北アルプス表銀座の山小屋/燕山荘グループのWEBサイトです

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燕山荘

北アルプス 大天荘

大天荘 スタッフブログ

秋の味覚、明日から。
2018/08/31

さかきです。


今日で8月終了。明日から9月、秋です。
月日も季節も変わるのだから、お天気もスッキリと秋晴れにチェンジ・・・とはいかないですね。
1527 ▲夕方の大天荘
日中は雨脚強く、午後は時折雷もなったりと・・・これでは稜線奥に位置する小屋への足並みは遠のくばかりですね。

天気快復までジッと我慢です。


さて、明日からの大天荘の夕食時は、芋煮を振舞わせて頂きます。
8585
今日のような悪天時、冷えた体を温めるには十分の献立と思っております。

秋の味覚、是非一度味わいにお越しくださいm(_ _)m


パッとしない空模様でした。
2018/08/30

さかきです。

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グレーの雲の真ん中にポツンと太陽、今日の日の出は5:15頃でした。
6704
浅間山のてっぺんから日の出となるのが9月半ば過ぎ。日々少しずつ変わる日の出の位置を観察する楽しみは、稜線の小屋のスタッフならでは(私だけかな)。


振り返れば8月下旬は、台風や秋雨前線の影響をよく受けました。今度は台風21号が、様子を伺っているようで・・・もう台風はやめてください!と言いたくなってしまいます。

6707 ▲槍・穂高連峰方面
6719 ▲燕山荘方面
6720 ▲有明山 麓安曇野平
今日はもう少し晴れ間が出るような予報だったと思いましたが、昼間にはザーッとひと雨来ましたし、相変わらず風は強めで、パッとしない一日でした。
677201 ▲夕方 テント場から槍・穂高連峰方面
夕方もこんな感じ。
今度、スッキリ晴れ間が広がる日はいつになるのでしょう・・・
さて、この画像の右下にハイマツにまぎれてナナカマドがあるのですが、この子たちの実はすでに真っ赤になっています。
01514
0151801
風通りのよいこの場所、朝晩の冷え込みや、殊、天気の悪い日の気温の下がり具合も顕著なため、実の熟し方も早いです。
一方で、大天荘のシンボルツリーのこの子は・・・
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01522
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むしろまだ全体的には青い実が大勢を占めています。
先ほどの位置と比べると、小屋のすぐ脇に生えているため、そのぬくもりを感じやすい場所。実が熟すのも紅葉するのも、他の場所に比べると遅めです。


しかし今年は台風がよく来ているので、果たして紅葉の色づき具合はどうなることでしょう。




雲。
2018/08/29

さかきです。

朝方は霧雨模様、昼頃は曇り、そして夕方は晴れ。
加えて、午後から風が再び強くなってきました。天気図見れば、やはり日本海に横たわるように秋雨前線が停滞。
こうなると風がなかなか落ち着かないものです。


しかし、今日もまたこの秋雨前線が近くにあったおかげで、夕方の空は、“雲の博覧会”と言わんばかりの様相を呈していました。
668801 ▲夕陽を浴びるレンズ雲 テント場から
久しぶりの立派なレンズ雲。概ね、湿った空気が強い風と共に引き起こす際に見られることが多いようですが、なかなかいい感じでした。
たた、風が冷たかった・・・
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今日はテント場から十分に夕景が楽しめました。




と言っても、こういう光景になるとは当然予期せず。直前までは、中天井岳にてスタンバイ。いろんな表情を見せる雲に興奮気味だったのです。

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665001
カメラのファインダーを覗く時間がもったいないくらい、今日は雲の変化が秒単位で進みました。




ここ一両日しばらくお付き合いになりそうですが、どうぞお手柔らかにお願い致しますね、秋雨前線殿。


赤みが増してきました。
2018/08/28

さかきです。

1508 ▲夕方のテント場
昨日の予報通り、今日は午前中から雨が降ったり止んだりの愚図つき模様。風も時折強く、肌寒い一日でした。
1510
2張のテント。奥にあるのは、単独女性の方。
風の影響を受けて、設営にだいぶ苦労されているようでしたが、なんとか懸命に頑張って、設営成功。

大天荘のテント場は、殊、天気が悪い日は風の影響を受けやすい場所にて、ご注意を。
過去にポールが折れてしまったり、設営中テントが飛ばされてしまったケースがありますので・・・




さて、
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今日は受付のデスクにて事務処理を進めていましたが、ふと気づけば、玄関越しに見えるシンボルツリーのナナカマド、実がだいぶ赤みを増してきました。
1505
風にあおられ、大きく揺さぶられますが、雨にも負けず、風にも負けず、大きくなってきました。
1400 ▲8月20日
1507 ▲今日

比較するとよくわかります。


今年は、実だけでなく、葉っぱも真っ赤に染め上げてほしいですね。


秋雨前線。
2018/08/27

さかきです。


今朝も素敵な光景となった東の空。
皮肉にも、日本海辺りに停滞している秋雨前線のおかげで、雲に変化が生まれるという・・・ちょっと前線の位置が南下すれば風雨が強くなるしで、今日のような光景となるか、雨となるかは、寸分の差です。

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昼間は概ね雲多めながらもまずまずの空模様。久しぶりに日中少し動けば汗ばむ陽気となり、飲料関係の売れ行きが好調でした。
とは言っても、今週末土曜日は早くも9月。なんだかんだ言っても秋近しです。
01497 ▲クロマメノキ
01501 ▲ミヤマダイコンソウ
01502 ▲クモマスミレの黄葉

季節の移ろいを観察するのはじつに楽しいですね。

149001 ▲オヤマソバ 背後 有明山
こんな感じで、オヤマソバの場合はドライフラワーのようになっていきます。
そのオヤマソバの後ろに写る安曇野平は、
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よく見ると、田んぼの色が真緑から変わってきています。
収穫の時期もそう遠くないとみます。


そして迎えた夕方。
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夕食出しを終えて、ふとテント場に出てみれば、仰ぐ空は見事な鱗雲が一面。
カメラ片手に、最近マイブームとなっている中天井岳からの夕景を撮りに出かけてみました。
すると、中天井岳についた途端に、にわかに二ノ俣谷から霧が湧きだし、
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656801
私の腕ではこんな感じが限界、ものの数分の出来事ですが、それは見応えあるシーンでした。
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加えて東の空には、夕陽を浴びる積乱雲。埼玉県辺りに降らせている雲だったようですが、ここ大天井岳辺りからこれだけ雄大に見えるのも、稜線に居るならではのこと。


入道雲を見ると、一転して“夏”を感じます。





明日はまたまた雨の予報が出ております・・・





雲の協奏曲。
2018/08/26

さかきです。


昨日までのスッキリしない天気から一変しました。
6400
それでも朝方は前線の影響なのか、強い西風と共に雲がちぎれ状に次から次と流れ込み、目の前の視界を時折遮りもしましたが、
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5:10過ぎ、どうにかご来光を望むことができました。
浅間山の左側から出てきます。
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目線をやや南寄りに傾ければ、遠望富士山。
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槍穂に目をやると、肝心なピークは拝むこと叶いませんでしたが、山肌を縫うように垂れ込める雲が紅く焼け、これはこれで印象的。
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ご宿泊の方々が出発される頃は、これまた幻想的な光景が東側に広がりました。
昨日一日雨に濡れて到着されたお客様達には、素敵なご褒美になったことと思います。


そんな朝で迎えた今日の日中、


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西風がおさまることはありませんでしたが、まるで雲の協奏曲のよう・・・澄んだ青空にいろんな雲が映え、これまた印象的でした。


一方で足元を見ると、
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01473
ウラシマツツジの草紅葉が一段と進んでいます。
本格的な秋近しを覗わせるシーンですね。



そして今日8月26日は、月齢14.7の満月。
6502 ▲右端 常念岳シルエット
6503 ▲安曇野平越しに満月
恐らく、どこの山小屋のホームページも、今晩の満月シーンが登場するはず。
ということで、大天荘としてはこれぐらいに留めておこうと思います。
出始めの紅い月、いいですね。


・・・そして、この写真を撮りに行く途中でみつけたトウヤクリンドウ。
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凛とした姿に惚れ惚れしてしまいました。


〈公益社団法人 東京都山岳連盟ご一行〉
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都岳連主催の「マウンテンスクール2018年度 第1期夏山編」のご一行様。
ここのところ毎年、夏の終わりから秋口にかけて、お見え頂いております。
先にも記しましたが、昨日は終日風雨強い中でお見え頂き、リーダーの方も、せっかくここまで来て何も見えなかったらどうしよう・・・と今日の朝食時まで心配されていましたが、なんとか晴天の下、下山の途に就けたのではないでしょうか。
槍穂は見えたでしょうか・・・



また来年もお待ちしておりますm(_ _)m


台風一過叶わず。
2018/08/25


さかきです。

8月最後の週末、結局台風20号が過ぎ去った後、台風一過とはいかず、今日一日雨が降ったり止んだりのあいにくの空模様となりました。
6397
テント泊は一人もなし。

とは言っても、この雨の中お見え頂いた方も大勢おり、中には今日で3連泊目の方も。
「台風が来る前後は、雲に変化があるのをわかっているから、粘ってみたけれど・・・今回は外れてしまったね」

私もそう思いつつ、上の写真は今日の午前中に撮ったものですが、夕方ビックリするぐらいの夕景でも撮れた暁には、これだけ今日は劇的に天気が回復しました・・・なんて話題を考えていたのですがね。


ということで、今日はこの一枚でおしまい。


明日の朝に期待しましょうか・・・



雷鳥。
2018/08/24

さかきです。

台風20号の影響により、昨晩から今日未明にかけて、大天荘周辺は猛烈な風が吹き荒れました。
私が眠りにつく屋根裏部屋は、絶えず横揺れが続き、まるで乗り物の中にいるようでした(ご愛敬ですがね)。

その後、台風一過というわけにはいかなかったようで、終日霧に咽ぶ大天荘。時折雨も降る愚図ついた空模様でした。風は夕方にかけて徐々に落ち着きを取り戻してきています。
夕方時点で、この度の台風による周辺から被害などの情報は一切はいってきておりません。
1433
夕方前のテント場方面。辺りは一面真っ白です。

さて、久しぶりに雷鳥クイズとまいりましょう。
この上の画像のどこに雷鳥はいるでしょうか?












ちょっと難しかったでしょうか。

143401
写っているのは母親です。

そっと回り込んで近づいてみると・・・
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岩陰のイワツメクサを啄ばむ子供たち。
パッと見はほとんど成鳥と変わらなくなってきました。顔の表情もあどけなさから、大人びてきていますね。
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とはいえ、母親がしっかり子供たちのことを見守っているおかげで、動きはまだまだ幼いな、周りに対する警戒心はやや鈍そう、そんな感じです。
146401
「お母さん、あの人、また僕たちのことを撮っているよ」
147101
「まったく懲りない人だね。さあさあ、先を急ぎますよ。ついてらっしゃい。」


・・・なんて。





風強く 飛べずに逃げる イワヒバリ。
2018/08/23

さかきです。

633901 ▲テント場からのご来光
日の出の時刻は概ね5:10。ちょうど志賀高原の四阿山辺りから出てきます。
6345 ▲テント場から槍ヶ岳
6342 ▲同じく穂高連峰
皆さんの憧れの頂、槍穂高を目の前にし、夕べお泊りになられた方々も、シャッターを押さないわけにはいかないでしょう。
テントのファスナーを開ければ、南には槍穂、北には剣立山が見える・・・今シーズン何度か謳ってますが、ここのテント場はかなり好ポイントだと思います。

以上3枚の画像だけではわかりにくいですが、今日は早朝から風が大変強く、台風20号の余波を受けています。


6372 ▲大天井岳山頂から遠望 浅間山
636401 ▲同じく槍・穂高連峰
朝のうちはほとんど快晴に近い状態でした。


しかし、午前中の早い段階からみるみる東側より風と共に雲が流れてきて、
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6384


6396
昼前にはすっかり霧の中。夕方前からポツポツ落ちても来ました。
長野県の西側を速度上げて通過するようで、雨はもちろんですが、風が相当強まりそうです。明日北アルプスの稜線をご予定の方は、無理のない行動をお願いしたいと思います(ヤマテン等ご参考に)。


とかく台風の多い今年。今回の台風こそ日本各地への影響少なく早く遠ざかって欲しいところです。



・・・と、大天井岳山頂で空の様子を収めている最中、ふと足元を見ると、
637401 ▲イワヒバリ
何せ風が強く、カメラ構えるにもしっかり踏ん張らないと体が持ってかれそうなほどでしたので、この子達にしてみたら飛ぶにもなかなか飛べない状況だったと思います。
637601
「こっちは逃げたくてもこの風で飛べないんだから、あまり近づかないでよ!」
なんて言ってたりして。

はいはい、失礼いたしました。




〈遅くなりました〉
以前から、大天荘新館2階客室の天井の梁の角に、頭をぶつけてしまわれるお客様多く、何度も苦情頂いており、ご不便おかけし大変申し訳ありませんでした。
01429 ▲Before
01430 ▲After
01426 ▲Before
01431 ▲After
この度、緩衝材を施しました。これでもし頭をぶつけられても、大きな怪我等は防げるのではないかと思います。



少しでも快適にお過ごし頂けるよう、今後も少しずつではありますが改修進めていきたいと思います。



にわかに夏空復活。
2018/08/22

さかきです。


昨日の夕方に続き、今朝も小屋周りにて雲海が上下運動している模様にて、朝食出しを終えて、すぐさま大天井岳山頂に急行。
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日の出直前の様子。雲海以上に空の淡いピンク色が印象的でした。

一方、目線を変えれば、
625101
“雲海の上下運動”と述べましたが、梓川谷から信州安曇野側へ雲海が滝のように流れ出ている様子が見て取れました。


そしてご来光の時間。
626301
久しぶりに大天井岳山頂にてご来光を拝見。
最も出る位置や角度などはそう変わらないまでも、やはり小屋の前で見るのよりも、雄大さが違うなぁ、これからの時期、極力時間を作って山頂からのご来光をお届けできるよう、頑張ろう・・・と思うのは簡単なのですが。
626601 ▲槍ヶ岳
627001 ▲穂高連峰
モルゲンロートです。

そして、先ほどの滝雲が朝日に浴びて、
625801
山頂に居ると、殊、雲海や霧が出たときはいろんな表情を見ることができて、楽しいですね。ブロッケン現象もその一つです。



ということで、一日いい天気、にわかにしろ“夏空復活”でした。
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631601
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今日はヘリコプターの空輸作業もあり、なにかと華やいだ一日でした。



その空輸作業の合間、足元をふと見ると、
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ここ数日朝晩10℃を切るようになったのも手伝ってか、青々としたウラシマツツジも少し赤みを帯びてきたようです。
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トウヤクリンドウは今が見頃。青空に映えて気持ちいいぐらい元気に咲き誇っています。
01420
コケモモは赤い実をつけました。



秋と夏が混在する、ここ大天井岳界隈です。



“感”的中。
2018/08/21

さかきです。


朝からパッとしない空模様。昼時は時折二ノ俣谷から徳澤方面を見下ろすことができる時もありましたが、概ね終日霧に覆われる始末。

今日はブログの話題に困るな・・・なんて思いながらお客様のご夕食を出し終えたところで外に出てみると、なーんとなくにわかに上空が明るい感じ。

・・・も・し・か・し・て、夕焼け見られるかもしれない・・・長年の感を頼りに、カメラ片手に大天井岳山頂に出かけてみました。

6115 ▲大天井岳山頂
小屋周りはじめとし、基本辺りは真っ白。日の入まで40分程あるので、岩にでも座って気長に待つことにします。


霧の動きはゆっくり。シーンと静まり返る山頂ですが、谷間からは沢水の音や鳥のさえずりが微かに聴こえ、まして山頂には、私一人。
自然の懐に抱かれ感たっぷりで、なんとも贅沢な時間を過ごさせてもらいました。




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時間にして十数分、にわかに西の空の霧が途切れてきました。霧の流れも徐々に早くなり、“感”が的中かな、なんて思いました。
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岩に座り、時折上空見上げると、こちらも霧の合間から高層の雲がちらほら見えてくる・・・





と思った次の瞬間から、久しぶりに夕方劇場が幕を開けました。


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霧の間からの西陽が比較的はっきり見えだします。
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そのうちの槍の穂先が顔を出し、
615301
あれよあれよという間に霧は流れとともに拡散し、
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槍穂がバッチリ。山肌にまとわりつく雲は竜の如く流れ動き、
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と思いきや、また霧に咽ぶ槍と化す。一瞬辺りはオレンジ色に染まり、とてもきれいでした。
617501
高層に浮かぶ雲のカラフルな色合いがとても印象的でもありました。
6230
そして、劇場終焉。

大天井岳山頂にて垣間見た、40分程の出来事。


登ってよかった・・・と、心底思いました。


久しぶりにいいものを見せて頂きました。
“ごちそうさまでした”と言う感じです。





〈夏山常駐パトロール隊〉
6110
この夏も、北アルプスの方々で、常駐隊によるパトロールが行われたようですが、ここ大天井岳含めた前山の見回りは、今シーズンは今日が最後となるようです。
昨晩は大天荘にて停泊、補導活動の従事となりました。
おかげさまで、ここ大天井岳界隈においては、ここ数年目立った事故怪我はほとんどなく経過しています(危なさそうなケースは見られますが)。
6113
今日は燕山荘に一度立ち寄り、西岳方面に向かうとのこと。とにかく常駐期間中の約50日、よく歩きます。


前山パトロール、お疲れ様でした。
また来年もよろしくお願い致します。




ナナカマド。
2018/08/20

さかきです。

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東の空、日の出約10分前の様子。
日の出は直前、日の入りは直後に、浮かぶ雲が赤く焼ける傾向にあります。それにしても今朝は久しぶりに真っ赤な水平線でした。

その後、日中は午前中中心に青空が広がり、
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東の空は巻雲でいっぱい。青空に映えてきれいな光景です。一方で、

槍穂の稜線は雲の中。稜線にかかる、このちぎれた感の積雲が徐々に大天井岳含む前山の稜線にも流れてきて、午後は辺り真っ白。
1403
夕方前からは雨も降りだしています。
台風19号の余波のようですが、殊、北アルプスに関しては風雨が強まるような影響はほとんどないようです(詳しくはヤマテンはじめ、種々の気象情報でご確認を)。




ここ最近のブログ、秋、秋、・・・と連呼してしまっていますが、大天荘周りは、まだまだ花が楽しめます。
1388 ▲ミヤマアキノキリンソウ
1389 ▲ウラジロタデ
1392 ▲ウサギギク
1393 ▲ハクサンボウフウ
1396 ▲クチバシシオガマ
1398 ▲イワツメクサ
それにしても、ウサギギク、とても主張の強い子だと思うのは、私だけでしょうか・・・愛着はとても感じますけどね。




今日の最後は、今シーズン初お目見え。
1399
大天荘のシンボルツリー、ナナカマド。
改めて見ると、ほんと、縦にも横にも大きく立派になりました。右端に見える白いものは、大天荘の代表番号(090-8729-0797)である衛星電話のアンテナ。
こんな状態でも衛星の電波はキャッチできているのですが、このままだと数年のうちに完全にナナカマドに埋もれそうです。
こうなると、アンテナの場所を移し替えるしかないですね。
1400
実が少し赤みを帯びてきました。


今年はどんな感じの紅葉具合となるでしょう。
いい色に染まってくださいね。




夏と秋。
2018/08/19

さかきです。

8月も残すところ10日余り。お盆休みも今日までという方多いことでしょう。
一昨日金曜日からの週末、朝晩の冷え込みはやや身に応えましたが、夕立等は一切なく、絶好の登山日和となり、多くの方で賑わいました。
週末土日の光景をハイライトでお伝えします。

【18日土曜日】
冷え込んだ金曜日の朝に比べると幾分寒さの緩んだ土曜日早朝。それでも外の温度は5℃台まで下がりました。
5983
5991
無風だったのが手伝って、前日に比べれば、肌身で感じる寒さもいくらか緩み、外で日の出を待つ時間も苦にはなりませんでした。日の出は概ね5:05。
5997 ▲テント場から穂高連峰
5999 ▲同じく剣・立山連峰、鹿島槍ヶ岳方面
「来てよかったね」
「うん」
何気ないテント場での会話。その一言は短いながらも、込められた思いは、この方々の笑顔からはたくさんにじみ出ていました。


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日の出から40分程経っての図。雲海、浅間山方面の峰々、麓安曇野のバランスがとても印象的でした。
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昼下がり、大天荘から蝶が岳方面を見上げる空は、秋めいた感じ。
“炎天下”ではないので、降り注ぐ陽ざしの下、ベンチで生ビールを楽しむ人、テントで昼寝をする人、皆とても気持ちよさそう・・・夏山シーズンも終盤、皆さん思い存分夏山を楽しんでいるように見えました(ビールが と・て・も 美味そうだったので余計にそう感じたのかも・・・)。

そして迎えた夕方。
602101
太陽光線が、辺り一帯をピンク色に染め上げ、美しい夕景でした。
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そして、槍穂の上には月齢6.7の上弦の月がくっきりと。
605901
この陽気に誘われて、テント村も大勢の人で夕方にはスペース一杯となりました。




そして明けて今日19日。
6062
今朝も気持ちのよい朝。気温も8℃台まであがり、冷え込みはすっかり緩みました。




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東や北の空に広がる巻雲は、“秋”を感じさせます。8月19日、下界で“秋”を口にするのは早いですが、殊、山の上では季節の歩みは一歩も二歩も早く進みます。何せ、北海道大雪山系では、8月17日未明に雪が降ったとか。


季節の変わり目、つぶさにお伝えしていきたいと思います。


〈ぜひ来年も〉
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旅行会社主催の登山ツアーは方々でたくさんあります。大天荘は主に昼間の昼食営業で利用して頂くエージェントさんは多いのですが、殊、宿泊利用となると、めっきり少なく・・・
そんな中、昨晩は「風の旅行社」様一行が宿泊にてご利用頂きました。ありがとうございました。
ガイドは、約20年前の燕山荘グループ ヒュッテ大槍のOB木元さん。今は、山関係の雑誌等の執筆をメインに活躍されています。昨晩はご一緒に少しだけ“一杯”お付き合い頂きました。今年は常念岳~大天井岳~燕岳というコースでしたが、来年は表銀座縦走でまた利用を計画したいとのこと。
ぜひぜひよろしくお願い致します。




朝の気温、2℃。
2018/08/17

さかきです。

昨日のヤマテン予報では、今朝は「冷え込む」・・・
ということを念頭に、夕べは床に就きました。
寝床となる屋根裏部屋は、夏は夜中でも熱気が冷めず、朝方は大抵布団を剥いだ状態で目が覚めます。しかし、今朝はしっかり布団にくるまったまま、目が覚めました。

階下に降り、確かに館内の温度はどことなくひんやりと感じ、そのまま発電のため玄関から外に出てみると、
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わかりづらいでしょうが、東の空正面にオリオン座がくっきりと姿を現しており、それを見た次の瞬間、ふと肌身に感じる空気の冷たい事。
弱い冬型の気圧配置は、ここ大天荘周辺に、この夏の時期としてはかなり冷たい空気を運んできたのでした。
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日の出は概ね5:05頃。北寄りの冷たい風は、夏山気分で見えられた登山者の方々にとっては身に応えたようで、皆さん薄手のダウンやフリース、雨具等、あるものを全て着込んでの、ご来光見物となりました。
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夏から秋にかけての、綿毛のチングルマが朝日を浴びる光景は、個人的にとっても好きな図。毎年ブログに登場しているかと思いますが、今年ももれなく。



01364 ▲オヤマソバ 背後 穂高連峰
01343 ▲コウメバチソウ
01347 ▲ウサギギク
このウサギギクの図、なんとなく夏の終わりを物語るような感じしませんか。
それにしても今朝は、朝日を浴びる雲や山肌、花達全てが、冷え込んだ分、より輝きを増し、きれいでした。


一方で、冷え込んだ証となるものが、外ベンチに。
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1361
初氷と呼べるものかどうかは微妙ですが、昨日まで降った雨の水滴が、すっかりベンチの上で氷と化していました。


とうことで、これからの時期、タイミングによっては、朝晩0℃近くまで冷え込むような日が、ちらほら出てきます。
先にも述べましたが、薄手のダウンやフリース等、防風防寒着の携行はお忘れなく、お出かけ頂きたいと思います。

5882 ▲大天荘と大天井岳
5886 ▲秘密の展望台から槍穂
日中も北寄りの風は収まらず、空の青さもどことなく“秋の空”と言う感じ。
とはいえ、久しぶりに日中霧や雲に覆われることはなく、また雷ゴロゴロもなし。じつに清々しい一日でした。

そして迎えた夕方。
590201 ▲槍ヶ岳に絡む霧
590301 ▲日の入待ちわびる大天井岳山頂の人々
593501 ▲日の入直前 三俣蓮華岳付近
594501 ▲テント場から槍穂と月


思えば色彩的にカラフルな一日だったような・・・



ここ数日はよいお天気続きそう。

明日はこの陽気に誘われて、テント場・小屋泊とも混みあいそうです。予めご了承の上、お出かけ頂きますようお願い致します。




〈おまけ〉
136701
136801
ここにきて、雷鳥家族の動きが、より活発化。ヒトやテントの多さなんのその。
テント泊の方、昼寝のあと、ファスナー開いたら目の前に雷鳥、なんていう場面に遭遇するかも・・・






明朝は冷え込むようです。
2018/08/16



さかきです。

去年のブログを見てみると、概ねお盆を過ぎた辺りから、“秋”を話題にした記事が多くなっていました。



ちなみに今日の天候は、終日風雨の強いあいにくの空模様。日本海から寒冷前線が南下してきた影響が顕著に出ました。
5838
先月の28日以来、テント村も閑散としています。
今日テント泊予定で見えられた縦走の方々は、次々と小屋の素泊りに予定変更。
無理もない天候です。


ヤマテンや気象庁の予想天気図を見ると、明日午前中は弱い冬型の気圧配置になるようで、朝晩の気温がぐっと下がる予想です。


そう、このお盆が終わる頃になると、殊、山は徐々に“秋”が支配を占めるよう、ちゃんと自然の節理はできているのですね。


この週末の晴天、見上げる空は、“夏”か“秋”か・・・楽しみです。



8月も半ば。
2018/08/15


さかきです。

つい先日8月に入ったと思ったら、お盆は明日でおしまい・・・なんとも月日が経つのは早いです。
このお盆休みの間、ここ大天井岳周辺は、ご来光は概ね日々見ることができましたが、12日からは毎日どこかの時間帯で雷があり・・・最もお盆の頃になると、比較的雷はつきものという印象があるがゆえ、時期相当の天候ではあったと言えましょう。

なかなかカメラ片手に外歩き回ることが難しかった今年のお盆の様子を少しだけお伝えします。

572901 ▲「山の日」夕刻。「海の日」以来、テント村は盛況となりました。
5790 ▲テント場から日の出 (8/14)その1。
5797 ▲テント場から日の出 (8/14)その2。
5817 ▲テント場から日の出 (8/15)その3。
582301 ▲テント場から日の出(8/15)その4。
579301 ▲やはり憧れである槍ヶ岳。
128801 ▲奥穂高岳と北穂高岳 狭間にジャンダルム
12880101 ▲お盆の時期恒例 北穂高小屋の窓ガラスに反射する太陽
01273 ▲ヒトの視線が集まるその先には・・・
01277
0127701 ▲テント場に群がるヒトに、臆することなく行き来する雷鳥家族



明日は、日本海から寒冷前線が通過するようで、その後ろにはややひんやりした空気が入ってくる模様。



何も夏山終わり・・・ということではないのでしょうが、秋めいた光景が、これから徐々に垣間見ることになるでしょう。




天気“予報”。
2018/08/12

さかきです。

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今朝、テント場から見た日の出の様子。
昨日といい、今日の夕方までといい、大天荘周辺は一滴も雨が落ちることなく経過しています。

ちなみに、つい先ほどは雷伴う夕立性のにわか雨がザーッと降りましたが、ものの30分ほどで止み、今は所々星が輝いています。

パッと見、雨マークの予報でも、予報文や降水確率まで詳しくご覧になると、一日降り続く前なのか、“局地的”な夕立性のにわか雨なのかがわかります。


単純に画面上の“天気マークだけ”で登山の可否を決めるのはもったいないかな、なんてここ数日の空模様を見て思います。

早出早着を心掛けた山登りであれば、夕方近くの夕立は回避でき、ここ一両日の登山は、むしろ快適かもしれません。


・・・なんて、キャンセルがすごく多い今年のお盆休み故、少々愚痴ってしまいました。



少しでもこの天気予報では不安だな、と思ったら無理せず日程や行き場所変えることは、安全な判断です。それは間違いありませんので悪しからず・・・



実際予報ほど悪くはないです。
2018/08/10


さかきです。

明日は山の日。そしてお盆休みへと続いていきます。
週間天気予報は、スッキリ「晴れマーク」がずらり、というわけではなく、ここ一両日曇りマークの陰に小さい雨マークがあったりと、いま一つパッとしない感じではありますが・・・登山に支障をきたすほどの悪い感じでもなさそうで、逆に捉えたら、炎天下の中、汗だくでの登山ではなくて済みそうな、ある意味快適な山歩きができそうです。

5660 ▲霧に咽ぶ日の出
実際今日は、朝方覆っていた霧は徐々に消え、午前中中心に爽やかな青空広がる空模様。

予報は午後から所々にわか雨とありましたが、
5710 ▲夕方のテント場
“少しぽつぽつ程度”で済んでいます。

気づけば、昨日までの閑散としたテント場が、再び活気づいてきました。

明日から数日間は、テント場・小屋の宿泊ともに混みあってきます。寝床やテントスペースが手狭になるなど、何かとご不便をおかけする事あるかと思います。予めご了承の上、ご利用頂ければと思います。


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今シーズンの大天荘スタッフオールキャスト。
昨晩は燕山荘グループ代表の赤沼オーナーが泊りに来ていましたので、一緒に集合撮影。


皆様のご利用をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。



ブロッケン現象の続く大天荘。
2018/08/09

さかきです。

ブロッケン現象ずいてる大天荘・・・というわけではないのですが、今朝も大天井岳の西側に出る“霧”に翻弄され、大天井岳~中天井岳の間を小走りに、ブロッケンを追いかけておりました。
5579 ▲中天井岳より
5630 ▲槍ヶ岳と私 中天井岳より


以上2点、どんな条件下で出やすいかと言うと、
5635 ▲早朝の大天荘と大天井岳
東側からの朝の強い日差しの下、西側に濃い霧や雲が湧き出た時。

しかし、これもいつなんどきというわけでなく、今回みたいに台風が近くにあったり等、激しい気象現象を伴うような低気圧類が近辺にある時ほど、遭遇しやすいのかな、と思います。


まもなく山の日+お盆休み。
にわか雨や夕立が起こりやすい頃でもあるこの時期、諸々気象予報会社の週間予報で雨マーク等ついてはいますが、それは先の理由から。


まずまずの登山日和にこの週末はなりそうだと、個人的には思うのですが、実際はどうなることでしょう・・・



台風近しのブロッケン現象。
2018/08/08

さかきです。

久しぶりに立派なブロッケン現象を見ることができました。
555501 ▲大天井岳山頂にて
台風の湿った東風の影響か、昨日から時折髪の毛や衣類がびっしょりになるような粒の大きい濃い霧が発生し、それが今朝はなかなか幻想的な光景を醸し出しました。


もしかしたら山頂で、なかなかいいブロッケン現象が見られるのでは、という期待感を抱かせてくれるような わ・け・あ・り が、事前にテント場で見ることができ・・・
552701
テント場でこんなシーンは見たことがありませんでした。
もしや!ということで、山頂へダッシュしたところ、先の画像に遭遇した次第です。


ちなみに日の出も、
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ヒトのシルエットが印象的。



昨日は、地元SBC信越放送の生中継があったとお伝えしましたが、展望にはなかなかありつけない結果となってしまってからの、今朝の幻想的な光景に、カメラマンはじめクルーの方々もかなり興奮したのではないでしょうか。
5523 ▲テント場脇にて クルー六人衆
今日一日がこんな好天のなかでのロケだったらどんなによかったか・・・今日は常念小屋さん、明後日は蝶が岳ヒュッテさんの予定。


結局、よかったのは朝方だけで、日中は時折霧雨まじりのあいにくの空模様でした。



ただ、台風が東に反れるためか、今のところ大天井岳周辺は雨風強くなく、おそらく大きな影響被ることなく、山の日からお盆休みを迎えられるのではと、個人的には期待も込めて思っています。



週間予報と睨めっこの、ここ数日となりそうです。



取材とは裏腹に・・・
2018/08/07


さかきです。

台風接近の前後は、日の出や日の入が割と変化に富むことがありますが、今朝はその例外にもれず、印象的な空でした。
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5時を回るころに日の出となりましたが、その数分間は目の離せない“劇場”と化し、
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シャッターを何度押したことか・・・


今日は、午前中から地元テレビ局SBC信越放送の中継取材が入り、私も何度か画面に登場。

メディア取材に極端に弱いため、とてもカメラ片手にいろいろ撮る気持ち的な余裕はなく、今日はこれだけ。


残念だったのは、せっかくの生中継だったにも関わらず、安曇野市最高峰、大天井岳からの大パノラマはほとんど望めず、
01164
夕方はこんな感じ。


取材クルーの方々のご期待に添えるような展望が望めなかったのが、心残りです。


明日以降の天気も微妙ですが、先ずは無事に中継取材終えられますよう、祈るばかりです。




あちこちで・・・
2018/08/06

さかきです。

台風13号の動きが気になるところですが、長野県から見ると東側をかすめるように通るため、北アルプス稜線への影響は、一時的なのではないかな・・・とは個人的見解。
いずれにしても、大きな被害や影響なく、早く遠ざかって欲しいところではあります。

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今朝のご来光。
浮かぶ雲の感じが、どこか秋っぽいなぁ・・・
午前中早々から雲が湧きはじめ、そのせいか日中の肌身で感じる温度も、凌ぎやすい感じでした。先々週のうだるような暑さ(稜線にしてみれば)と比べても、ほんの少しですが“秋”の気配を伺わせる今日一日でした。

そう思わせるのにはもう一つきっかけがあり、
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食堂前で、
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本館前の庭先で、
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テント場脇でと、あちこちでトウヤクリンドウの株が芽吹きだしたからです。


しかし、“秋”にはもうちょっと待って頂き、台風が過ぎ去ったあとは太平洋高気圧にもうひと踏ん張りしてもらいたいですね。
直に迎える“山の日”やお盆休みは、これぞ夏!という夏山全盛で、登山客をお迎えしたいからです。


【お世話になります】

昨晩は、日頃何かとお世話になっている認定国際山岳医でガイドもされる千島先生と、松本市内で小料理屋「さくら咲く」を営むオーナー家族が揃って来荘。
久しぶりにおいしい“バーボン”を頂きほろ酔い気分、贅沢な夜のひと時を過ごさせてもらいました。

今後もよろしくお願い致します。




季節の移ろい。
2018/08/05

さかきです。

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お天気が続けば、週末の人波は自然と多くなるもので、昨日は大勢の方にご利用頂きました。
その分、小屋ご利用の方々には、お部屋が手狭になるなど、ご不便をおかけしました。

今日も引き続き日中のガスの湧き立ちはほとんどなく、いい天気となりました。

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日の出は、夏至の頃と比べると約30分遅くなり、今朝で概ね4:55頃。
気づけば明後日は立秋。いつもながら、月日が経つのは早いです・・・

01134 ▲ミヤマコゴメグザ
01140 ▲ミヤマツメクサ
01130 ▲オヤマソバ
112801 ▲コマクサ
大天荘周辺で見られる花の種類、徐々に少なくなってきてはいますが、コマクサもまだまだちらほら元気に咲いています。

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今日、そんな花達を撮りに小屋の近場を歩いていたら、ハイマツの根元に赤いものがちらほら。
01132 ▲ウラシマツツジ
朝晩だって、そんなに冷え込むような日はまだほとんどないのに、早くも色づくウラシマツツジ。もちろんごく一部ではありますが、立秋近しで、なんとなく少しだけ秋めいた感じを受けなくもありません。
季節の移ろいを感じるこの瞬間、個人的には好きです。


とはいえ、まだまだ北アルプスの稜線、“夏”は健在、夏山十分楽しめます。




【夏山常駐パトロール隊】
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今朝も2名立ち寄られました。数年ぶりに北アルプス南部地区の常駐隊隊長 吉田さんと藤田隊員。少しの時間だけですが、直近のお話をいろいろ聞かせてもらいました。
自然相手では、やはり無理は禁物、“安全第一”。私含めて再認識です。
パトロールお疲れ様です。

【ご縁】
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数年前に、小屋に忘れ物をされ、後日着払いでお届けした・・・小屋側としては、そんなに大したことしたつもりは全くないのですが、それから毎年、同じグループでここ大天荘に宿泊もしくはお昼ご飯の立ち寄り等でご利用頂いている東京からお見えのグループ。
加えて、じ・つ・は、き・ょ・ね・ん・・・・と硬い話は抜きにし、これも何かのご縁かな、と勝手に思い込んでいる私ですが、「大天荘登山を毎年の恒例にしようか」とおっしゃっていただきました。
機会あれば、秋の芋煮シーズンにお見え頂けるとのこと。

愉快な山仲間のようで、うらやましい限りです。
これからも、安全で楽しく山登り続けられてください!
ご利用ありがとうございました。

朝と夕方。
2018/08/03


さかきです。

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今朝の様子。
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夕方の様子。


たまには、こんなのも面白いですね。


ところで、昨日水源地に、ポンプアップ用のエンジンを男4人がかりで運んだ旨お伝えしましたが、今日その据え付けを無事に終え、約2週間ぶりに沢の湧き水を揚げることに成功。
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・・・ホッとしました。


【お知らせ】
明日8月4日土曜日は、大天荘かなりの混雑が予想されます。
ご利用予定の方には、何かとご不便等おかけすることと思いますが、予めご了承願います。





“水”のありがたさ。
2018/08/02

さかきです。

今日は、昨日から延期になっていたヘリコプターの空輸作業が早朝から行われました。
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日の出直後から荷受けの準備をする男性陣。
最も女性陣は、その間に小屋内の清掃を進めてもらっていますので、この空輸作業はスタッフ全員、各人がそれぞれの持ち場で活躍する一大イベントです。
ヘリコプターが飛べる空模様につき、朝からスッキリした青空が広がりました。
5387 ▲槍ヶ岳
5396 ▲穂高連峰
概ね日中もよいお天気でしたので、縦走に出られた方は、気持ちの良い登山ができたことと思います、暑かったでしょうけれど。



そして今日の空輸作業は・・・
0109001 ▲合戦小屋
おわかりになりますか?2機のヘリコプターを投入しての空輸作業。珍しいことです。
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昨日のブログで少しお話した、重要な荷物とは・・・
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実は今現在、大天荘の水場のエンジンが不調につき、その代替えのエンジンを待っていたところです。ここ数日ポンプアップができず、備蓄している水を少しずつ使っている次第。
ここのところ降る雨の量が少なく、週末に向けての水を貯えておくためにも、ここは必須の仕事。
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“それなりの重さ”があるため、男4人で水源地まで運びます。


・・・いやぁ、かかりました、運ぶ時間が。
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午前中の早い時間には出発したものの、水源地に着いたのは夕方前。




というわけで、水の確保が山小屋にとってはとても大切な事ゆえ、くれぐれも山小屋の水は、節水にご協力をお願い致します。




トウヤクリンドウ。
2018/08/01

さかきです。

大天井岳直下の登山道で、今日見つけました。
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夕方、山頂近くで写真を撮り、その帰り道にふと登山道の脇に目をやると、まっすぐに凛と伸びた一輪のトウヤクリンドウを。
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花びら開くのは時間の問題だと思われます。
この花を見ると、涼しげな気分になり、多少なりとも“秋”を感じずにはいられません。
稜線だってこの時期は暑いわけで、涼む対象物をついつい探す果ての行動が、毎年の“トウヤクリンドウ探し”となるのでしょう。

そう、まだまだ北アルプスは夏真っ盛りです。




さて夕方の大天井岳から見た今日の光景はというと、
 ▲大天井岳山頂を横切るヒコーキ雲
536701 ▲霧の晴れ間から槍ヶ岳
537901 ▲常念岳と穂高連峰の間 かなとこ雲 遠望
535501 ▲大天荘とブロッケン現象
今シーズン、ここ大天井岳では初めてブロッケン現象を見ました。


明朝は、今日視界不良でできなかったヘリコプターの空輸作業が待っています。


明日はいつも以上に重要な物が揚がってくる予定。一体なんでしょう。
また明日のご報告で。



慌ただしい一日になりそうです。



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北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。

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