北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

現地からの最終たより。
2018/11/07

さかきです。

2018年シーズン現地からの更新は、今晩が最後です。

今年は6月17日に入山し、気付けばあっという間の5か月弱。
いろんなことが思い起されますが、先ずはスタッフ全員、大きな怪我事故なくシーズン締めくくれそうであることに(無事下山することまでが大事な仕事)ホッとしているところです。
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小屋開け小屋閉めは、何かと重量物を運ぶ・組み立てる・分解するといった、一歩間違えば簡単に怪我につながりかねない作業が目白押しなので、気が抜けません。
加えて作業の良し悪しで来シーズン小屋開け以降の運営が大きく影響しますので、時間と睨めっこしつつ丁寧な作業が求められます。

ま、何はともあれ、ここ数日比較的晴天ベースである故、作業が順調に捗るのが助かります。

今朝も冷え込みは強くない上、気持ちよい青空が広がり、それが夕方まで続きました。
874001 ▲日の入前 槍ヶ岳と高瀬雲海
873001 ▲同じく 遠望剣・立山・鹿島槍方面
8729 ▲同じく 常念岳方面
作業の手を休めて・・・という時間は今日の日中はなかなか難しいものでした。
その分、小屋閉めの目途がついた夕方辺りに、これで来シーズンまでここ大天井岳周辺から望む光景とお別れがゆえ、じっくり眺め入りました。
雲海が見事でした。

それにしても、先週まで何度かの降雪でうっすら雪化粧したここ大天井岳界隈に限っては、だいぶ雪無くなりました。


そして日没後。
878801 ▲穂高連峰
877501 ▲槍・穂高連峰全景
うっすら紅く染まった西の空が印象的でした。


長年見慣れているこの角度からの槍穂が私は一番気に入っていますが、とりあえず明日の午前中で見納め。


今シーズン最終更新のブログも槍穂になるかと思います。
ご挨拶は、その時に改めてさせて頂きたいと思います。





小屋閉め作業のさなか・・・
2018/11/06

さかきです。

お客様が去っても、ここ大天荘から望む峰々の光景は、いつどんな時でも変わることなく、昨日も晴天下、素敵な容姿を我々スタッフに見せてくれました。
8632 ▲日の出前 槍ヶ岳
8630 ▲同じく穂高連峰
8637 ▲大天井岳と大天荘

先週頭のような強い冷え込みは徐々に緩み・・・とはいえ昨日の朝も-3℃前後まで下がりましたが、素手で十数分カメラ片手に外に出ていてもあまり苦にならず、お客様がいないことをいいことに、じっくり槍穂の光景を眺めさせて頂きました。

それからは日中にかけ、小屋閉め作業に全力。
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合間に出現した巻雲。息つく暇もない作業の合間にこういう光景は、気持ちがホッとして落ち着きます。
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雪は被っていても、どことなく穏やかな感じの槍ヶ岳。
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一時かなり白くなった大天荘周りですが、ここ数日の晴天でだいぶ岩肌が露出してきました。
今朝11/6の朝の時点で、大天荘周辺は雪ではなく雨模様。みぞれや雪に変わらない限り、さらに雪は融けるでしょう。


そして夕方前は、今シーズン最後のヘリコプターによる空輸作業。

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下す荷物の準備が整い、いざフライトまでの待ち時間。
こうやって標高2,870mの“住処”から里を見下ろす生活もあと僅か。数日後にはこの小麦色に染まる安曇野の里に下りたっているのかと思うと、少々感慨に浸ってしまいます。
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日没間際のフライト、時折雲に巻かれるなど難儀しましたが、巧みな操縦で、無事に今シーズンラストの空輸作業を終えることができました。
東邦航空クルーの皆様、ありがとうございました。


・・・と、ここまでが昨日の様子です。


先ほども申し上げましたが、今日は朝から雨模様。


また夜にでも今日の様子を少しお届け出来たらと思っています。



記念写真。
2018/11/04

さかきです。


重ねて、今シーズンの営業終了にあたり、多くの方にご利用頂きましたこと、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

画像

ご宿泊の一部の方のみでしたが、記念写真にて営業の最後を飾らさせて頂きました。

全員をお見送りした後、早速小屋閉め作業のラストスパートに取り掛かっています。


もうしばらく今シーズンの大天荘ブログにお付き合い頂ければと思います。




営業最終日。
2018/11/03


さかきです。

今晩をもちまして、2018年大天荘の営業を終了致します。
多くの方にご利用頂きましたこと、この場をお借りしまして御礼申し上げます。
来シーズンもどうぞよろしくお願い致します。

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今宵は、ここ数年営業最終日の恒例となっています、夕食後のケーキ・ドリンクサービスを楽しんで頂いております。

今日も終日よいお天気、北アルプスの絶景を多くの方に楽しんで頂けたようで・・・玄関に入られるお客様のほころんだ表情を見るに、ホッとしますし、こちらも嬉しくなります。
853001 ▲日の出 6:05頃
853401 ▲雲纏う槍ヶ岳 テント場より
854501 ▲夕景 槍ヶ岳
855501 ▲暮れゆく剣・立山連峰


明日のご来光、小屋の中が空っぽになるくらいの光景が広がることを期待して、今晩はお客様と楽しいお酒を少し頂きたいと思います。




視界の効く一日。
2018/11/02


さかきです。


昨日以上に穏やかな、加えて視界がとてもよく効く今朝でした。
291101 ▲常念岳越しに富士山と南アルプス
290601 ▲日の出直後 右 八ヶ岳連峰
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289901 ▲剣・立山連峰
290001 ▲鹿島槍ヶ岳・白馬岳・旭岳

デジカメの望遠機能をフルに活用したものですが、実際肉眼で見ても、クリアな光景が広がっていました。
その分、太陽光線もひと際輝きを増しながらの日の出でしたので、モルゲンロートも昨日以上の赤みを帯びました。
849001 ▲槍・穂高連峰
8493 ▲槍ヶ岳
8494 ▲穂高連峰

6時頃の気温が、大天荘の温度計で-5℃程。ほぼ無風でしたので、今日はしばらくカメラ構えていても苦にはなりませんでした。
しばらく寒気の南下がないようですので、この週末、昼間を中心に陽ざしの差し込む場所は、温もり感じる陽気になるでしょう。

そんな今日の日中も、
851001 ▲槍・穂高連峰
850901 ▲有明山と麓安曇野
850601 ▲燕岳方面
292001 ▲鹿島槍ヶ岳・白馬岳・旭岳
293001 ▲剣・立山連峰と針ノ木岳
851501 ▲大天荘と常念岳 遠望富士山他
登山道の陽のあたる所は、雪融けと同時に多少ぬかるんでいる箇所もあります。
ただ、朝晩は凍結し、殊、大天井岳直下の切通分岐~大天荘間を早朝歩かれる場合は、滑りやすくなっていますので、十分ご注意願います。心配な方は、6本歯程度の軽アイゼンがあると便利です。

〈おまけ〉
先にも書きましたが、今日はデジカメの望遠機能で楽しんでしまいました。
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大天荘のテント場から見た、徳澤周辺。カラマツの黄葉の様子がよくわかりますね。



営業最終日の明日も、お天気よさそうです。



雪纏う北アルプス その2
2018/11/01


さかきです。

今日2回目の更新です。
847001 ▲槍・穂高連峰
847401 ▲槍ヶ岳
847301 ▲穂高連峰

昼時の周辺の様子です。
槍穂の稜線あたりはすっかり冬の装いに等しいくらいの白さになっています。
一方で、手前表銀座縦走路を西岳に通じる稜線辺りまで標高を下げると、まだ積雪はまばらの様です。とはいえ、東鎌尾根方面から先は、厳冬期並みの装備が必要だと思われます。
846701 ▲燕山荘方面 表銀座縦走路

こちらも、切通分岐から燕山荘方面は、思いのほか積雪は少ないようで、ここ一両日の晴天で、だいぶ融けてくるでしょう。ただし、日陰や斜面北側にあたる登山道上は、凍結箇所あるかと思われますので、通行に際してはスリップ等に十分お気をつけ願います。
846401 ▲高瀬ダムと剣・立山・針ノ木
846601 ▲燕岳と、左上遠望鹿島槍・白馬・旭
北アルプス北部の峰々は、こちら以上に山肌真っ白。降る雪の量が違うのが一目瞭然です。
847701 ▲裏銀座の峰々
848101 ▲大天井岳から大天荘方面

昼間によく見てみると、まだ標高の高い辺りのみ積雪がある感じで、山麓はまだまだこれからですね。

来週頭まで晴天が続くようなので、うっすら程度の場所は、再び地肌が出てくるかもしれません。


夕景が良ければ、今夜今一度更新したいと思いますが、さてどうなるでしょう・・・




〈おまけ〉
ちなみに、今朝食堂の窓ガラスについた霜の華がきれいでした。
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寒さが生み出す自然美の一つですね。



雪纏う北アルプス その1
2018/11/01

さかきです。

844501 ▲ピンクに染まる槍・穂高連峰(中天井岳から)

今朝は、大天荘の温度計で-7℃程。昨日よりは冷え込み少し緩みましたが、撮影出かけるには上下冬のアウターを着込まないと「ちょっと無理」という感じ・・・燕山荘の年末年始営業、早朝寒さ震えながら撮る、あの感覚を思い出しました。

しかし、ビリビリする寒さを一瞬忘れてしまうくらい、白い山肌がピンクや赤に染まる光景には息を呑みました。
841101 ▲日の出直前の槍・穂高連峰
841501 ▲同じく遠望富士山
844301 ▲日の出は6:05頃
845901 ▲槍ヶ岳
844801 ▲穂高連峰
844901 ▲大天井岳と大天荘に裏銀座稜線
すっかり雪化粧と化した北アルプス。


今日は作業の合間見て、随時更新できればと思っています。




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北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。

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