赤くなってきました。
この実は葉がすべて散って雪が降りだす頃までも残っています。昨年はエサが少なくなった頃、まだ残っているこのナナカッマドの実を食べようと雷鳥がやってきてこの枝の登るのですが、枝が細いために枝がしなってしまい、枝から落ちることを繰り返す雷鳥のこっけいな姿を思いだします。
今日は展望のほとんどない一日でした。午前中、一瞬だけガスが切れて、有明山が見えるその程度でした。そんな天気でも登ってきていただけるお客様がいて、ありがたいことです。この時期は空いていて、のんびり出来るからとお越しになる方が多いです。
ここ最近、この時期になると猿が稜線まで上がってきます。餌となるハイマツの実を求めてのことでしょうか。この猿たちがまだ人を恐れているようで、人が近づくとすぐ逃げてしまいます。上高地にいる猿は人がいてもあまり逃げません。これは誰かが餌を与えた為でしょう。猿と人間の正しい関係を保つためにも餌を与えないで下さい。
資材置き場の片づけ作業を行いました。なかなか時間がなくて、出来なかったのですが、ようやく手を付けることが出来ました。ここには今は使っていなく、かつて使っていたと思われるもののさまざまな予備部品などが出てきます。燕山荘の歴史が少し分かるようでなかなか楽しい時間でした。かたずけるにあたって、以前はこんなものを使っていたんだなぁとか、これは一体何に使っていたんだろう、この部品はまだ何かに使えるのかなぁ、これは思い切って捨ててしまったほうがいいのかな、などど考えながらやっているとなかなか作業は進みません。まるで自分の部屋掃除をしている時のようでした。
河地
二日続けての御来光。
2014/09/03
二日続けてご来光を望むことが出来ました。こんなのは随分久しぶりです。昨日より雲が多く、その雲が紅く染まりました。
今日はヘリコプターの荷揚げ日で、日の出前から外での作業となりました。普段は朝食出しの時間と重なるため、日の出は食堂の窓越しに見るのが精一杯なのですが、ヘリコプターの荷揚げの朝は外にいられるので、日の出を外で見ることが出来ます。ヘリコプターの荷揚げ日の楽しみのひとつとなります。
雲がほんのりとピンクの染まりました。派手さはありませんが美しい空でした。ただ、風の当るところでは寒くて、ヘリポートでのヘリを待っている間は震えながらでした。
やがて日が昇ると標高の高い所からから山肌の色が段々と紅く変わっていきます。その色は刻々と変化していくのでシャッターチャンスをのがしてしまうこともよくあります。
今日は雲が刻々と変化していき見ていておもしろかったです。中岳の上にはクラゲのような雲がかかっていました。
ただ、ヘリコプターの荷揚げ時には雲やガスが出てくるとヘリコプターが飛べなくなってしまうので、喜んでばかりはいられませんが。
ヘリの背景にある雲はすっかり秋ですね。
この晴天の下、ヘリコプターの荷揚げは順調に終了しました。
この気持ちのいい青空は午前中まででした。午後は濃いガスに包まれてしまいました。
9月に入り、小屋でのんびりされる方が多くなってきて、8月のざわざわした感じとは違ってきました。
ただ、今週末はかなり混雑しそうです。
河地
待望の青空。
2014/09/02
昨夜は21時にはガスで真っ白でしたが、その30分後には街の明かりがきれいに見えだしてきていました。そして期待して迎えた朝は期待通りのものでした。久々の晴天にお客様だけではなくスタッフ皆もとっても嬉しそうでした。
雲海が広がり太陽はまるで海の中から出てくるような日の出でした。東の空には雲があったので正確な日の出時刻は分かりませんでしたが、5時20分に太陽は登りました。四阿山と浅間山の中間あたりからでした。秋分の日になると浅間山の真上から日がのぼります。
光り輝く朝でした。こんな日は皆様出発も早くなります。7時前には小屋の中に居る方はほとんどいらっしゃいませんでした。
よく登場するヘリポートからの写真ですが、これから少しづつ変わっていく山肌の色の変化が分かるように出来るだけこの構図の写真をお届けしていきたいと思います。
この青空を待っていました。ぐずついた天気がこれだけ続くと元気も湧いていきませんでしたが、今日の晴天で心も元気になりました。青空には不思議な力があるものです。
今朝は4.4℃まで下がりました。そのせいか空気も澄んで水晶岳もいつになくくっきりと見えました。
お昼頃よりガスがどんどん湧き出し、午後はガスで真っ白な世界になってしまいました。それでも気温の下がり出す夕方、松本の街を見ることが出来ました。松本でも今日は日中で気温が28℃位まで上がったようです。この稜線でも陽射しの下で少々荷物を背負って歩いていると額から汗がぽたぽたと落ちるほどでした。
明日以降の天気予報を見ていると夏が少し戻ってくるようです。
とはいってもここ山の上では季節が街よりひと足もふた足も進んでいます、朝夕は寒いですので、防寒着をお持ちください。
河地
長月。
2014/09/01
9月と聞くだけで秋の感じがしてきます。いよいよ本格的な秋へと進んでいきます。夏の天気が悪かった分、秋は天気のいい日が多くなることを期待したいものです。月が変わると気持ちも新たになりますね。
今日もガスに包まれた一日となりました。なかなかすっきりとした天気にはなりません。それでもガスが切れれば山頂が姿を現わしました。夏も終わり、平日は比較的人の流れは少なくなり、のんびりと過ごせるようになってきました。
ガスが濃くなると真っ白で何も見えなくなってしまうのですが、ガスが風にスーッと流されていくなかに見え隠れする岩峰は普段よりかっこよく見えました。
コゴメグサ
コケモモ
午後は雨が降る予報だったので午前中に山頂まで道直しに出かけてきました。道直しも人通りの多い時は出来ないので、こういった静かな日に行っています。その道中、コゴメグサや赤く小さな実をつけるコケモモを見つけました。いずれもとても小さな花や実で、かわいらしく咲いていました。
ようやく出会うことが出来ました。雷鳥の親子です。親の大きさに段々と近づいているようです。生まれてまだ2ヶ月しか経っていないのに成長が早いですね。4羽のヒナがいて、1羽だけまだ少し小さかったです。最初は6羽いたのですが4羽になってしまったようです。
河地
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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