大天荘 スタッフブログ
朝の気温、2℃。
2018/08/17
さかきです。
昨日のヤマテン予報では、今朝は「冷え込む」・・・
ということを念頭に、夕べは床に就きました。
寝床となる屋根裏部屋は、夏は夜中でも熱気が冷めず、朝方は大抵布団を剥いだ状態で目が覚めます。しかし、今朝はしっかり布団にくるまったまま、目が覚めました。
階下に降り、確かに館内の温度はどことなくひんやりと感じ、そのまま発電のため玄関から外に出てみると、
わかりづらいでしょうが、東の空正面にオリオン座がくっきりと姿を現しており、それを見た次の瞬間、ふと肌身に感じる空気の冷たい事。
弱い冬型の気圧配置は、ここ大天荘周辺に、この夏の時期としてはかなり冷たい空気を運んできたのでした。
日の出は概ね5:05頃。北寄りの冷たい風は、夏山気分で見えられた登山者の方々にとっては身に応えたようで、皆さん薄手のダウンやフリース、雨具等、あるものを全て着込んでの、ご来光見物となりました。
夏から秋にかけての、綿毛のチングルマが朝日を浴びる光景は、個人的にとっても好きな図。毎年ブログに登場しているかと思いますが、今年ももれなく。
▲オヤマソバ 背後 穂高連峰
▲コウメバチソウ
▲ウサギギク
このウサギギクの図、なんとなく夏の終わりを物語るような感じしませんか。
それにしても今朝は、朝日を浴びる雲や山肌、花達全てが、冷え込んだ分、より輝きを増し、きれいでした。
一方で、冷え込んだ証となるものが、外ベンチに。
初氷と呼べるものかどうかは微妙ですが、昨日まで降った雨の水滴が、すっかりベンチの上で氷と化していました。
とうことで、これからの時期、タイミングによっては、朝晩0℃近くまで冷え込むような日が、ちらほら出てきます。
先にも述べましたが、薄手のダウンやフリース等、防風防寒着の携行はお忘れなく、お出かけ頂きたいと思います。
▲大天荘と大天井岳
▲秘密の展望台から槍穂
日中も北寄りの風は収まらず、空の青さもどことなく“秋の空”と言う感じ。
とはいえ、久しぶりに日中霧や雲に覆われることはなく、また雷ゴロゴロもなし。じつに清々しい一日でした。
そして迎えた夕方。
▲槍ヶ岳に絡む霧
▲日の入待ちわびる大天井岳山頂の人々
▲日の入直前 三俣蓮華岳付近
▲テント場から槍穂と月
思えば色彩的にカラフルな一日だったような・・・
ここ数日はよいお天気続きそう。
明日はこの陽気に誘われて、テント場・小屋泊とも混みあいそうです。予めご了承の上、お出かけ頂きますようお願い致します。
〈おまけ〉
ここにきて、雷鳥家族の動きが、より活発化。ヒトやテントの多さなんのその。
テント泊の方、昼寝のあと、ファスナー開いたら目の前に雷鳥、なんていう場面に遭遇するかも・・・
プロフィール
北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
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サカキ様 相変わらず頑張り過ぎてますね!! 何時も良い写真を有難う御座います毎年、有明荘、燕山...
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悪天候の中、お疲れさまでした。 スタッフの苦労を見るたびに水の大切さがよく分かりますが、シーズ...