大天荘 スタッフブログ
雷鳥。
2018/10/11
さかきです。
下での所用が終わり、今日戻ってきました。
秋から冬にかけては、「〇〇講習会」といった、宿泊業を運営するにあたって、必要とすべき受講必須の機会がわりと多く、どうしても下りなくてはいけないことが時々あります。悪しからず・・・
さて、今日は燕岳の登山口を出発して大天荘に辿り着くまで、終始どんよりした曇り空、稜線は西寄りの風が吹き付け、肌寒い道中でした。
▲今日の大天井岳 大下りの頭より
山肌の葉っぱは完全に落葉し、目立つ黄色はカラマツ。
今日この場面に限っては、なんとも物寂しい雰囲気です。
画像左側が東、右が西ですが、東側から湧き上がる雲が、西から吹き付ける風にさえぎられ、ちょうど稜線境にくっきり分かれています。夏の午前中の晴天時によくあるパターンです。
東側巻く登山道に入ると真っ白。
西側巻けば雲一つなし。よくよく考えれば面白い場面です。山で長い事生活していると何とも思わないことですが・・・人影のない今日の稜線を歩いていて、ふとそんなことを思いました。
そんな道中、
強い西風を凌いでいる二羽の雷鳥に遭遇。
少し首を窄めて、じっと耐えています。
まもなく迎える厳しい冬を前に、いくらか体も大きく丸くなってきました。
あの過酷な厳冬を耐え抜く雷鳥、単にかわいいだけでなく、すごい生命力だと改めて思います。
今日はそんな雷鳥達にあえて敬意を払い、後にしました。
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北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
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