大天荘 スタッフブログ
雪はだいぶ融けました。
2017/10/31
さかきです。
昨日の雪模様から一変、今日は一日良い天気でした。
昨日は風が中心だったようで、積雪自体は多くありませんでした。にわかに積雪した分は、昼間の陽ざしでかなり融けました。
▲槍・穂高連峰
手前を横切っている白い帯は、大天荘から常念岳方面に伸びる登山道。
▲中央 常念岳 遠望 富士山他
一昨日の雨が功を奏したのか、一週間程前の降雪による積雪は、かなり少なくなりました。当時画像には残せませんでしたが、この画面のほとんどが真っ白だったことを覚えています。
▲表銀座縦走路 燕山荘方面
確か先週の降雪直後、この縦走路を歩いた時は、平均膝位までのラッセルを強いられましたが、今日は地肌が露出しているのがよくわかります。
この後、通称“切通”分岐辺りまでの、夏道の様子を見に行ってきました。 ▲切通~大天荘中間部
午前中のうちに行けばよかったのですが(画像暗くて申し訳ありません)・・・雪は概ねしまっており、所々凍結箇所があります。朝下山時などは、アイゼンの装着が安全かと思われます。 ▲切通付近
このトラバース部分だけはスコップでカッティングしましたが、朝夕の凍結時の通行の際は注意が必要です。 ▲切通から見た縦走路
今日、お見えになられたお客様によると、燕山荘~大天荘の間は、凍結箇所はあるものの、雪は概ねしまって比較的歩きやすかったとのことでした(お一人の方はアイゼンは携行しつつも、つけずに来られたそうです)。
ということで、この次までにまとまった降雪が無い限りにおいて、燕山荘~大天荘の登山道に関しては、積雪期に耐えうる装備を携行して頂ければ、雪が多い等による通行の支障はほとんどないものと思われます。
ただ、踏み固められた雪面は、「融ける→凍る」を繰り返すため、部分的に滑りやすくはなっているかと思いますので、変わらずアイゼン等の携行はお勧め致します。
営業もあと4日。
初冬の北アルプスの雪景色を、一人でも多くの方にお越し頂いてご覧いただけるよう、残り数日間も登山道の状況等、なるべくわかりやすくお伝えしていくよう心掛けたいと思います。
なお、燕山荘~切通分岐間、先日の降雪時に所々の夏道にロープを張り、冬道に誘うよう施した箇所がありますが、あくまでお客様判断において、ロープを跨ぎ、夏道通行できそうであればそれでも構いません。
プロフィール
北アルプス大天井岳(2,922m)まで10分の場所にある大天荘スタッフが目にする自然の息吹をお届けします。
カテゴリー
カレンダー
最近のコメント
- Re: 雲海。
サカキ様 相変わらず頑張り過ぎてますね!! 何時も良い写真を有難う御座います毎年、有明荘、燕山...
- お世話になりました
週末は、色々と大変なご事情の中、 本当にお世話になりました。 おかげさまで、ゆっくり過ごすこと...
- Re: 今年初の水源地。
悪天候の中、お疲れさまでした。 スタッフの苦労を見るたびに水の大切さがよく分かりますが、シーズ...